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病気になるまで待たないで! 100%ポジティブなカウンセラー活用法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:霜丘麻依(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
心理カウンセラーというと、あなたどんなイメージを持つだろうか。
心を病んだ時に病院で話をきいてくれる役?
学校でクラスになじめない子がかけこむ部屋の人?
犯罪を犯した人を精神鑑定する専門家?
 
どれもこれも間違いではないが、これだけだともったいない。
なぜなら、これらのイメージは「何か問題が起こった時」に限られている。
心理カウンセラーは心のプロである。
心理カウンセラーのもとにいくと、こんな結果も得られてしまう。
 
・自分について、たとえば性格の活かし方や強み・弱みがわかる
・結果、自信を持てるようになる
・決断力がつく
・人付き合いが楽しくなる
 
少しずつであるが、このような前向きな目的で相談にきてくれるクライアントさんも増えてきている。
「自分をさらに進化させたいんですよね」
コバトさん(仮名)は、ニコニコしながらそう言った。
彼女の状況はこうだ。
納得して働いている仕事ではあるが、一部職場の文化に違和感がある。
新人なので周囲はコバトさんが合わせるのが当たり前と思っている。
ただ従うのではなくて、できるだけいろいろな見方をしてみたい。
 
コバトさんとは職場で感じることから始めて、たくさんのことを話し合った。
人からの評価。
自分が大切にしていること。
チャレンジしたいこと。
話していくうちに、相手のことも、自分のことも同時に尊重するコミュニケーションを目指そう、という新たな方向性が見えてきた。
自分に対しての揺らぎは解消された。
「やりたいことがいっぱいあるんです。次に迷ったら、またきますね」
ますますまぶしい笑顔で、セッションは終わった。
 
当たり前だがそもそも元気な人は、迷ったとしても、新しい見方をえらぶためのやわらかさも持っている。
では、長年違和感を感じながらも、自分をまげて我慢し続けている人はどうだろう。
無理をしたままがんばると症状が重くなって、治りづらくなるのは身体の病気と同じである。
自律神経失調症と診断されたスミレさん(仮名)は、自分を見つめなおしたいとカウンセリングを申し込んでくれた。
調子がいい日と悪い日の差が激しく、仕事を休んでいることへの罪悪感にさいなまれ、友人や離れて暮らす家族にも言えていないとのことだった。
「ときどき、リアルに消えたくなるんです。病気のせいってわかっているんですけど」
病気になる前は、周囲からの評価も上々で頼りにされていたらしい。
でも、いつしか外側に身に着けている鎧と、本来の自分との間にギャップを感じるようになってきた。
無理することで維持していたものを、失うのがこわかったのだと、後にスミレさんは教えてくれた。
心の病気は本当につらく、苦しい。
起き上がれなくなり、布団の中で、頭に響く自分を責める声に打ちひしがれることもざらだ。
本人は語ることが少ないが、周囲で見ている人たちもとても苦しいであろうことは想像に難くない。
たくさんがんばることが、その方にとって大切な過程であった。そうわかっていてもなお、わたしは内心思ってしまう。
「もっと早く、カウンセラーとつながっていたら」と。
 
心の病気にもいろいろあるが、環境に合わせるのに無理が生じて起こるケースはたくさんある。
今は変化の多い世のなかなので、最初にうまくいったやり方がずっと通用するわけではない。
いつも合理的に戦略がたてられるとは限らない。
 
では、前もって自分の扱い方、環境に応じた活かし方のヒントがわかっていたらどうだろう。
病気が防げるのはもちろん、変化の波を積極的にとらえて、自分らしく愉快に暮らすことも可能になるのではないか。
占いでアドバイスをもらうのもいいし、ネイルサロンで気分をあげるのもいい。
そういうたくさんの、「自分のための時間」の中に、心理カウンセリングという選択肢も、入れておいてほしいと思う。
 
最後に、いいカウンセラーと出会う方法を考えてみたい。
大きな会社や新しい会社には、相談室の制度がある場合がある。たいていの場合家族も利用OKなので、自分が会社員か、会社員のお身内がいたらまずはそこにアクセスしてみよう。
地域の窓口でも、心理相談を受けられる窓口を紹介してくれる。
テーマの中に「未来の生き方」が入っている場合は、キャリアカウンセラーもお勧めだ。最近はヤングじゃなくてもヤングハローワークでキャリア相談が受けられる。
実は日本で2年前に、心理職が国家資格化した。ようやく国が公式に必要性を認めたということで業界は盛り上がったのだが、おそらく世のなか的にはほとんど知られていない。
もし、少し予算をかけてしっかりとカウンセリングを受けたい場合は「公認心理師」という資格に注目してみよう。きっとあなたを助けてくれるはずだ。
自分自身について、心についての探求は、一生かけても終わることがない。
どうせなら元気なうちから、プロのガイドをあてにするのもありである。
あなたの人生の旅を、どうか楽しんでほしい。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-11-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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