自撮りで自分をちょこっと好きになる
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:喜多島みなみ(ライティング・ゼミGW集中コース)
あなたは写真に撮られる事は得意ですか?
わたしはずっと苦手でした。
笑顔もできない。
こんなわたしが笑顔を向けてごめんなさい。
こんなわたしが一緒に写真に入ってごめんなさい。
そんな思いで映るから
また出来上がった写真は微妙な笑顔になる。
その仕上がりを見てまた自己嫌悪に陥る。
そもそも自分の事が嫌いで卑屈なので
写真に写るどころか
自分の姿が鏡にうつるのも恐怖でした。
そんなわたしも自撮りを、積極的にださないといけないタイミングがきました。
起業しようと決意したのです。
自分でなにかしらの仕事をしているとSN Sでの発信はつきもので、
しかもどんな人が仕事をしているのか?
顔を売っていく必要があるからです。
自撮りを1日1枚はSNSに上げ続けました。
当時流行っていた起業ルールが
FBは最低1日5投稿・20コメントはする必要があるというものだったから。
嫌なのに写真をあげるから
日々顔が引きつっていったのです。
それに輪をかけて、写真が嫌いになったのは元彼が要因です。
「あなた本当にブスだね。
なにその顔(嘲笑)
あと、そのポーズ、なんとかならないの? 本当スタイル悪いし。」
写真を撮ってあげるというから、指定された場所に立っただけなのに、彼氏から辛辣なダメ出しを言われてました。
毎回、これです。
だから、わたしは写真に撮られる事が嫌いになったのです。
ただ起業を諦めたくなかったわたしは
どうにか自分を前面に出さないでいい自撮り、
誰かにとってもらわなくてもいい自撮りがないかと思い
始めたのが“他撮り風自撮り”です。
まるで誰かに撮ってもらった風の自撮りです。
わたしはひとり旅に行くことが多いのですが、
どこにいっても他撮り風自撮りをしました。
これをInstagramに投稿すると反応がすこぶるいい!
FBに投稿すると、撮り方を押して欲しいと言われる。
いいねやコメントをもらえると、自信が湧いてきたのです。
なんだか、初めて承認欲求が満たされたのです。
嬉しくなって、自分が素敵だなと思う方の写真を真似してまたとってみる。
SNSで公開する。
そうするとまたヒトに褒めてもらえて、自信を持てる。
そんな、ハッピーサイクルが生まれたのです。
自撮りのメリットはまさに自分で撮れることに尽きます。
誰かに撮ってもらうのって、緊張しませんか?
自撮りなら、
好きな構図・アングルで撮れる。
自分の好きなタイミングで撮れる。
自分の健康・精神状況のログが管理できる。
自分を俯瞰して見える。
わたしは
自分の事が嫌いだったから自撮りしか方法がなくて
自撮りをはじめたから自分のことを少し好きになれました。
この自撮りについて友人に撮り方を教えていると
「撮ってみたけどびっくりするくらい自意識過剰自撮りになりました。
表に出せない……」とある日、メッセージをもらったのです。
そこで完全招待制の秘密のグループを作って
みんなが自由に安心して投稿できる場所を作ってみました。
この効果は、わたしが思った以上にありました。
「朝一番に、こんな自撮りを撮ってみたよ。みんなも試してね。」と投稿すると
次々とみんながそれを実践してあげてくれる。
そこにみんなでポジティブなコメントしていく。
「こういうアングルを試しにとってみてね。」と事例をあげると
「自分のこんな表情に気づきました!」
「全然違うことに気づきました!」
普段にSNSになんの発信をしていない彼女たちが
この秘密のグループにはじゃんじゃん顔出し写真を出してくれるのです。
ほとんどの方が秘密グループのメンバーに入った時は、
「自撮り苦手です。」「自信ないのであんまり撮れません。」と言っていたのに
たった1ヶ月で
「楽しくなってきました。」
「今度はこれをやってみました。」
にコメントが変わり
さらには、自分のSNSでも自撮りを投稿するようになっていました。
彼女たちが変わってくれることも嬉しかったです。
そしてなによりわたしは、SNSを通じてみんなの元気な様子を見れる事が嬉しかったです。
自分には自撮りは関係ないと思っているかもしれません。
でもそれは間違っています。
全ての女性にやってもらいたいし、
なんなら自撮りが一番必要なのは
日本の「ママさん」ではないかと思っています。
日本人の女子は、自分に自信がなかったり嫌いな人が多いですよね。
さらに結婚して、子供が生まれると、
○○さんの奥様。
○○ちゃんのママ。
自分の存在が薄れていってしまう。
自分の存在をアピールすることが少なくなります。
ママさんは自分が写っている写真も少ない。
アルバムを見ても、こどもの写真ばかりです。
どこか遊びに行っても、
こどもとパパが映る写真はあるのに、ママはいない……。
だからわたしはいつもママさんに言うのです。
「自撮りは、お子さんと一緒にとるのに必要な方法だよ!」
実際にお子さんとの自撮りをチャレンジした方が
「なんかこどもとの思い出写真が撮れて嬉しかった。
あと撮っている時にこどもが嬉しそうな顔していて、泣きそうになった」
とコメント付きでSNSでに投稿してくれたのです。
端から見ていると彼女たちはもっと変われる。
魅力を出し切れていないから。
少しのアドバイスで大きく変わる経験を一度してしまうと
病みつきになるのです。
自撮りは些細なきっかけだけど
お金もかからずマインドの変化も起こせるのです!
さぁ、あなたも
他撮り風自撮りにグループの一員になりませんか?
ただし一度この世界に入ったら、後戻りできなくなります。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
★10月末まで10%OFF!【2022年12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《土曜コース》」
天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら
天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
天狼院書店「プレイアトレ土浦店」 〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
【天狼院書店へのお問い合わせ】
【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。