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函館で独自進化を遂げたご当地バーガー店、ラッキーピエロに行ってみた

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:安藤竜(ライティング・ゼミ《日曜コース》)
 
 
モンスターロックバンドGLAYを生んだ町、北海道函館。
ここには、ちょっと変わったローカルハンバーガーチェーンがある。
その名はラッキーピエロ。通称ラッピ。
なぜか店内にブランコがあったり、ハンバーガー屋なのにカレーやオムライスがあったり、ちょっと意味がわからない。
そんなわけのわからない店なのに、函館市民からはとても愛されている。
元ハンバーガーチェーン店長の筆者としては、どうしても行ってみたいお店ナンバーワン。それがラッキーピエロ。そんなあこがれのラッピに、この夏とうとう訪問することができた。
ラッキーピエロの魅力は多岐に渡ると思うが、今回は私が体験した3つの視点から紹介してみたい。
 
魅力その1 ハンバーガー屋なのに酒が飲める!
 
ラッキーピエロでもっとも私が感動したことは、お酒が飲めることである。
意外かもしれないが、たいていのハンバーガーチェーンではお酒が飲めない。
マックフライポテトとビールなんて最高だとは思うのだけど、客層の違いなどの問題もあって基本的にはNGとなっている。
しかし、ラッキーピエロはお酒を取り扱っているので、ビールとフライドポテトという夢の組み合わせを楽しむことができるのだ。
 
しかも、ラッキーピエロはフライドポテトも普通ではない。その名も「ラキポテ」。
私は細めのフライドポテトが好きなので、マグカップに入って出てきた「ラキポテ」を初めて見たとき
「ポテト太いのかよ、ちぇっ残念だな。」
なんてことを失礼にも思っていた。
しかし、その第一印象はすぐにひるがえされることになる。デミグラスソースとチーズがかかった「ラキポテ」をひと口食べてみると、これがサイコーだったのだ。
フライドポテトにデミグラスってあうんだね、知らなかったよ。さらにチーズのコクがプラスされたた日にはもう、思わず
「見た目だけで判断して、ほんとすいませんした!」
と謝ってしまったほどだ。
口の中がデミグラスだらけになったら、ジョッキをグイッ。
いつまでもこうしていたい。そんな気分にさせられる素敵な組み合わせ。
ぜひやってみていただきたい。
 
魅力その2 バーガーのボリュームがすごい!
 
ラッキーピエロの1番人気は、チャイニーズチキンバーガーである。
昔、フジテレビで「料理の鉄人」という番組があったが、その審査員で出ていた岸朝子さんもおすすめの一品なんだそうだ。「マジで?」と思ってしまうけれど、店内にポスターが貼ってあったので間違いない。あの「おいしゅうございます」というフレーズ、今でもつい使ってしまうよね。
それはさておき、1番人気のチャイニーズチキンバーガーである。もちろん食べました。
パリッと揚がった唐揚げに、甘辛い中華ソースがたっぷりと。確かにめちゃうま。
しかし、私がそれ以上に気に入ってしまったのが、3番人気のトンカツバーガーだ。
分厚いサクサクの衣に包まれたトンカツに、これまた甘辛いソースがドバッ。普通なら1枚挟まっているだけのはずのトンカツが、ここはなんと2枚重ね。圧倒的なボリューム感に、その日はもう何も食べられなくなってしまった。すごいよこれ。
そしてハンバーガー以外のカレーやオムライスなども、メニューの写真を見るだけでお腹いっぱいなボリューム感。メニュー全部食べきるには、いったい何日函館に滞在すればいいんだろう。そんな悩みが、滞在初日から発生してしまうのがラッキーピエロなのだ。
 
魅力その3 聖地巡礼の地
 
そんなこんなで、函館市民に溺愛されているローカルハンバーガーチェーンのラッキーピエロ。じつはアニメーションの舞台にもなっている。
有名どころでは「ラブライブ!サンシャイン!!」。
2期の8・9話で登場し、聖地巡礼マップも作られているのだが、最近熱いのは「アルゴナビス」というアニメーションらしい。
函館出身のモンスターロックバンドGLAYの影響もあるのだろう、バンドを組んだ大学生の物語。ボーカルで主人公の七星蓮くんの大好物が、まさにラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーなのだ。
そのため、私が訪問した日にも「アルゴナビス」ファンの男子学生さんが食べに来ていた。
店内に貼られたポスターを一所懸命撮影していた彼に声をかけてみたところ、「アルゴナビス」の楽曲の素晴らしさについて熱く語られることになった。バンドの物語だからか、「ストーリーの良さ」ではなく、「楽曲の良さ」について語られたのがちょっとびっくり。さっそくその日の夜は、公式ユーチューブチャンネルでチェック。
私はGLAYの曲の方が好みかな。ごめんよ大学生くん。
まぁそれはともかく、味だけじゃなく何かの舞台となっているという物語性は嬉しい要素。なぜか、ありがたみを感じてしまうよね。
 
まだまだ語りたい事はたくさんあるが、今回はこれくらいにしておきたいと思う。
とにかくお伝えしたいことは、ラッキーピエロは噂通り最高だということ。
大手の全国チェーンにはない独自性の数々はやはり圧倒的。アニメーションの舞台になるのもうなづけるというものだ。
函館に行くついでではなく、ラッキーピエロのためだけに函館に行く。ぜひ、そんな旅をおすすめしたい。
 
 
 
 
***
 
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2020-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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