メディアグランプリ

2000字と温泉


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:峰 亮輔(ライティング・ゼミGW集中コース)
 
 
「今日から毎日2000字の記事を毎日提出してください」
 
今回、ライティング・ゼミに応募して出された課題だった。
そして私はGWの特別講座に申し込んでいたので、9日間毎日提出する必要があった。
今日は、7日目だ。
 
GWということもあって、課題に取り組みやすい環境ではあったが、書くことよりも人と話すことが好きな私にとっては、絶対に不可能な課題に見えていた。
 
課題があることは知っていたが、あまりにも不安になり、申天狼院書店に電話したぐらいだ。電話した時の対応してくれた店員さんが
「大丈夫ですよ。ちゃんと講義を聞いたら意外と簡単に書けるようになりますからぁ」
と底抜けの明るい声で背中を押してくれた。
 
「本当に、そんな風に書けるのかよ……」
と自分に聞こえた心の声をごまかし、半信半疑まま、このライティング・ゼミに飛び込んだのだった。
 
ただ、その店員さんに電話の最後に言われた
「私もそうだったんですけど、このゼミ、人生変わりますから……」
 
という言葉がなぜか残っていた。
 
実際にライティングゼミを始めて、別に宣伝をするつもりはないが、講義は楽しかった。
「さすが文章を書いてる人の講義だなぁ」
と感心するぐらい無駄がない。
 
私自身も人のプレゼンにアドバイスしたりすることもあるが、非常に論理的でわかりやすい講義だったのが印象的だった。
講義は1日3時間程度あったが、4日間毎日楽しくすぎていく。
 
問題は、課題だ。私に2000字のプレッシャーが押し寄せてくる。
今回は4日間連続の講義で、通常は月に2回、4ヶ月かける講義を4日で終わらせ、課題も含めると9日間で完了する。ハイスピードバーションなのだ。
講義をやった日の場合は、課題を書く時間は13時間しかない。
さながら海外ドラマの24のような状態だ。
 
初日の課題は、そんな戦場やテロのど真ん中にいるような感覚ではじまった。
とにかく時間がないのだ。題材を決め、講義での知識をいかし、記事を書くことをスタートするが、全然思い浮かばない……
 
「やっぱ、やんない方が良かったかもしれん」
 
と思いながら、他の人の記事やこれまで同じライティングゼミの中から掲載された人の作品を見てみる。そうすると、自分の書きたいことがわからず余計こんがらがってしまった。
 
「ヤベェ、どうしよう」
 
初日は幸い、どういう題材にするかのようなワークがあったので、自分の仕事について書いてみることにした。書き始めてから4時間程たっただろうか。たどたどしい文章で初日の課題を完成させた。講義も入れると足掛け7時間は使っただろうか?
私には、疲労感と
 
「明日もやるのか…」
 
とう絶望感が残っていた。
 
2日目、講義が終わり。少し自分にとってイラつく出来事があった。
 
「そうだ、今日はこのことについて書こう!」
 
と苛立っていた気持ちをそのまま文章にぶつけてみたのだ。提出した課題には毎日フィードバックが帰ってくるのだが、2日目のフィードバックには
 
「もう少し読み手のことを考えてみましょう。」
 
と書かれてあった。
 
その時、すごく自分の人生を反映しているような気がしたのだ。
結構ショックだったが、それと同時に、
 
「もしかしたらここが俺の課題なのかもしれない……」
 
と素直に思えた自分がいたのだった。
 
元来、私は話すことは好きなのだが、どうしても自分の思いが人には伝わらないと心のどこかで思っていて、自分にはそのスキルすらないと心のどこかで諦めていたのだ。
 
まさに、その核心に触れた瞬間だった。
そして、そのことを人から聞けるように指摘されているのを求めていた自分もいたのだ。
 
「俺もこんな感じで端的にフィードバックできたらなぁ」
 
と少し自分のやりたい方向性や文章の形が見えてきた瞬間があったのだ。
そこから、文章を書く取り組み方が自然と変わってきたのだ。
また、講義を通じて、即興で文章を作り出す、楽しさも得ることができたのだった。
 
4日目の課題を作成する頃には、
ひたすらのパソコンに向かって黙々と考えや思いを綴っている自分がいた。
気がつけば1時間経っているということもざらにあった。そしてあれだけ苦戦した2000字が1時間で書き上がっているのだ。
 
にわかに信じられなかった。
文章を書いた効果はそれだけではなかった。
自分の考えていることや思いが吐き出させたからなのか、迷いが少なくなり、行動が早くなったのだ。いつもなら
 
「風呂洗うのめんどくせーなー」
 
テレビを見たり、携帯を見てダラダラした後に取り掛かるのだが、さっととりかかる自分がいたのだ。なぜか、頭の中がスッキリし始めていたのだった。
 
考えてみると小学生以来30年ぶりぐらいに没頭して文章を書いていた。何か一つのことに没頭するということを初めて体験したような感覚だった。それぐらい文章を書く、自分の考えを表現することにはパワーがあったのだと気付かされた。
 
そして、文章の書き終わった後は、なんとも言えない達成感がやってくるのだ。ストレスがへり、スッキリしており、まさに走った後に温泉にでも浸かっているような感覚になるのだった。口では表現できない、得も言われぬ感覚だ。
こんなことが数日で起こるとは思っても見なかった。
私自身がここで得たのは、ライティングスキルだけではなく
達成感や自分を表現してもいいという許しだったのかもしれない。
 
今はスマホやパソコンで文章を見ない日はない。しかし、自分の思いを書き綴る機会は減っているように思う。何か思うことや気が付いたことはぜひ文章にしてみるといい。
 
書いている時にも、書き終わった後にも、自分自身がクリアになった、今まで見えなかった世界が見えるかもしれない。
 
私は、そんな世界へ皆さんをご招待したい。
 
 
 
 
***
 
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2020-05-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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