メディアグランプリ

「VIP向けビジネスの構築」

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:清水洋二(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
私は仕事柄というか立場的にか、新しいビジネスを考える機会がとても多い。今はどんな方向に世の中が進んでいるのか、その中でどのようなビジネスに可能性があり、私たちが進むべきか。四六時中このようなことを考えている。
 
ビジネスと言えば経営に関わる難しい事柄かと思われるかもしれないが、実際はそんな話はたまにしかなく。大半は現状のサービスをいかに満足度を上がるか、いかにスタッフの効率を高めるかなど、現場を中心とした企画立案と言う方が正しいのかもしれない。
 
最近にあった案件でいえば子供向けのイベントを開催するので、そこで子供が喜ぶ体験を考え、他には京都にあるホテルが主催するバスツアーの企画を考えたりしている。
これらは仕事なので、考えることは当然ではあるが、どちかというと依頼されていない自主的な考えが多いかと思う。
 
よく周りからは、「仕事のことばっかり考えていて疲れない?」
など小馬鹿にしたように言われることも多いが、私にとってはこれが案外居心地良いのであり、全く気にしていない。
 
特に今は世界の変化スピードが早いので、胡坐をかいた瞬間に私たちの小さい会社なんて傾いてしまう。そんな危機感を持っているから、常にアンテナを張っているのかもしれない。
 
そんな私が特に今、興味を持っているのが「VIP向けビジネス」についてである。
 
なぜこれに興味を持ったのかと言うと、私が参加している、国内最大級のユーザー数を持つとあるオンラインサロンを運営されている方の発信を読んでことから始まる。
 
その方は、「VIPビジネスの多くの方に求められているのに、受け皿と用意しているところ
があまりも少なすぎる。ここにいかに大きなビジネスチャンスが眠っているかを理解すべきだ」と熱のこもった文章を書かれていた。
 
その例として、航空会社を挙げており、航空会社はビジネスクラス、ファーストクラスなどの通常よりも高い席の購入者が航空会社全体の8割の売上を出しており、それが航空会社の収益を支えているらしい。
 
つまりは私などエコノミーしか乗らないお客だけでは飛行機は飛ぶことが出来ないということである。
 
飛行機の目的は目的地に着く交通手段の一つであり、それを言うとエコノミーでもファーストクラスでも乗っている時間に違いはない。(ファーストクラスの方の方が早く飛行機から優先的に出れる為に、少しの時間の違いがあるのはここでは考えないことにする)
 
あくまでも違いはサービスの質。
 
座席が広い、食事が美味しい、名前で呼ばれる、などサービスは航空会社によって違いがあるので全てを上げることは出来ないが、このサービスの違いに付加価値を感じる方だけが、飛行機に何倍ものの金額を払うのである。
 
もしもこのVIP向けサービスが航空会社に存在していなかったら、ここまで航空会社が多く存在することは無かったかもしれない。それぐらい航空会社にとってはVIP向けサービスは切っても切れない存在なのである。
 
「私もVIP向けサービスを取り入れなければ!」
 
影響されやすい私のアンテナは、この投稿にすぐさま反応し、自分のビジネスでも何とかこのVIP向けサービスを取り入れることが出来ないかと頭を働かせてみた。
 
私は食器などの器に関わる事業に携わっており、そこで私たちは全ての商品を同じ値段を付けて販売している。どの人が購入しても、この器は一つ5,000円と決まっている。これはもちろん当然の話である。同じ商品が購入する人によって変えることは出来ない。
 
ただしだ。
ここに何かしらの付加価値を付け、それを通常価格の何倍ものの値段を付けることによって、喜んで購入される方が居るのではないか。それを私たちが用意をしていないことで、購入してもらえる機会を失っているだけでなく顧客満足も下がっている可能性もある。
 
もちろん、器の業界でも既に先人達が付加価値を付けて販売している事例はある。ただ、その事例と言えば、こんなすごい人が製作したという名前の付加価値、いかにこの器が出来上がるまでに時間や手間を要したかという時間と手間の付加価値の2つのみだと思う。私の勉強不足かもしれないが、それ以外の付加価値を聞いたことはない。
 
もちろんそれも一つの付加価値であり、一朝一夕では出来ない素晴らしいことである。しかし私が目指しているのは、そことは少し方向性が違う。
あくまでも通常価格の商品は商品として販売を行い、商品自体は全く同じではあるがそこに付加価値を付けて値段を上げて販売することを目指している。
 
航空会社と同じように、同じ飛行機の中でのサービスの違いを打ち出していくことで、値段が何倍になったとしても、付加価値に魅力があれば必ずや求める方は居ると思う。
 
まだこの記事を書いている段階では、ビジネスになるようなアイデアは浮かんではおらず、まだまだビジネスになるには時間が掛かるかもしれない。
ただ、VIPビジネスの可能性は大いにあるのは紛れもない事実である。他社の成功例などを参考にて私のビジネスにも取り入れたいと思う。
 
このライティングゼミの受講中に実行できることを目指して。
 
 
 
 
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2020-01-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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