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人間関係をちょっぴり楽にするシェアハウス生活。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:金澤 鮎香(ライティング・ゼミGW集中コース)
 
 
私はかれこれ3年間ほどシェアハウスに住んでいる。
シェアハウスと聞くと、
「なんかおしゃれ! テラスハウスっぽいの?」とか
「他人と一緒に住むとか絶対無理!」など
ポジティブイメージ、マイナスイメージ色々あると思う。最近はシェアハウスの数も増えてきたので「知り合いが住んでます」みたいな人もいるかもしれない。
シェアハウスと言っても形式や規模は様々だ。10人程度の小規模のところもあれば、100人規模の大きいシェアハウスまで。大抵は1人1部屋プライベートスペースが与えられて、キッチン、トイレバス等の水回り、リビング等は全て共有といったスタイルが多いようだ。
 
ただ、今私はちょっと変わったシェアハウスに住んでいる。3階建ての一軒家、1フロアに2人ずつ、2DKを2人でシェアしている。1階に2人、2階に2人、3階に2人、計6人が1つのお家に住んでいる。1フロアにキッチン、お風呂、トイレ等基本的な設備は揃っているため、2人暮らしを3組それぞれの階でやっているというと分かりやすいか。
部屋は、2DKなのでそれぞれの部屋はあるものの、片方の部屋を通らないとトイレやお風呂に行けなかったり、リビングが広かったりで、共有部分が多い。同棲カップルが住みやすい部屋をイメージしてもらえるといいかもしれない。
因みに1階はオーナーさん夫婦が住んでいて、2階は30代の女性と日本に留学中のイタリア人。私は3階に住んでいる。
 
そんなちょっとプライベート空間が少ないシェアハウスなのだが、もともと一緒に住んでいた友人が彼氏と同棲することをきっかけに出て行ってしまってから、ここ1年で4人の住人が入れ替わり、立ち替わり3階にやってきた。
 
初めはフランス人男性だった。別のシェアハウスに住む予定だったが、部屋が1ヶ月ほど空かないらしく仮住まいでやってきた。聞いてみると彼には日本人の彼女がいるらしい。
 
「彼女がいるフランス人と一緒に住んでいいものなのか??」
と少し疑問には思ったもののまぁ1ヶ月だけだし、本人が気にしないならいいか。と一緒に住んだ。なるべく部屋には入らないようにしたけれど、彼の部屋を通らないとトイレに行けない部屋の間取りなのでどうしようもない。
日本人彼女も一回シェアハウスに遊びに来てシェアハウス全員でピザパーティもした。正直日本人彼女はフランス人の彼と私が一緒に住んでいるのは、いくら1ヶ月とはいえ嫌だったんじゃないかなぁと思ったが、細かいことを気にしたら負けである。
いやもう本音は正直日本人彼女に申し訳ない気持ちはある、あるけれど、私に罪は無いはずだ! 気にしてられるか!
ちょっと図太くなった。
因みにフランス人はイケメンで礼儀正しくて個人的には楽しい1ヶ月間であった。
 
お次は不登校の中学1年男児だった。流石の私も戸惑った。
 
「いやいやいや、中一でしょ? 思春期まっさかりでしょ? しかも男子でしょ??」
オーナーさんは何を考えているんだ。初めに聞いた時は正直神経を疑った。
 
聞いてみるとオーナーさんの友人ママの息子が不登校になってしまったらしく、母子家庭ということもあり少しでも環境を変えたい! という友人ママの希望あってのことだった。特にご飯を作ったりとか面倒を見る必要はなく、普段通りに生活してほしいとのことだったので、普段オーナーさんにはお世話になってるし、「それなら……」と了承した。
 
しかし彼もすごかった。まだまだ中学1年生、子供である。急に良く分からない28歳の女と一緒に住むことになって彼も戸惑いしかなかっただろう。
彼は、不登校だからどうこうと言うつもりはないが、ちょっとコミュニケーションが取りにくい子だった。困ったことに何を聞いても「どっちでもいい」としか言わないのだ。
 
「おやつもらったんだけど食べる?」
「どっちでもいい」
「野球好きって聞いたんだけど、来週甲子園一緒に行く?」
「どっちでもいい」
 
「どっちでもいい」ってどっちやねーーーーーん!! 嫌なら嫌と言ってくれ! ついついどなりつけたくなる気持ちを「いや、彼はオーナーさんの友人の息子」と押さえつける。
 
「どっちでもいいじゃ分からないから、良かったら はい、か いいえ、か教えてほしいな」ニコニコ笑顔で聞く。彼は無言。
気にしたら負けである。「ま、いいか」と流すしかない。
結局彼も1ヶ月ほどで出て行った。ある意味貴重な経験をさせてもらった。
 
その後は、40代バツイチの女性と住んだ。子どもが3人いるものの事情があり親権は旦那さんが持っているそうだ。「癒しを究めたくてちょっと家を出てしまって……」ちょっとスピリチュアルが入っていた。彼女と住むことで、更に細かいことを気にしない癖がついた。そして彼女も半年ほどで元旦那のところに戻ることになり出て行った。
 
そんな感じでこの1年はちょっと変わった住人と共同生活することが多かった。正直大変じゃなかったというと嘘になる。
 
だがその共同生活で身に付いた
「細かいことは気にしないこと」
「『ま、いいか』の範囲を拡大させること」
が意外と今の自分を助けていることに気が付いた。
 
プライベートでも仕事でも悩む原因は人間関係が原因であることがほとんどだ。
「理解し難い他人の行動」「いらっとくる同僚の一言」「思い通りにならない上司」
気になってしまう、気になってしまうけど、「ま、相手も人間だしな」と流す癖がこの1年の共同生活で身に付いた。細かいことは気にしたら負け。「ま、いいか」と流す。その方が意外と自分を楽にする。
 
そんな人間関係をちょっと楽にするコツを学んだシェアハウス生活。次はどんな人と一緒に住むのかちょっぴり楽しみにしている自分がいる。
 
 
 
 
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2020-05-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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