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メディアグランプリ

~知らないうちにスキンヘッドに虜になる時。~


知らない 桐島さん

記事:桐島黒江(ライティング・ラボ)

 

はじめは軽い気持ちだった、本を読むのは好きだけどやみくもに、流行の本を読むというのには抵抗がある。

もしかしたら、飽きちゃうかもしれないしじれったいのもどうかな?
いちいち、抵抗する癖がついたのはいつからだろう……。

ある日「秘本」というものを、誰かのサイトで見て

(なんとも、面白いことを考える人がいるもんだな?)

と思いつつも、その人の語るお勧めの本がどうにも、こうにも欲しくなり
居ても経ってもいられなくなるほど、欲しいものになってしまった。

今のところ、私は結婚生活で浮気などはしていないけれど、もしかしたら
あの天狼院の「秘本」は浮気に近いほどのめりこんだ“恋”みたいだ……。

それくらい心を奪われ、私は思わず天狼院のラボまで押しかけるという恐ろしい行動に出てしまった。

(何故恐ろしいか?)

それは、ラボに向かう途中の山の手線の中で

「鉄砲を買った」というスキンヘッドの人が鉄砲を構えているFBの写真を見たからだ。

(私、この人のラボに行くんだ……大丈夫かな~怖いな~打たれたらどうしよう……。)

そこまで、考えたがもう、遅い……。
ビルの入り口で、少し立ったままBIGカメラの電磁版を見ながら考えた。

(帰るなら今だよ……私は場違いじゃないのかい?)

意を決してエレベーターに乗り込むと、同じ7Fで降りるという男性が一緒になった。手にしている携帯には、電子チケットが映り込んでいたので

「あー同じですね~私も行くんですそれ」普通に話しかけた。

「僕、はじめてなんですよ~」

「私も、はじめてなんです」

内心良かった……はじめての人も居るんだ。って事は打たれる心配も大分へるだろうなと。

思ったよりも、怖くないスキンへットの三浦さんは分かりやすいABCユニットの説明をしてくれる……応用できるかが不安だし、発表もしなきゃいけない運びに一抹の不安を感じた。

私の後ろに座ったはずの、あのエレベーターで一緒だったあの彼の姿がトイレ休憩から永遠に帰って来なかった……。

(どうしたんだろう……実は内面が打たれたのかな?)

ラボが終わり、いいタイミングで秘本が届きワナワナと心があっちに転がりこっちに転がる。そして感極まって2度泣いた。本を読んで泣いたのは久しぶりだった。

この著者も、スキンヘッドのあの人だった事が驚いたのだ。
私は、こうして2人のスキンヘッドの人によって感動したり学んだりしている。

お楽しみというものは、見えないところから楽しむから本当に楽しい。
隠す「秘本」については、今までのサプライズの中でも一番興奮した事は間違いないのだから。

 

***
この記事は、ライティングラボにご参加いただいたお客様に書いていただいております。
ライティング・ラボのメンバーになり直近のイベントに参加していただくか、年間パスポートをお持ちであれば、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2015-11-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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