メディアグランプリ

ライティング・ゼミでラブレターが書けるようになろう


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:高柳翔子(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
最近、天狼院書店のライティング・ゼミについて知人から「ライティング・ゼミってどうなの?」と聞かれるようになった。それに対して私はこう答えていた。
「講義は文章を書くノウハウをしっかり学べて良かった。文章の書き方は勿論だけど、ライターとして生きていく事について考えることも出来た」
「毎週課題として提出する2000文字の記事を提出するのは大変だったけど、誰かに読まれる文章を意識して書く習慣を身に着ける事は役に立った」
「……だけど、推し語りをしたいなら、ライティング・ゼミは受講しない方がいい」
 
私は10年以上お笑いオタクをやっている。仕事の合間を縫いながら、月に3回以上はお笑いライブに通い詰めていた。新型コロナウイルスが蔓延して簡単にお笑いライブに行けなくなった今もオンラインの有料配信でお笑いライブを観ている。最近はテレビ出演がかなり増えている人気若手芸人を好きになったのでテレビのチェックも欠かさない。推してきた芸人はもう20組以上を超えている。
私にとってお笑いは人生の全てだった。人生で躓いた時はお笑いを見て、時に芸人から励ましてもらって元気をもらっていた。お笑いがきっかけで何でも話が出来る親友も出来た。お笑いを好きなことは周りの人も知っていて、「お笑いについて知りたいことがあったら高柳さんに聞くといいよ」って言われることもあった。お笑いオタクをやめる事なんて自分にはありえないと確信していた。
そんな私は自分の推し芸人をプレゼンする文章を書いたり読んだりする機会がとても多かった。私が書いた芸人の紹介記事やライブレポートを読んで「この文章を読んで〇〇という芸人に興味を持った」「レポートをきっかけにしてライブを観に行った」と言った感想を貰えた時は本当にうれしかった。推し芸人が私のライブレポートを「毎回お願いしたいくらい」と言ってSNSで文章を拡散してくれた時は「推しの役に立ててよかった」と思ったものだ。
だからメディアグランプリに記事を投稿するときもお笑いに関する記事を書いていた。だけどそのほとんどが掲載に至らなかった。
そもそもメディアグランプリに掲載されている記事でお笑い芸人に限らず好きな芸能人のファンであることを取り上げた記事は少なかった。それで私は天狼院書店ではオタクの推し語り系の記事はあまり求められていないのだろうと思い、お笑いについて書く事を出来るだけ避けていた。
 
そんな時に私は高校時代の友人に起きたある出来事を思い出した。友人が一度も話したことがない同級生から告白されたのだ。
彼女は相手からの告白を断った。元々恋愛に興味がないからと言うのに加えて「私を好きになった理由を延々と聞かされ続けてしんどかった。気持ち悪かった」と言うのが理由だった。
私は気づいた。誰かに読んでもらう事を意識して文章を書く事は、話したこともない片思いの人間にラブレターを書くようなものなのだと。きちんと相手にわかりやすく思いを伝えたってフラれる事はある。だけど相手が聞く気が起きない愛の告白をして成功する事はまずありえない。自分の思いを一方的に伝えても相手が受け取ってくれなかったらラブレターとして意味がないのだ。
私が本当にするべきことはどんなテーマでも「面白い、ぜひ掲載したい」と思ってもらえるような記事を書く努力をする事だったのだ。実際、フィードバックの多くは中身を否定されると言うよりは「書きたいことを相手に伝えやすくする為にここを気を付けましょう」という指摘が多かった。自分がお笑いが好きだと言う気持ちが先行しすぎて相手の事を意識出来ていなかったのだ。
 
それに気づいたのは9/14にライティング・ゼミ課題の15回目の提出の時。ライティング・ゼミで提出する課題は16回なので、あまりにも気づくのが遅すぎた。
だけど遅かったとしても、誰かに私の思いを伝える技術をライティング・ゼミが教えてくれていた事に気づけてよかった。大好きな物への愛以外にも伝えたいこと、伝えなければならないことはたくさんあるのだと記事を書いていて気付いたから。
私は絶対に告白が成功するラブレターが書けるライターを目指して精進していこうと思う。なぜなら、この世にあるすべての文章は誰かに思いを伝えるラブレター。多くの人に読まれる文章を書く人は自分の思いを届け、受け止められ続けているから。
 
これから私はライティング・ゼミについて聞かれたらこう答えようと思っている。
「ライティング・ゼミは好きな物への愛を一方的に語りたい人には向かない」
「だけど誰かに自分の思いを伝えたい人にはオススメの講座だよ。例えば愛とか」
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

 

 
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2020-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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