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ユニクロとえんとつ町のプペルの共通点とは?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小島雄也(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「なぁ。あの行列は何だろう? 何か店がオープンしたのかな?」
 
つい最近、2月中頃のこと、職場の後輩と駅近くを歩いていると100mぐらい先に行列ができているのを発見した。
 
「何ですかね? 流行りのスイーツの店か何かじゃないですか?」
 
近くまで行くとよく見慣れたロゴが目に入ってきた。赤い枠に白文字の、親しみのあるユニクロの店舗だった。
 
「気になるから入ってみるか?」2月ということもありクリアランスセールでもしているのだと思って入店した。ところが店内のどこにもセールのチラシがなく、アピールをしている様子もなかった。部分的に安くなっている商品もあったが、いつもの様子だった。行列をよく見ると10代後半〜20代の若くてお洒落な男女が多いことに気が付いた。原宿で歩いているようなお洒落な人達だった。
 
行列の先を見ると「UNIQLO U」というシリーズを買いに来ていることが分かった。ご存知の方もいるかもしれないが、僕は名前ぐらいしか知らなかったので調べてみた。UNIQLO Uは高級ブランドの有名デザイナーとコラボしてユニクロの商品に落とし込んだ商品のようだ。比較的安い値段で高級ブランドのような雰囲気のスタイルが楽しめるということで、支持されているそうだ。
 
「ユニクロって今こんなに人気なんだな? 昔から知っている世代からすると考えられないわ」
 
「小島さんの頃ってこうじゃなかったんですか?お洒落な子はみんなユニクロとかGUとか上手く取り入れていますよ」
 
後輩は10歳以上も年下なので知らなくても無理もない。
 
「へぇ。そうなんだな」
 
ユニクロを初めて知ったのは僕が小学生高学年ぐらいの頃だと記憶している。今から20年以上も経つ。後輩は知らなくて当然だ。
 
小学生の頃は全身ユニクロを着ていると、すぐにバレて手抜きしているなどと冷やかされた記憶がある。その当時、お洒落な人は着ていなかった。今ほどバリュエーションはなくスウェット、カーディガン、フリースなどベーシックなものしか取り扱っていなかった。
 
でも、今ではこんなに行列ができている。錦織圭など有名テニスプレーヤーやスノーボーダーを起用してスポーツウェアにも力をいれている。街ではユニクロを来て走っているランナーをよく見かける。「ヒートテック」は知らない人を探す方が難しい人気商品だ。子供服もベーシックで可愛いものが多く、人気がある。
 
すっかり生活の中に入り込んでいるではないか。
 
小学生のときも受け入れられてはいたが、行列ができる店ではなかったし、ここまで幅広い年代に受け入れられていなかった。
 
なぜここまでのメーカーに上り詰めたのか考えていた。数日後にたまたま寄った本屋である本を読んだ。それは「ゴミ人間」というお笑い芸人の西野亮廣さんが書いた本である。えんとつ町のプペルの上映に合わせて出版されたようだ。この中に非常に印象に残った言葉がある。それは「世の中は弱肉強食ではなく適者生存だ」という一文だった。彼はひな壇芸人を一切断った。その時の世間からのバッシングは酷くストレスだったようだ。そのころからテレビにも出なくなった。彼はこのままだと弱肉強食の芸能界で埋もれてしまうと思ったのだ。そこでタモリさんに相談したところ、絵本を書いたらどうかと提案されたことが映画化への始まりだ。生存のために自分の武器を磨いたのだ。そこから全く売れない時期が長く続いたが、今では絵本で前例がない50万部を売り上げて映画化にまで至った。映画「えんとつ町のプペル」は子供から大人まで楽しめる映画だ。映画館に観に行って3回泣いてしまった。ネタバレになるので内容は言えないが完成度が高いし、とにかく感動する。ぜひ見てほしい。
 
思考錯誤して環境に適応するように努力したからこそ、この素晴らしい映画ができたのだと思う。
 
「適者生存」という言葉はユニクロにも当てはまると思った。昔はスウェット、フリースだけのブランドだった。そのため、他の会社に真似をされて売り上げが大幅に落ちて、倒産のリスクがあるのではないかと噂されていた。でも、そこからの方向転換が凄かった。「ヒートテック」などの機能素材に目をつけるとそれを皮切りに一気に上がっていった。最近知ったのだが、今では海外の方が店舗が多いらしい。
 
年齢層の幅も狭かったが、今では赤ちゃんから高齢者まで幅広く着られている。日本国民の生活に入りこんでいると言ってもいいだろう。
 
ユニクロではなくいまや世界のUNIQLOだ。パリにも出店して、パリジェンヌ達にもてはやされていると記事で読んだことがある。
 
そんな「適者生存」のUNIQLOから目が離せない。今後もワクワクするような商品を期待してしまう。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-03-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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