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漢方薬は、ご馳走である


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記事:菊田麻矢(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
6月に入り、だいぶ暑くなってきたのに、なぜか冷えきっている私の手足……。
末端冷え性の私は、昔から年中冷えに悩まされてきました。特に、冬場は暖房を使用しても、足の指にしもやけができてしまうほど、ひどく冷えます。
今年こそ、どうにかしたいな〜とぼんやり思っていたときに出会ったのが、漢方の入門書・『こころ漢方』。鎌倉の漢方薬局店主の杉本格郎さんのご著書です。この本を読み、冷え性や頭痛など体の不調はもちろんのこと、やる気がでないとか、イライラする、といった心の不調も改善してくれる漢方もあると知り、興味津津! さっそく、職場の近所の漢方薬局に相談に行ってみることに。
 
仕事帰り、漢方薬局に初入店。店頭には、難しい漢字の名前がついた漢方薬がずらり。入浴剤やジンジャーエール手作りセットなど、気軽に日常の暮らしに取り入れられそうなアイテムもあり、テンションが上がります! ここで、忘れかけていた当初の目的、冷え性改善におすすめの漢方薬を、店主にお伺いすることに。
「手足の冷えが辛いのですが、おすすめの漢方薬はありますか?」と質問すると、「生理痛はひどいですか?」「むくみやすいですか?」「胃腸の調子はどうですか?」など、丁寧にカウンセリングをしてくださいました。その結果おすすめしていただいたのが、胃腸のはたらきを助けながら、冷え性も改善してくれる漢方薬。カウンセリングのなかで、私が胃腸が弱いということも見抜いてくださり、こちらをおすすめしてくださいました。「冷え」の症状を改善する漢方薬にもいろいろな種類があるので、選ぶ時にプロにアドバイスをいただけるのは、とても心強いです。
 
帰宅後、さっそく飲んでみました。飲み方は、スプーン一杯の漢方薬の粉末を、湯呑の半分くらいの量のお湯に溶かして飲む、というもの。溶かしてみると、色は、コーヒーや、ミルクココアのような見た目に。超苦かったり、超まずかったりしたら、どうしよう……。という一抹の不安を抱えながら一口飲んでみると、びっくり! ほんのり甘く、辛くはないけれどスパイシーな風味で、美味しいのです。私の予想は見事に裏切られました。ごくごく飲めて、あっという間に飲み干してしまいました。「良薬は口に苦し」と言われますが、このことわざに当てはまらないケースもあるのですね!
 
翌朝。昨日飲んだ漢方薬のおかげか、いつもより目覚めがよく、すっきりと起きることができました。普段はとにかく朝が弱く、いつもだるさや胃腸の不快感を感じながら無理やり起きる、という日々を送っていたので、その症状が改善されただけでも一日が気分よくスタートできました。そして、普段なら椅子に長時間座っていると足先が冷えてきたり、お風呂から上がって数十分たつと、手や足先が冷えてきて、布団に入っても手足があたたまるまで眠れなかったり、というほどの冷えの症状が、いつもより気になりませんでした。数日飲み続けると、さらに冷えの症状が改善して、朝も毎日すっきり起きられるようになりました。
 
漢方薬を毎朝飲み続けているうちに、ふと「あれ? 最近ため息をつくことが減ったかも?」と気づきました。ここ数ヶ月の生活を思い起こしてみると、コロナ禍の影響で、仕事は完全に在宅ワークとなり、一日中パソコンやスマートフォンなどのデジタルデバイスを凝視し続けなくてはならなくなったり、狭い部屋の中で、同様に在宅ワーク中の夫に気を遣いながら仕事をしなくてはならなくなったり、もちろん休日は出かけられない、という日々。こんなふうに毎日を過ごす中で、精神的な疲労がたまってしまったからか、無力感を感じ、なにもやる気がでず、ため息ばかりついている時間が増えていました。漢方薬を飲み始めてから、なにもやる気が出ずぐったりしてしまう時間が減り、ポジティブな気持ちを感じられるように。
前述の『こころ漢方』を読み返してみると、無力感を感じるときのおすすめ漢方薬の中にも私が飲んでいる漢方薬の名称が挙がっていました。身体だけでなく、メンタル不調の改善も助けてくれる漢方薬、恐るべし。
 
漢方薬は、安価ではないけれど、実は味もおいしくて(中には飲みにくい味のものもありますが……)健康維持を助けてくれる、体にとってもおいしい存在。さらに気持ちをhappyにしてくれるものだと体感できました。例えるなら、ちょっぴり高価だけれど美味しい、”ご馳走”のようなものです。体やメンタルに不調を感じている方、自分に”ご馳走”をプレゼントしてあげてはいかがでしょうか?
 
 
 
 
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2020-06-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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