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 通勤電車活用のすすめ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:久田 一彰(ライティング・ゼミ 冬休み集中コース)
 
 
「通勤電車活用術のFacebookグループに入りませんか?」
友人のIさんから突然こんな誘いを頂いた。
彼は、「ハイブリットワーク・シフトし、時間を効率的に使い、人生を豊かに」しようと活動している。
昨今働き方改革が始まり、「効率的な仕事をして実績を上げよう!」と叫ばれているが、
具体的な方法は会社から指示は無く、どうやったら実践出来るか、みんなで探り合いをしている。
また、最近副業解禁の流れもあるが、本業とどう両立していくか、時間をどこで見つけるのかが課題となってくる。
そこで目をつけたのが、通勤電車内の時間の使い方だ。
 
 
通勤電車は動く書斎であり、自分時間を確保し有意義な使い方が出来る。
つまり「通勤電車活用術」とは、電車内での時間の使い方・スキルアップする方法を情報交換しようというものだ。
 
 
関東の大手私鉄9社のうち、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、小田急電鉄の4社では専用車両による有料特急を走らせている。最近では小田急ロマンスカーGSEや西武鉄道「Laview(ラビュー)」等、新型が導入されている。
有料特急の狙いとして、需要が観光客以外に、通勤で使用する会社員にもあるとしての投入だ。
関東近郊に限らず、全国各地でぞくぞくと有料特急は注目を浴びているはずだ。
わたしの住んでいる福岡でも、小倉~博多間に新幹線の他、特急電車「ソニック」が通勤者には人気だ。会社員のほか、学生も乗っているので驚きだ。
確実に座ることが出来、かつ特定の時間が確保されているので、通勤電車活用としては、有料特急はもってこいである。
ただし、座れるからと言って、寝る・ゲーム・ネットサーフィンだけでは、有意義には使えているとは言い難い。
 
 
そこで、通勤電車内でどう活用していけばいいか、どんな効果が得られるか探ってみよう。
有料特急を使う場合と、そうでないパターンの2つがある。
 
 
まずは、有料特急を上手く使っている「通勤電車活用術」友人たちの例だ。
メールチェック、Facebook投稿、メルマガ・ブログ作成、1日の仕事スケジュールの確認をノートで行う。
彼らは会社員でありながら、副業もしており、続々と成果を出している。
本業で結果を出しながら、残業時間も減らして、有休もどんどん取得していく。
さらに会社から許可をもらっての副業・講師業・セミナーへの登壇をしており、
とても活用が上手だ。
 
 
さて、私の場合は、有料特急を使わず、普通列車で使うパターンである。
電車内では、主に仕事と趣味に使っている。
 
 
仕事で効果が発揮できたのは、昨年末、初めて社内で講座を開催する時と、社内研修講師になった時、そして今年に入ってこの記事を書いている時だ。
何しろ本業をしつつ、初めて3時間と6時間の講座を担当し、さらに記事を時間内に書くのだ。
時間はいくらでも欲しい。
 
 
朝7時9分の電車に乗る。
会社の最寄り駅まで、50分かかる。
始業までの残りはドトールでコーヒーを飲みながら、ニュースチェックや好きな事に充てる。
 
 
電車で座れると、まずはメールチェック、Facebook投稿、1日の仕事の確認。
それが終わると、残りは、講座関連・記事をノートへ書く時間ができる。
座れないときは、ノートを書けないので講座の音声確認や読書へ充てる。
 
 
講座は、デモンストレーションがあるが、そのあとは基本的に全部自分で実施しなくてはならない。
揺れる電車の中で流れをノートに書き、音声や録画を見直して作り上げていく。
録音を毎日聞きながら、ノートを追っていく。
ある程度覚えていくと、ノートに再現していけるか、何も見ずに書いていく。
家でリハーサルし、それを動画やICレコーダーに録音し、振り返る。
忙しい年末の中で、仕事が終わってからしようと思っても、中々時間の確保は簡単ではなかった。たまに疲れて寝てしまう時もあるが、通勤電車での往復の100分は本当に貴重だ。
 
 
そして、記事を書く際は、ノートにメモをどんどんしていく。
車内のヒューマンウォッチングや車窓・中吊り広告からネタは無いか探すのも面白い。
 
 
何より友人たちと活用内容をグループ共有しているので、座る電車の位置はここがいい、
揺れる電車でノートを書くのに最適なグッズはこれだ、と情報をゲットでき、お互いインスパイアされるのも嬉しい。
 
 
趣味では音楽の時間として活用した。
わたしは北九州市交響楽団に、バイオリン奏者として所属している。
週に1回の活動だが、仕事をしていると、趣味の時間はまとまって取りにくい。
 
 
そこで、週1回木曜日の電車内では、iPodで曲を聴く時間として活用することにしている。
聴きながらミニチュアスコア(オーケストラの全パートが載っている楽譜、指揮者が使うものの小さい楽譜)を開く。
聴いたことのない曲を耳と目で覚えるまでは、時間がかなりかかる。
オーケストラの曲は、1曲5分や交響曲は40分~60分。長いものはもっとあるのだ。
繰り返し聴かないと、忘れていってしまう。
演奏会までの準備期間は、約半年だ。いかに早くに覚えるかで練習の上達具合も違ってくる。
だが、覚えてしまえばこっちのものだ。弾いていてとても楽しい。
さらに、仕事に向かうのも楽しくなる。
 
 
さあ、わたしは、こうして仕事と趣味で活用している。
あなたは通勤電車内をどんな風に活用するだろうか?
是非、チャレンジしてみよう!
 
 
 
 
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2020-01-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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