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女子が料理教室にハマっちゃう理由を考えてみた


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:渡部梓(ライティング・ゼミ特講)
 
 
私はある料理教室の会員です。先日もパン作りのレッスンに行き、シュトーレンを作ってきました。その日も、主婦から20代くらいの若い女の子、小学生やマダムまで様々な世代の女性で賑わっていました。
 
パン作りのレッスンでは、発酵時間や焼き上げる時間など、待つ時間ができます。この待ち時間に一緒にレッスンを受けた人とお話ししていると、
「もう10年近く通っていて、チケットが切れそうになるとついまた買ってしまう」
「お母さんがやっていて楽しそうだったから始めた」
なんて、料理教室を始めるきっかけや身の上話で盛り上がってしまいます。
そんなお話を聞きながら、私も含め、なぜ料理教室に皆ハマっちゃうのかなとふと考えてみました。だって、料理だけなら今の時代、切った食材とレシピが一緒に届けられるミールキットもあります。スマホを開けば誰でも簡単にレシピを知ることができます。調理家電も進化しています。一昔前より格段に料理へのハードルは下がっているはず。それでも料理教室についつい通っちゃうのはなぜだろう? 思い出されるのは私が料理教室を始めるきっかけです。
 
「無料体験レッスンがあるんだけど行ってみない?」
私は結婚に伴い仕事を退職し、夫の住む地方へ転居しました。地元を離れ、知り合いのいない、住み慣れない土地での暮らしに慣れない家事。結婚してすぐは仕事もなく、家とスーパーの往復しかせず、夫としか会話をしない日々に私は寂しさや苦しさが募っていました。この状況を変えるため、どうにか再就職した職場で仲良くしていた同僚にこんな風に声をかけてもらい、私は料理教室デビューしたわけです。
 
料理教室でお会いした先生は、皆さんとにかく褒め上手で指導されているのになぜか癒されます。
その癒され度はマッサージ級だと勝手に私は表彰しています。
マッサージ店でよくある、
「今後こんな風に姿勢に気をつけると疲れにくくなりますよ」
と、自分を否定されず、的確なアドバイスが受けつつ施術を受けて癒されている感じ。先日のシュトーレン作りでは必要な計量のアドバイスを明るく的確にしていただきました。指摘や指導を受ける時、その仕方によっては傷ついたり腹が立ってしまうこともありますが、そんなことは私の中では今まで一度も起こりませんでした。
 
当時の私を思い返すと、再就職できたと言っても、ここでも慣れない仕事をしながら新しく人間関係を構築しなくてはいけない状況がありました。気軽に話すことができて自分を否定することのない先生との会話に気持ちが救われていたのだと思います。以前、新卒の時に地方勤務になった友人が「知り合いがいなくて寂しかったから、本当は買う必要もないのにコスメカウンターに行って美容部員のお姉さんと仲良くなっていた」と言っていたのを思い出しました。私もまさにそんな気持ちでした。
 
そもそも家事はやらなくてはならない、面倒臭いと感じている人も多いでしょうし、孤独な作業です。特に料理は、毎日何かしら食べなくてはいけないので作業頻度が高いのですが、メニューを考えて作って食べて片付けるという工数の多いルーティンを毎日繰り返さなくてはなりません。これが私には苦痛でした。料理教室に行きさえすれば作るメニューは決まっていて、苦手に感じている人でも先生の指導で簡単に料理やスイーツ、パンが完成する。それが写真映えするので、料理が完成するとスマホのシャッター音が教室内に響きます。
 
慣れない家事や知り合いの少ない環境に疲れ切っていた私は、褒め上手な先生と写真映えする料理を作ったという達成感にすっかり魅了されてしまいました。夫と二人の生活は自由気ままで楽しかったけど、夫以外の誰かに認められたい。頑張った、出来たねと言ってもらいたい。毎日頑張っている自分を褒める機会が欲しい。誰でもいいから夫以外の誰かと話す機会が欲しい。そんな気持ちを満たすのに料理教室はぴったりでした。
 
多くの女性は、多かれ少なかれこんな承認欲求を持っているのでしょう。毎日の家事でメニューを考えるだけでも一苦労、家にいたら誰とも話さず孤独な主婦。一人暮らしを始めて自分で料理をするのに苦戦し嫌になってしまったOLさん。可愛くできたスイーツをインスタに上げて、いいねと言われたい女子大生。そんな、誰かに認めてもらいたい、誰かと話したい、自分を褒めて帰ってからの家事を少しでも楽しくしたいという人が集まっているのかもしれません。だから、ついつい通っちゃう。そして完成した料理を口にして、一人ニンマリするのです。
 
決して安いレッスンではありません。それでも少しの承認欲求を満たすために通うレッスンは、女子が毎日を楽しく暮らすための必要経費。それで料理が楽しく感じられるようになったら儲けものです。
 
ちょっと誰かに褒められたい。達成感を味わいたい。そんなあなたも、ぜひ料理教室に通ってみてください。きっと私と同じように承認欲求が満たされ、癒されちゃいますよ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2020-01-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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