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ただ“自分の話をしない”だけで、明石家さんまさん状態になる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:岩垂史兼(ライディング・ゼミ日曜コース)
 
 
あれ?明石家さんま氏は、実はほとんど自分の話をしていない?
“自分の話をしない”ことで仲間が増える、ということを理解してから、上記の様に考える様になった。
 
私が自分の話をしなく「なれた」のは、転勤が多かったからだったと思っている。
私は新卒で入社した会社で16年働いているのだが、実に8回の転勤を経験している。平均2年間に1度のペースだ。
周りからは「大変だね」と言われることが多いが、自分としてはこの生活を楽しめている。
なぜなら、転勤して新しい環境になっても、1,2カ月もすればコミュニティに溶け込めて、仕事でもプライベートでも仲間と呼べる存在が出来ているからだ。
しかも、自分が特段の努力をしている自覚は無く、ただ周りの人が仲間にしてくれるという状態だ。転勤することで新しい仲間がどんどん増えていく。
 
ちなみに私は人と話すことが得意では無い。新入社員のころは、10歳も離れるた人と全く会話が出来ないことに愕然とした。とにかく考えが浅いため、大人と話せる共通の会話が無く、引き出しが浅いことを痛感した。今でも恥ずかしながら新聞を購読もしておらず引き出しが少ない人間であり、変わらず初対面の人と会話をすることは苦手である。
 
そんな私が、新しい環境で仲間を作れている理由は、ただ”自分の話をしない”からである。
自分の話をせずに、会話の相手をダチョウ倶楽部のギャグ「どうぞどうぞ」状態に巻き込むようにしている。
「どうぞどうぞ」はアクションを起こしていない人が最後に手をあげることで、周りをチーム化し、最も受動的な人を主役にするギャグであるが、同様に自分が話の主体になるのではなく、会話の相手が回答したい質問をして、相手が受動的に主役になる状態を作るようにしている。
誰にでもできる簡単な取り組みである。
 
具体的な転勤時のルーティーンは、まず立ち飲み屋を探す。隣にいる常連の人や店主と話す機会有りそうな立ち飲み屋がベストだ。私はお酒を多く飲めないので酒の力を借りて相手の懐に飛び込む、ということは出来無い。とにかく自分の話をせずに、質問をすることで相手が話して主役になるように心がけるのだが、それだけで2度目には常連のコミュニティに入れ、3度目には中心的役回りになることが多い。
 
では、どのように相手が主役になるようにしているかだが、以下の3点を実行している。
1.最後まで話を聞く
2.何を話したいのかを知る
3.話の大枠を見失わないようにする
 
1つ目の「最後まで話を聞く」については、映画に出てくる神父が懺悔を聞くシーンをイメージしている。神父さんについて、実際には結婚式以外で神父さんに会ったことは無いので映画のシーンからイメージするしかないのだが、上記のシーンは神父さんが何も言わずに「最後まで話を聞く」ということに価値があるのだと想像する。
「最後まで話を聞く」ことは当たり前のように感じるかもしれないが、無意識にできている人は意外に少ない。特にお酒が入っているとなおさらである。話を遮られてポジティブな気持ちになる人は極めて少ないので、「最後まで話を聞く」だけで結果的に相手にとって価値が生まれる。
 
2つ目の「何を話したいのかを知る」についても特に難しいことは無く、いうなれば「相手が答えを出してくれるクイズ」だ。ノーヒントで答えにたどり着くのは難しいクイズであるが、ほとんど相手が答えを教えてくれる。
まず、相手への質問の内容を超ベタにする。個性を出さずに「地元はどちらですか」「どこから来たのですか」「どんなお仕事をされているのですか」という様な当たり障りのない内容にする様にしている。
誰にでも同じような質問をすることで、質問に対しての回答の強弱、分量の違いが分かるようになり、「何を話したいか」が分かるようになる。特に、質問への結論を直接的に話されない場合は、遠回りしている中に話したい内容があることが多い。何か、特別なことをしなくても相手が話したい内容を教えてくれる。
答えを焦らずに最後まで話を聞く作業がより重要になる。
そして相手が話したい内容がわかったら、繰り返し同じことを言うことで、相手がより話を進めていく確率が高い。
 
3つ目の「話の大枠を見失わない様にする」はサッカーのイニエスタ選手のような気持ちでいると良い。イニエスタ選手は特別な身体能力がないにもかかわらず、コートの全体を俯瞰し、予測する能力が優れていることから世界で最も優れた選手と言われている選手だ。
会話をしている場合に、第3社が話を逸らすことがあるが、その場合はなるべく話を元に戻してあげる様に聞き直す様にする。会話の相手は話を元に戻し再び自分の話を続けられつことで、より心を開いてくれることが多い。
ちなみに、逸れた話しが会話の相手も含めて盛り上がるのであればそのまま泳がせても良い。状況を見て逸れた話に沿った質問をすることで再び会話の相手を逸れた話の主役にすることもできる。
 
ちなみに繁盛店の立ち飲み屋に行くと、この3つの手法を使っている店主をよく見かける。
「自分どこから来たん?」「独身?」「何してんの?」「へえ」
(隣の常連に)「この人、〇〇の仕事してるらしいで」「独身らしいで」と話を振り、店主はその場を離れて客同士の会話を促す。会話を離れた場所で聞きながら頃合いを見て会話に参加をする。
話を聞き、何を話したいのか(何の話が盛り上がりそうか)を判断し、他のお客様に話を振り、お客様とお客様で会話を成り立たせる。必要があれば会話のメンテナンスに入る。お客様同士のコミュニティを作り、固定客を増やし繁盛店にしている構造だ。
 
冒頭で例に挙げた明石家さんま氏についても、トーク番組で自分の話をしていると見せかけて、次の人が話しやすくするフリ、つまり「質問」であることが多い。そのフリから、うまくゲストが話したいトークを引き出し、ゲストを主役にするという作業を繰り返しているように見える。
 
「ただ自分の話をしない」だけで相手が心地よいと感じてくれて仲間になり、自然と自分の質問でコミュニティが回っていき、より絆が強くなっていくという好循環が生まれていく。仲間が出来ていくのである。
この手法は、プライベートよりもビジネスで大きく効果を発揮するだが、また別の機会で説明する。
 
 
 
 
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2020-12-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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