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メディアグランプリ

最強の武器。


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記事:北川悦子(ライティングゼミ平日コース)
 
「一番ワクワクすることですよ」
去年一月初めセミナーに参加した。目標を決めて実現させるためのセミナーだ。
元々、目標を決めて計画的に実行するなんてことは出来ない私。小学校の夏休みの宿題はいつも最終日に慌てて間に合わす方。サラリーマン時代も時間を細かく分けて仕事をこなすなんてことは窮屈で、早くこの時間から抜け出したいと思っていた。
 
だからこそのセミナーだったのだが、そのセミナーでの目標の決め方は、「やらなければいけないことで、いつまでにと決めてそれをやりきる、そんな目標はダメです。やらなければいけないと思っている時点でそれは、本心からのやりたいことではないです。本心から、やりたいことを目標にしてくださいね。それをやることが面白い、抗いがたいほど魅力的なワクワク感が伴うことにしてくださいね」と。
 
さて困った。自分の中で、やらなければいけないことしか思い浮かばない。仕事をしないといけない。家事もしないといけない。家庭では妻としていなくてはいけないと思っていた。
 
ワクワクが伴うなんてことは自分の日常には全くない事に気づいてしまったのだ。子供の頃は何をしていても面白かったはず。いつごろからか、何かをして面白い事ではなく、痛い事や悲しい事もあることを学んでしまった。その痛い事や悲しい事、そんな思いをしなくてもよいよう、自分の中で意図せず、面白い事を封印してしまっていたかもしれない。
 
何事も、「頑張ります」と答えてしまう自分。義務感でなんでも行っていた。なのでだんだんとそこには楽しいや面白いが皆無になっていた。それに気づかずにいた。すると心臓が一度止まりかけたのだ。義務感だけで生きていてはだめだと、身体の方が先に反応したのだった。命を取り留めたことでやっと気付けたのだ。頑張っているだけではだめだと。楽しい面白いがなくなっていたサラリーマンをやめるきっかけとなった。
 
そこから何のために生きるのかを探す旅が始まった。年始のセミナーもそうだ。今まで「頑張って来た」私は生きる目的を求めて迷子になっていた。
 
面白い事やワクワクが伴うことを目標とする。面白い事は頑張らなくても面白い。頑張ってワクワクするものでもないはず。そこで考えた。子供の頃は何が楽しかったのか、自分がやりたいと思っていたことは何だったのか。思い出した。憧れのホノルルマラソン!
 
自分は中学高校と部活動で走るのが楽しかった。マラソンが特に楽しかった。だが、早くに結婚、子供もいたので、周りは海外旅行のブームの時代だったが自分は子育てが一段落しないと行けないと思っていた。海外旅行を兼ねて走る。そんなことをしたいな、と漠然とであるが考えていたことを思い出したのだ。
 
だがすでに自分は50代も後半。ウォーキングをしても今は一時間まで。何年か前には年1度山へ登っていたが最近はご無沙汰。この状態から42.195キロ走れるか? だが抗いがたいほど魅力的なワクワク感を伴って、ホノルルマラソンに出たいと思ってしまったのだ。セミナーではホノルルマラソン完走を目標とした。
 
その目標を実現するにはどうすればよいのか。それまでに自分がやるべきことを、期間を区切って決めていく。実現するために応援してもらえそうな人を探す。そして当日を迎えた時を想像する。目標の完走をしたらどんな風景が見えるのか、どんな声や音が聞こえるのか、自分はどんな気持ちになっているか。
 
ホノルルマラソンは12月第2日曜、2019年は8日。1月から12月初めまで、3か月ごとに、10キロ20キロ30キロと、走る距離を伸ばし当日を迎える。時間がある。制限時間はない大会だ。何とか行けるのではと、見通しをたて、当日を迎えた自分を想像した。ゴールが見えて、何とか走り切った自分は、やったーと腕を上げてガッツポーズをした。やり切った満足感で涙が流れてきた。想像だけで感情があふれてしまったのだ。
 
だが現実は厳しかった。まず、3キロ走ることが難しかった。走ると足が痛くなる。その痛みが引くのに3日かかる。次に5キロと距離を延ばすと痛みが引くのに1週間かかった。初めて10キロ挑戦したのは9月。計画通りにはいかなかった。3月には10キロ走れるようになっていなければいけなかったのに。11月には15キロ2時間走と残りの25キロほどは歩いてみた。計8時間かかった。
 
そんな状態でのマラソン当日朝。42.195キロは未知の世界だが不思議と不安はなかった。なぜなら、1月の時点で、想像上、完走を体験ずみだったから。そして自分が出来る限りの努力はしたと思えたから。
 
スケートの羽生結弦選手がオリンピック優勝をしたとき、メダルを取った瞬間よりも、オリンピックへ向かう飛行機の中で、自分が優勝した瞬間を想像した時の方が、感動して涙が止まらなかったという。すでに、優勝できているのが当たり前だったからこその結果なのかと、この話を聞いた時に思ったのだ。
 
当然のように、私も完走をした。7時間41分08秒。うれしかった。1月に完走を想像した時ほどではなかったが。完走できるのは当たり前だったから。
 
目標を叶えるなら、ワクワクを感じて想像してほしい、それが出来た自分を。それは最強のの武器だから。
 
 
 
 
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2020-01-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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