メディアグランプリ

人生に求めるもの。


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:宇野朱美(ライティング・ゼミ通信コース)
 
 
「ああ、もうこんな時間だ…」
そう思いながら、3時間にわたる打ち合わせという名の話し合いは決着もつかずに終了した。
 
一緒に事業をしている二人との打ち合わせは、いつもこんな感じだ。話が大きくなりすぎて、長期ビジョンと直近の企画との整合性を話しているうちに終わらなくなってしまう。私が上げる企画が短絡的すぎるのか。相談した先輩には「その企画で、誰をどうやって幸せにしたいの?」と聞かれた。そうだ。私はいつも独りよがりなのだ。
 
この言葉に出会うのは何度目だろう。
それこそ、人生が私に問いかけてきていると感じる。
 
1度目は自己啓発本の中にあった1文だ。
「私が人生に何を求めるかではなく、人生が私に何を求めているか」それを知るべきだと。
同じような言葉を別のブログを読んだ時も発見した。単なる偶然に思えず、「人生が私に何を求めるか」を漠然と考えるようになった。ただ、私は「人生」という単位が大きすぎて、考えていても最終的に良く分からなくなってしまう。
 
「そんなん、わかんなくね?」
 
で思考が停止してしまうのだ。
だが、先ほどの先輩の言葉で、はたと思った。
 
人生という主語で考えるから大きすぎて分からないんだ。
「参加者がこの企画に何を求めてくるのか」
それと同じことなのだ。
参加しているライティングゼミでも、何回も言われていた言葉だ。
「読者の気持ちになって考える」
「読者が読みたいと思うことは何なのかを考える」
相手が何を求めているのか。人生の中でそれを問うことが、すべてにおいて重要となってくるということなのだ。
 
確かに、私は今まで、家族に対して、恋人に対して、仕事に対して、相手の目線という考えが少なかったのだろう。「自分勝手」や「我が道を行っている」と言われるようなこともあった。
 
振り返ってみると、私の家族自体がみんな「我が道」を行っていた。食卓では各々が話したいことを話しており、一つの話題に対して会話をするということはそんなに無かった。1対1で話すときはさすがに会話のキャッチボールとなるが、自分が話したいことが出てくると話題の中であっても突然違う話題を話始めるという始末。
小中学校の時には、表面では仲良くしておいて、裏で悪口を言うような女子的世界に馴染めずに離脱し、相手の本当の気持ちなんて、探って良いことはないと感じていた。人がどう思っているのかを考えると動けなくなってしまうので、考えないようになった。
ただ、大人になるにつれて、それでは人間関係がうまくいかないとも感じていた。相手の気持をきちんと考えて動かないと知らぬ間に誰かを傷つけることもある。
けれど、最終的に「私がどうしたいか」という思いに引っ張られて行動してしまう。それが悪いとは思わないのだが、書いていて嫌になるほど自己中心的だ。
 
企画書にしても、「これがやりたい」という自分の気持ちを優先して書かれているものだから、ターゲットが曖昧になったり、響くものが無かったりする。
今も、この状況で何かイベントをしなければ、と思う焦った気持ちがある中で企画を考えるものだから、長期ビジョンが見えず、話し合いが終わらないということになる。
ライティングゼミで提出する課題も、掲載に至らないのは書きたいと思うに任せて書いているものだ。
そう、それに気が付けば、こんなにも周りから語り掛けてきている。
お前に足りていないものは「コレだ」と。
 
インターネットの発達で、私たちは遠くにいる相手と容易につながることが出来るようになり、とても便利になった。その分、目に見えない相手や、遠くの誰かの意見など、自分が意もしなかった相手からの攻撃が飛んでくることも増えた。発信する意見や企画は、その「見えない相手」の事をどれだけ考えられるかにかかってくる。この視点を鍛えることが、これからの時代で大切になってくる。
もちろん、大切にすべきは「目に見えない相手」だけでなく、近くにいる存在に対してもだ。
例えば恋人に対して、自分本位にしか考えることが出来ていなかったところを変えることができれば、二人の関係はより良いものになるだろう。
自己中な家族で、みんな勝手に我が道を行っていたとしても、その中で相手を思って行動することで、もっと大切に思うこともできるだろう。
 
人生が私に何を求めているか。
 
相手を思い、相手の気持ちを慮ることこそ、今私が、人生から問いかけられていることなのであり、これからを生きるテーマなのだ。
 
***
 
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2020-05-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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