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メディアグランプリ

私の好きな人は奢られて生きている男


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:石井和子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
私がその男と出会ったのは、去年長年勤めた会社を辞めて、今年になってからのことだ。
以前までの私の考えは「人間は一生懸命働くのが当たり前。稼いだ人間の勝ち」そう思っていた。努力することも、辛い仕事を我慢することも当たり前で、できない人間は生きている価値がないとさえ思っていた。そんな私が体調を崩して会社を辞めた。今まで仕事一筋に生きてきた自分にとって、もうすべて失ってしまったような気がした。けれど体が「疲れた。もう無理」と悲鳴を上げていたのだ。倒れてしまったらどうしようもない、とりあえず体と心を休めよう。そう考えて今年はゆっくり自分を見つめなおす時間を作った。そんな時、彼の著書と出会った。「嫌なこと全部やめても生きられる」自分のために書かれた本かと思うくらいに胸に刺さった。「嫌なことを全部やめても生きてていいんだ」そう他人に言ってもらったのは生まれてはじめてだったのでとても楽になれた。嬉しかったし救われたのだ。そこには「無理するとか頑張るとかしなくていい。ただ生きてるだけでえらいんだ」と書かれていた。まさか自分が生きてるだけで価値があるなんて、今まで考えたこともなかった。昭和の時代を生きてきた私は、忍耐、継続、努力は当たり前で、辛いからやめるというのは悪だと思い込んでいた。
彼はなんと、「就職するのが嫌で社会で働きたくないから人に奢られて生きてる」と堂々と本を出しSNSで発信している。すごい。私は彼の自由さと正直さにいっきに惹き込まれたのだ。
しかし世間の彼に対する風当たりは冷たい。「奢られて生きるなんてありえない」と彼の生き方を非難する人が多かった。「ふざけるな!」とか「世間を舐めているのか!」とか「死ね!」と罵倒の嵐。そんな罵倒を彼は一切気にせず、楽しんでいる。「みんな必死で怒ってて可愛い」と言う。このかわし方も目からうろこで、自分だったら世間からの非難や罵倒に耐えられない。しかし彼は自分のキャラを確立させ、話題性を生み出し、注目を集めてフォロワーを増やし、本を売っているのだ。
彼の本はとても売れている。一時期はAmazonで売り切れ状態になっていた。しかも彼はそれだけ売れている本の印税をもらっていないと言う。理由は「契約とか面倒くさいから」だそうだ。徹底的に社会から束縛されず、自由でいたい男なのだ。
そして、そんな彼に「奢る人なんているの?」と思われるかもしれないが、彼に奢った人数は現在のべ3千人以上。しかも現在は「奢らせてください」とメッセージを送っても、簡単には彼に会えないのだ。「奢られている」のに「面白くない人とは会わない」と決めているらしい。彼は「面白い話するから奢ってください」ではなく、「面白いやつ! 僕に奢らせてあげる」というスタンスなのだ。
そんな彼に嫉妬したり妬む人間は多く、「お前なんかに誰が奢るか!」とわざわざツイッターにコメントしにくる人がたくさんいる。彼はそんな人たちをどんな風にあしらうかというと、「お前なんか死ね!」と書きに来た人に対して「あなたは生きてくださいね」と返していた……。こんな返しができる人いる? これはもう神だと思う。相手は「うっ!」となってそれ以上何も言えなくなる。
道ですれ違ったおじさんが彼に「邪魔なんだよ! あっちいけ!」と怒鳴ってきたことがあったらしい。私だったら絶対嫌な気持ちになる。もしかしたら言い返すかもしれない。でも彼は何も言い返さず、「幸せな気持ちになった」と言っていた。ええ? どういうこと?
と思って聞いてみると、「そんなイライラしたおじさんみたいじゃなくてよかった。僕はとても幸せだから。イライラすることもストレスもない」と。す、すごい!
そんな彼は、ほぼ毎日「ティックトックライブ配信」をしている。そこで公開お悩み生電話を受け付けて、中高生たちの悩み相談に乗っている。面白いのが「どうしたら就職できますか?」の質問に「俺に聞くなよ」とブチ切りしてしまうことがある。そんな感じ。もう私はおかしくて楽しくて面白くてたまらない。けれど真剣に回答するときは、ちょっと他の人とは違う視点でとても良いことを言う。迷える若者が「学校行きたくないんですけど」とか「会社辞めたいんですけど」と相談してくる電話が次々と後をたたない。彼はひとりづつ丁寧に本音で向き合っている。
「本が売れるようになりたいのですがどうしたらいいですか?」の質問に、
「人にどうしたらいいか聞いてる人の本は売れない」「……」「僕の本が今売れてるけど、それは売り込んだわけでもなく、出版社が勝手にきた。どうしても出版してくださいと。需要があれば売れる世の中だから。需要がない人間はいくら考えても売れない」と言った。
彼には「どうしても奢らせてください」とか「どうかうちで出版してください」と人が集まってきているのだ。
「プロ奢ラレヤー」私は彼から学ぶことがとても多く、今の世の中で発信している誰よりも彼のことを尊敬し、信頼し、ファンでい続けることに飽きないのだ。
 
 
 
 
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2020-12-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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