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習慣という技術


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:大久保 美華(ライティング・ゼミ通信限定コース)
 
 
「今度こそダイエット頑張る。目標はマイナス10kg!」
「明日から絶対に禁酒する」
「これからは毎日、旦那さんに感謝する」
 
あなたの周りで、何かしらの目標を立てては続かずに挫折する人はいないだろうか? 何かのきっかけで、理想の自分に近づくために目標を立てて実行しようと試みる人は、意外と身近に多い気がする。ただ、そのほとんどの人が立てた目標を達成できずに、変わらない日常に戻る。
 
三日坊主で終わっている。三日も続かないかもしれない。
 
私もそのうちの1人。
 
未来の自分を過大評価し、明日こそは! とモチベーション高く、目標を立てるのだが、実際に行動をし始めると続かず、何度も挫折した経験がある。
 
例えば、以前、家計簿をつけようと試みた。まずは形からだ! と、可愛い家計簿帳を買った。意外と値段は高かったがこの家計簿帳であれば、今度こそ続けられる。と自分を信じて購入。買った当日はテンションが高く、丁寧に色ペンも使いながら1ページ目を書き始めた。3日目を過ぎたくらいから、その高級家計簿帳は本棚の中でお休みしている。あの家計簿帳は、もう開かれないかもしれない。
 
今日から毎日5キロ走ろう! と心に決め、走る服を用意してその日は早めに消灯した。次の日、こういう日に限って雨がふった。「今日はやめて明日から始めよう!」と思い、その次の日から1週間ほどは走れるのだが、予定起床時間の10分でも遅く起きてしまうと、「この時間から走るとこのあとバタバタするから、今日はやめておこう」と自分に言い訳をした。2日以上続くと、走らなくなった。
 
なぜこんなにも自分に甘いのだろう。もう少し強い意志があれば続けられるのに……。と何度も思った。
 
そんなある日、目標達成のために必要なことは「習慣」だと気づいた。人は習慣の中で生きていると聞いたことがあった。朝起きてやる行動も普段何気なくやっている行為も、多くは習慣の積み重ね。「習慣」に焦点を当てると、習慣って結構すごい。
 
「朝起きて行う行為の順番を変えてください」
「いつもかばんを右で持っている方は左で持ってください」
無意識的な行動を意識的に変えると、少し気持ちが悪い。
無意識に行っていたことができなくなると気持ちが悪くなるほど、強いパワーを持つ。
 
今までの習慣という強い力を意思だけで変えようとするからうまくいかないのかもしれない。と思った。
 
習慣という技術(わざ)を使えば、意思による行動変化よりも簡単に行動化することができるのではないかと感じた。
 
そう考えると新しいことを行う際、いかに習慣づけをするか。ということになる。
当然ながら、習慣という技術はどのように習得しているのだろうか?という発想になるため、調べてみた。
 
習慣は「トリガー(きっかけ)→ルーテン→報酬」のサイクルで回っているらしい。
 
トリガーとは、何らかの動作を開始するためのきっかけで、行動を起こすための原動力となるもの。代表的な例は、目覚まし時計。目覚まし時計がなるというきっかけで、起きるという動作を開始する。ルーチンとは、きっかけに反応して起こる慣例的な思考や行動のこと。報酬とは、ルーチンの結果得られる物やことを表す。
 
習慣化するためには、これら3つの要素のうち、「きっかけ」「報酬」のどちらかに焦点を当てるとよいのではないか?と考えた。
 
10時になったら始める。(きっかけ)
歯磨きをするときは本を持ち、歯磨き終了後15分本を読む。(きっかけ)
3日続いたらおいしいケーキを食べる。(報酬)
周りの人に報告して「いいね!」と評価してもらう。(報酬)
 
自分の意思だけに頼るのではなく、習慣の仕組みを理解し技術として習得ができれば、うまくいきそうな気がしてきた。
 
そう思うと、三日坊主の私が、習慣の技術を習得できそうな事例がある。
 
私は今、ライティングの技術を上げるため、ライティング講座に通っている。2週間に1回のライティング講座受講と、1週間に1回の2000字のテキスト提出を行う。
 
初めは「面倒くさいなぁ。お金払ったけど、続けられるかな」と思っていたが、うまく習慣になりそう。というより、習慣になるよう仕掛けを用意してくれている気がする。
 
習慣の仕組みの中に当てはめると「きっかけ」は、時間が決められていること。毎週、この時間までに提出してください。2週間に1回、この動画を見てください。となると、やるしかないとまずはPCを開く。「よし! 今日もライティング講座頑張るぞ!」と高いモチベーションがあるわけではない。そして、パソコンを開くという行動さえできれば、あとはやる。「報酬」は、先生からのコメント。「おもしろいですね! ブログにアップしますね」と言われると、嬉しくなった。次はもう少し早めに提出しよう。また評価されるために講座の内容を復習しながら書こう。と提出するきっかけとなった。
 
「きっかけ」「報酬」に焦点を当てて考えると、多少なりとも三日坊主の癖が直るのではないかと感じた。
 
三日坊主の私が続きそうなのだから。
 
 
 
 
***
 
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2020-06-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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