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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ながはら なおこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
お・も・て・な・し
 
オリンピック招致で流行語になったこの言葉だが、何も今に始まった言葉ではない。
昔から私たちの心に根付いている日本人の精神性を表した言葉である。
 
この「おもてなし」という言葉は平安・室町時代に発祥した茶の湯から始まったと言われており、語源は「ものを持って成し遂げる」と「表裏なし」
つまり表裏ない心でお客様をお迎えする。という意味。
お客様をお迎えする際には心を込めて準備をする。
いかにその方に喜んでいただけるか、どうしたらその方に満足して頂けるかを考えて行動すること。
つまりおもてなしは「おもてなしする側が主体の言葉」である。
 
私にとって服選びはそんな『わたし』へのおもてなしの心に溢れている。
 
おもてなしをするにあたり、まずはお相手の方の好みや雰囲気を知る必要がある。
そのために、私はまず『わたし』の好みをチェックすることからスタート。
「『わたし』はどんな服が好きか?」
「『わたし』はどういった服が似合うかな?」
ファッション雑誌やブログを参考に今はやりの洋服をリサーチ。
年齢的なところもあるので流行も取り入れつつ『わたし』の好みに合った『わたしらしさ』が引き立つアイテムをピックアップ。
 
「パステルカラーでひざ下あたりまで丈のある、襟なしの薄手のロングコート」
「差し色として使うビビットカラーのカーデガン」
「ドット柄、もしくはそれに似た柄のロングプリーツスカート」
「あ! あのスカートに合う白のシンプルニットも欲しいな」
 
そして『わたし』がこのアイテムを着ている姿を想像する。
「うん、悪くない!」
 
次はこの厳選されたアイテムリストを手にいざ買い物へ!!!
もちろん今のこの時代、わざわざ買い物に行かなくても、ネットで探し「ポチッ」とボタン一つで家にいながらお気に入りのアイテムを手に入れることができる。
ましてや、リアルショッピングよりも選択肢が多い。
また、朝でも夜でも時間を選ばずショッピングをすることができる。
 
でも私は『わたし』に最高に似合うものを、私が考えて選んで提供したい。
色一つを取っても「カラー診断」というものがあるくらい、その人にとって似合うカラーというものがある。
例えば一言「黄色」と言えどもレモン色、山吹色、薄黄色、タンポポ色、黄金色などさまざまな種類がある。
どの黄色が似合うのかは試着してみないと分からない。
また、形、丈、フィット感、素材どれが『わたし』に似合うのか。
まさに感覚勝負。
 
それならオーダーメイドという手もある。
プロの目で寸法も色も素材もまさに『わたし』にピッタリなものを提供してくれる。
確かにそうかもしれない。
ただ、それでは手軽過ぎておもてなしという観点からすると少し面白みに欠ける。
どれだけ時間をかけてその人のことを想い、想像し、準備をするか。
そこにおもてなしの醍醐味があるように思う。
 
そしておもてなしを受けてもらった瞬間を想像する。
そこにはおもてなしをした側の想いとされた側の想いが入り交じり何とも言えない空気感がある。
そういった空気感を味わうためにもやはり自分の手と足と目と、あらゆる五感をフルに使っておもてなしができるリアルショッピングだろう。
 
アイテムリストを手に駅前のショッピングビルを歩いていると私がイメージしていたアイテムを発見。
店の中に入り、身体に当ててみる。
「うん、良い感じ。すみませーん。試着いいですか?」
「う~ん……。何となく違う感じがするなー」
「ちょっと考えてみます」
 
そして次の店へ。
「お! これはいいんじゃないの? すみませーん。試着いいですか?」
「うん! うん! この感じ!! おーこれいいなー」
パシャリ! 写メを撮り一旦保留にする。
 
そしてまた次の店へ……。
 
もっと『わたし』に合う服があるんじゃないか?
貪欲に服を探し試着する。そして、先程の写メと見比べる。
「う~ん……。さっきの方が似合ってるし、着た瞬間気分上がったよな」
 
そう、私の判断基準は似合うはもちろんだが、一番大切なポイントは「うわ~! これいい!!」と気分が上がるかどうかだ。
 
こうして私が厳選して買い揃えた服がクローゼットに加えられる。
すると『わたし』はファッションショーを始める。
 
「今日のこのカーデガンにはこのパンツも合うな」
「じゃあ、このヒールを履いても似合うかも?」
とっかえひっかえ買ったばかりのカーデガンに合う手持ちのボトムを合わせてみては鏡の前に立つ。
そして、次は買ったばかりのスカートと手持ちのトップスを合わせてみる。
 
こうしていろんな組み合せができ、レパートリーが広がっていく。
もうこの瞬間が至福のとき。
早く買ったばかりの服を着て出かけたくてたまらなくなる。
 
気分が上がりうれしそうな顔をしている『わたし』
そうそう、この顔を私は欲しかったんだ。
 
おもてなしをして私が得たいのは『わたしの笑顔』
今はコロナでこの笑顔はおあずけだけれども、また自由に外に出られるようになったらこの笑顔のためにまた服を買いに行こう。
 
 
 
 
***
 
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2020-05-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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