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チャンスを引き寄せる魔法の言葉

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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:かねこ ひろゆき(スピードライティング特講)
 
 
チャンスを引き寄せる魔法の言葉があるって知っていますか?
引き寄せるといってもただ単に待っているだけではなく、次の言葉を元気に、落ち着いて、静かなる闘志を込めて、気持ちを高めて言います。
 
「絶好調!」
 
この言葉を聞いた40歳台後半以上の男の人はある人物を思い浮かべることでしょう。
 
そうです、プロ野球の読売ジャイアンツの背番号24番、中畑清内野手。
 
中畑選手が入団間もないころに、この「絶好調!」という言葉を言い続けたと言われています。
当時、中学生だった私のクラスでも流行語になっていて、授業で先生が「わかった人は手を挙げて」と言うと、男子生徒がふざけて「絶好調!」と言って手を挙げていた記憶があります。
 
この絶好調の真実を中畑清さん本人から聞いたことがあります。
 
平成5年(1993年)4月、大学を卒業した私は、東京都内のあるとサービス業の会社に就職し、新人研修の一環として日比谷公会堂大ホールで、野球選手を引退して野球評論家になっていた中畑さんの講演会に参加しました。
 
中畑さんは、現役同様の元気ハツラツぶりで、高校や大学の野球部の話からプロ野球を通して働くことをテーマに熱く、ときには面白く、爆笑もある話をされていました。
 
その講演の中で、「絶好調」の話になりました。
一字一句正確ということではありませんが要旨は次の通りです。
 
ジャイアンツに入団して間もない頃に、絶好調という言葉を意識して多用していた。
理由は、出場機会を得たかったから。
出場するためには他の選手よりも必死に練習し、2軍戦や紅白試合でも全力でプレーし、その甲斐あって1軍登録。しかし、1軍ベンチに入れても全く出番がなく、ベンチで声を出して盛り上げることばかり。声を出すためにプロ野球選手になったのではない、グランドでプレーしなければと焦っていた。
そんなときに考えたのが、自分を使ってもらうにはどうすればよいか?
そうだアピールに仕方が良くないんだ。
 
当時のプロ野球では勝敗が決すると主力選手を休ませて、普段出番が少ない若手に出場機会を与えることがあった。その敗戦処理の試合で使ってもらえるようにと必死に考えた。なんとしても1軍の試合に出たい。
レギュラーではない中畑さんの出場機会があれば代打。
7、8、9回の攻撃で投手に代わってバッターボックスに立ちたい。
 
打撃コーチが代打を選考するときに気が付いた。打撃コーチが控え選手に声を掛けているときにほとんどの選手は「調子良いです」、「行けます」と言っていたのを聞いてピンときた。
他の選手が「調子がよい」なら、自分はさらによい「絶好調!」と言おう。しかも元気いっぱいに。
 
実際に打撃コーチが他の控え選手に「どうだ、いけるか?」と聞いたときに、「行けます、調子良いです」と言う返事が多かったときに、中畑さんは「行けます、絶好調です! 絶好調です!」と言い続けた結果、代打で使ってもらえる機会が増えたそうです。
 
そうですよね、使う立場からしてみれば、調子がよい選手よりも絶好調の選手を使ってみたくなりますよね。
 
そうこうしている間に、代打で出場機会を得て、実績を残して、レギュラーにも定着。中畑さんはジャイアンツを代表する内野手に成長し、ジャイアンツの現監督の原さん、篠塚さん、江川さん、西本さん、山倉さん、クロマティさんらとともにリーグ優勝や日本シリーズ優勝を繰り返し、引退後は横浜ベイスターズで監督も務めました。持ち前の明るさで、長年低迷していた横浜ベイスターズに活気を与えて、その後の上位進出の基礎を築きました。
 
何が言いたいかというと、出場機会を得たい、仕事が欲しい、仕事を任されたい、使ってもらいたいと思うならば、「絶好調!」と主張し続ければいずれチャンスが回ってくるのです。
 
いいえ、違います。逆です。
「絶好調!」ということを主張しなければ仕事は来ないのです。
フリーランスの人でも企業でも営業しなければ仕事は獲得できません。
ホームページ、ブログ、SNS等で営業活動する際にも「何が得意」だとか、「何に強い」だとか、「何なら任せてください」というように絶好調ぶりをアピールしましょう。
 
任せる側や仕事を発注する側からすれば、普通の人に仕事を出すよりも、「何が得意」だとか、「何に強い」だとか、「何なら任せてください」だとかの自信がある人に任せたいのです。(任せた人が仕事を失敗したときに、得意だとか、強いとか、お任せくださいとかいう人を選択すれば、選択した責任を逃れやすくなるので)
 
もちろん、「絶好調!」、「 絶好調!」 と言い続けるだけでは駄目で、自分の番が来るときに備えて十分準備しておかなければならないことは言うまでもありません。
 
チャンスを引き寄せる言葉、「絶好調!」一度使ってみてください。
 
 
 
 
***
 
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2020-07-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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