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アイドルに求められるのは「ストーリー性」である


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記事:ゆりのはるか(ライティング・ゼミ通信限定コース)
 
 
こんなはずじゃなかった。
社会人になる頃には、きっぱり辞めているはずだった。
青春時代の淡い思い出として、「昔ジャニーズJr.が好きだったんだよね」と語れるようになるつもりだった。
 
なのに、おかしい。
これがいつまでたっても離れられない。
都内在住、社会人2年目、ゆりのはるか。
現在進行形でジャニーズJr.のファンをしています。
 
わたしが好きなのは、「なにわ男子」という関西を拠点に活動しているジャニーズJr.のグループだ。あくまでJr.なので研修生のような存在で、CDデビューはしていない。でも、結成1年半にしてすでに、とんでもない人気を集めており、行っている仕事の内容はすでにデビューしている人たちと同レベルだ。
 
なにわ男子単独で全国ツアーを行ったときには、そのチケット倍率は70倍。1月には大阪城ホールでの単独コンサートも5公演開催した。現在は某チューイングキャンディーのCMに出演中。バラエティの冠番組も持っており、7月からはメンバー7人全員で主演ドラマまで決まっている。
 
いったい、彼らのなにが多くの人々を魅了するのか。
その答えは簡単である。
 
彼らが「ストーリー性のある」アイドルだからだ。
 
なにわ男子はジャニーズJr.といっても、事務所に入ったばかりの人の集まりではなく、一番ジャニーズ歴が長いメンバーである藤原丈一郎くんは今年でJr.歴16年だ。ほかのメンバーも11年や9年、短くても今年で6年。つまり、これまでにメンバー1人ひとりがそれぞれJr.として数々の活動をしてきたのち、やっとたどり着けたグループが「なにわ男子」なのだ。
 
藤原丈一郎くんは「なにわ男子」を組むまでの14年、ジャニーズJr.のなかでも1軍に入ることはできず、後輩のバックダンサーを務めることが主な仕事となっていた。そんななかでも関西人らしく漫才やトークのスキルを高めるなど、自分の強みを見つけて諦めずに努力し続けたのちに、初めて1軍のグループに入ることができた。
 
このグループにたどり着くまでに彼が歩んできた道は、決して平たんな道ではなかった。舞台の仕事では1000人の劇場の客席すらも埋まらなかったり、よく一緒にダンスをするメンバーが固まってきても公式グループにはなれなかったり、心が折れて辞めてしまうのではないかと心配になるような場面がたくさんあった。
 
それでも、彼は諦めなかった。諦めなかったから、「なにわ男子」になることができた。諦めずに努力を続ければ報われる、という希望を藤原丈一郎くんから得たジャニーズJr.やそのファンも多いことだろう。
 
このように、なにわ男子になるまでの「ストーリー」がほかのメンバーにも色濃くある。藤原丈一郎くんはその代表例だが、そもそも関西拠点のジャニーズJr.はグループを組めたの自体が数年ぶりで、なにわ男子ができたことそのものすら奇跡に近い。
 
苦労しているところから、努力が報われて夢を叶えていくところまでの過程をすべて見ていると、紡がれていくストーリーの先をこれからもずっと追いかけていきたいという気持ちになってしまう。まるで長いオーディション番組を見ているようだ。高校時代からなにわ男子のメンバー1人ひとりを応援しているわたしは、この先のストーリーが気になって、いつまでもなにわ男子から離れられない。なにより、彼らにはまだ叶っていないCDデビューという大きな夢があるし。
 
なにわ男子のメンバーがひとつの夢に向かって泣いたり笑ったり、ときにメンバー間の人間関係にも悩んだりして、いろいろな感情を得ながら、みんなで壁を乗り越えていく姿は、学生時代の部活のそれと似ている。そのようにチームで努力を重ねて、目標を達成したときにはみんなで涙するような経験を、誰だって人生で一度はしてきているはずだ。それがまさに青春の思い出とされるものであり、どんな人でも心の奥底で大切に思っている経験だと思う。
 
チームで勝ったときの高揚感とか、負けたときのどうしようもない切なさとか、そういう感情の一つひとつが愛おしくて、たまにふと懐かしくなる。そのときの感情を思い出したくて、人はオーディション番組とか甲子園とか、そういう類のものを愛するのではないだろうか。わたしにとってなにわ男子を応援することは、そのひとつだ。
 
夢に向かって必死に頑張っているから、報われてほしい。
と、過去同じように努力していた自分のことを思い出しながら思う。それと同時に、あの頃の必死さをわたしも取り戻したくて、なにわ男子から夢に挑戦する勇気をもらう。大人になるにつれて現実をみることが増え、簡単に挑戦することができなくなってしまったわたしにとって、なにわ男子が頑張っている姿は自分も一歩踏み出して頑張れる原動力になる。
 
今の時代、アイドルは王子様じゃない。
顔がかっこいいとか、疑似恋愛できるとか、そういう要素も少なからず求められているかもしれないけれど、泥臭くてもがむしゃらに努力して、地道に夢を叶えていく人間的なアイドルこそ、応援したくなるアイドルなのではないだろうか。
 
なにわ男子のストーリーはまだまだこれからも続く。
アイドルが夢を追う過程を見ていきたい人や、自分自身に挑戦する勇気が欲しい人は、ぜひ一度なにわ男子のライブを観に行ってほしい。
きっと、心が満たされる何かが見つかるはずだ。
 
 
 
 
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2020-05-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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