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メディアグランプリ

一ヶ月に1冊も本を読めなかった私が、積読を一ヶ月で20冊以上読めるようになった理由。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:金澤 鮎香(ライティングゼミGW特別集中コース)
 
 
「あ、この本おもしろそう」
 
ついつい買ってしまうものの読まない本。ぱらぱらっとめくり
「ん~思ったより難しそう、落ちついて週末読むか」
本を閉じ本棚へ、そしてその週末は永遠にやってこなかったりする。そんな経験ありませんか?
 
私はそんな経験ばかりである。話題になった本、インフルエンサーがオススメしていた本、友達が面白いよっと言ってくれた本。取り合えずその場でぽちっとネットで購入。でも読まない。読めない。なんとなく気が乗らない。元々本を読むのが好きなタイプではないので尚更だろう。どんどん積み上がって行く積読。溢れかえる本棚。タイトルだけ見て何となく読んだ気になる自分。
 
「本は読んだ方がいい」
 
よく言われるから、読まなきゃいけないから、読む。そんな感じなので、一ヶ月に1冊読めば良い方。全く読まない月もある。
 
でもそんな私が積読を一ヶ月で20冊以上解消できるようになった。
 
別に自己啓発セミナーを受けた訳でも、すごい読書術を習った訳でもない。
誰にでもできる簡単な方法だ。
 
それは「読んでいない本を、メから始まる某フリマアプリに出品すること」
 
フリマアプリとは、自宅で要らなくなったものをアプリ上で簡単に売れる仕組みのこと。
値段が変動する有名なオークションアプリとは違い、決まった値段で即決できることが特徴だ。
 
「読んでない本売ったら意味ないやん! 積読解消って物理的に本をなくすってこと!?」
 
そう思う方もいるだろう。違う、違うのだ。ちゃんと読む。取り合えず出品し「売れたら」読む。それだけである。
 
なぜこの積読解消術が有効なのか。私が思う理由は以下3つである。
 
①人間二度と読めないとなったら意外と読む。
 
私は何でも先延ばししてしまう豆腐のような根性の人間なので、〆切がないと何もできない。なので折角買った本も、買ったことに満足し「面白そう、また読も~~」で二度と読まなかったりする。
でも「やばい、いつか読もうと思ってた本売れちゃったよ! 来週には発送しないと!」
だと意外と読むものだ。発送期日は自分で設定できる(最長1週間)ので、期日内に読めなかった……。ということは案外少ない。そして期日が迫り、尻に火が付くと焦っているので集中して読める。
多い時は毎日本が売れるので、一日1冊本を読んでいた。大変だった。
あの時は流石にたくさん売れても嬉しくなかった。
 
②めんどくさがりのツボをおさえるフリマアプリの憎いシステム。
 
「そんなこと言ったって、出品とか発送とかめんどくさいんでしょう?」
 
私もそう思っていた。これまで読んでいてお察しの通り、私はマメなタイプではない。できれば面倒なことはしたくない側の人間だ。だが最近のアプリはすごい。
本は、バーコードを読み取るだけで情報が自動的に入力される。そして売れやすい価格まで設定してくれる。(全てのフリマアプリに適用されるかは分からないが)
別に高く売りたい訳ではないので、アプリに言われるがままやれば自然と売れた。あっけないほど簡単だ。
 
「そんな簡単に売れなさそう」
 
私も思っていた。だがミーハーな私は話題の本を多く持っていたので、意外と売れた。もちろん売れない本は売れないけれど、なんせ積読は沢山あるものだと思うので、少なからずは売れるとは思う。
発送も梱包してコンビニに持って行ってQRコードをかざして終わりである。送料は自動で売り上げから差し引かれる。面倒な住所も書かなくていい。
 
「ここまで手間を省いてやっているのに、お前らそれでも面倒というか??」
そーんなアプリ開発者の心の声が聞こえて来そうなくらい、「ああめんどい、やめよう」と思わせない工夫がされてある。本当にすごい。
 
③ついでにおこづかいもゲットできる。
 
ここが重要で売れるということは、お金をもらえるということだ。お金が嫌いな人はあんまりいないと思う。私は低俗な人間なので、売れるとやっぱり嬉しい。初めて一冊売れると楽しくなってしまい、どんどん出品したくなった。
 
面白いことに売れれば売れるほど、本を読まざるを得ないので、本を読むのに慣れ、本を読むのが以前より好きになった。
そして稼いだお金でまた新しい本を買う。新しい本も出品し、売れたら読む。アプリ内でぐるぐる経済を回している。掌で転がされている気もしないでもないが、便利なのだからしょうがない。
 
以上、私のオススメ積読解消読書術である。かなり低俗だけど意外と有効だ。
本を売れば売るほど、買う本も読む本も増えた。
 
だけど1つだけ悔しいことがある。
 
売れて読んだ本がめっちゃおもしろくて
「ああ~~、売らなきゃよかったぁ~~~~!!」
となること。
 
そんな時は著者に敬意を払って、売った本は定価で再度購入するようにしている。
 
 
 
 
***
 
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2020-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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