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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
 
記事:大快和子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
受付というゲートをくぐったら、そこは<文学>という大海原だった―
 
「文学フリマ」というイベントにおじゃましてきました。
文学でフリマ? どういうこと? と思われる紳士淑女の皆さまに簡単にご説明しますと……文学冊子のフリーマーケットです!
そのまんまかい! とツッコまれてしまう回答で申し訳ございません。
この通りなんです。
 
会場に入ります。
フリーマーケットなので、会場内には出展者(サークル参加者と呼ばれます)が座る席と冊子が陳列される机がずらーっと並んでいます(ブースと呼ばれます)。
そこに置かれているのはサークル参加者が<文学>だと信じる、自作の冊子です。
ここで販売されているのは書店には売っていない、完全オリジナルの本なのです。
 
本って勝手に作れるものなの? と驚く方もいらっしゃるかもしれません。
作れますよ。
学校で作られた卒業文集。 あれはちゃんと印刷されて本の形態をしていましたよね。 でも書店では販売されていませんでしたよね。 だって学校オリジナルのものだから。
もし、お子さんのいる方でしたら最近ではよく撮影できた写真を選んでプリントに出すと簡単にオリジナルアルバムが印刷されて届きますよね。
感覚としてはこれらに近いです。
要は自分で作りたい・読みたい<文学>を書いて、印刷会社に出して本にして販売する。
(自宅のプリンタで印刷してホチキス止めするだけでも立派な本になります)
お客さんは一般の世には出ていない未知の物語を求めて会場に集まり<宝探し>をする。
そんなイベントです。
 
ちょっと興味がわきました?
「でも、そんな秘密めいたイベントだと行くのがためらわれる」
そう考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、私の今日の行動を紹介してみましょうか。
 
まず、今日の私は友人のサークルの販売補助で参加をしたのでブースに座る立場にいました。
サークル参加をする場合には参加費用が必要ですが、一般の来場者は無料で入場できます。
入口でパンフレット(無料)を渡されるのでどんなサークルが参加しているのかは会場内でチェックすることが出来ます。
イベントの前にどんな冊子が販売されているのかを知りたい方は、公式サイトを見ると電子カタログがアップされていますし、サークル参加者のSNSもリンクされているので自分が読みたい作風・内容をより詳しく知ることができるのでオススメ。
会場内はイベント開催時間中好きなだけ回ることができるので、カタログはイベント後改めてサークルチェックをしたい時用にバッグにしまって、直接本を眺めに行くのもよいでしょう。
 
サークル席には出展者が座っています。
作り手は自分の作った本をお客さんに直接手渡せるのがイベント参加時の醍醐味です。
お客さんとして参加する時には逆にちょっと緊張してしまったりもしますが、好きな作家さんと交流できるタイミングでもあります。
中にはプロの作家さんが書店では出さない個人的な本を販売していたりするので、この場でファンレターを渡せたりサインをもらったりできる場合もあるんです。
 
机に置いてある本の中身は気になるけれど作家さんが目の前にいると試し読みしずらい、手に取ったら買わなければいけないんじゃないか? という不安もありますよね。
そのために会場内には見本誌コーナーがあって、そこで内容をチェックすることができます。
 
イベント開催時間は11時から16時です。
会場と同時に入場した方は観て回っているうちに小腹も空くでしょう。
そのために場内には軽食販売店・休憩コーナーが設置されています。
自分で持ってきた軽食をこの席で食べることもできます。
会場で手に入れた<お宝>をバッグに忍ばせ、あたたかなコーヒーと軽食でひと休み。
至福のひと時です。
 
ちなみに、私が今回ゲットした<お宝>は、
・オリジナルの短編小説本
・とあるバンドマンのファンを公言する執筆者4名が、彼への想いを文章で捧げたトリビュートアンソロジー(350ページ超の文庫本!)、
・世界各国の歴史料理を再現する企画本(音楽家サリエリを中心に据えた18~19世紀ヨーロッパの食の変遷も解説)
・観光スポットに到着したらその場で短編小説が朗読され、参加者に文学を通してその場で起こった歴史的事実を想像してもらうという京都まち歩きツアーを記録しまとめた本
 
どうです?
会場にはこんな本がたくさん溢れているんです。
それも、作り手は普段ふつうに学校に通っていたり、会社勤めしているような人たち、もっと上の年齢層の方もいらっしゃいます。
発表されるジャンルだって、細かく分類したら60くらいにあがります。
今やSNSやブログで何でも発信できる時代ではありますが、本という形ある物として手に取り、読み進めていく時のワクワク感はひとしおです。
 
こんな「文学フリマ」、2020年は京都・大阪・京都・広島・前橋・福岡・岩手・札幌で開催されます。
いつも読んでいる小説、SNSで流れて来る情報、web媒体の記事とは趣の違う文章に出会えるイベントです。
 
<文学>という大海原で<宝探し>。
そんな冒険に出てみませんか?
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 
http://tenro-in.com/event/103274
 

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2020-01-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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