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メディアグランプリ

【京都天狼院ライティング・ゼミ】で【理系男性】がモテるわけ


 

スクリーンショット 2016-05-12 15.06.22

 

記事:ミホ(ライティング・ゼミ)

 

わたしは京都天狼院ライティング・ゼミ受講生である。店舗はまだない。

そのため、天狼院という書店がどんな店舗なのかはまだ見当がつかない。

三浦店主のキックオフゼミに惹かれて今の紫明会館にいることだけは記憶している。

三回目の講座を終えた今、大切なことを言おうと決意した。よく聞いてほしい。

 

きっとここでは、理系男性がモテる。

飛び込むなら今だ。

 

 

 

「カタ・カタ・カタ……」時刻は19時28分。

会場に入ると京都のゼミ運営を一手に引き受ける三宅さんの、少し慌てた様子が目に飛び込んできた。

「おや?」と思いつつも、3回目も変わらぬ席を選び、腰を落ちつける。

大きなスクリーンには、今日は福岡から講義をしてくれる店主の三浦さんの横顔が映し出されていた。

 

19時30分。

「カタ・カタ・カタ・カタ・カタ・カタ……」

なお一層慌てる三宅さんが、

「すいません……泣。今日は音声が上手くつながらなくて……泣」

とその緊迫した状況を私たちに伝えてくれた。

スピーカーか何かの不具合なのか、確かに音のない静けさが続いていた。

 

ここで助けてあげられたら良いのだが、

トラブルが起こったら即刻電源から抜いて解決しようとするタイプの人間には、残念ながら見守ることが、今できる唯一の方法だった。心の中で思う。「頑張れ、三宅さん!」

 

一方福岡では、横顔だった三浦さんが、背中を向け何やら板書をはじめていた。

何か出来ることはないかと目線だけはそれらしく動かしながら、

目の前で始まった無声動画の内容を予想して楽しんでいた。

 

「……ここのびっくりマークがある時には……」

急に聞こえ始めた三浦さんの声に、明後日に向いた意識を戻すと、少しほっとした様子の三宅さんが

「少し小さいかもしれないんですけれど、パソコンからの音声がいけました!」

と聞こえやすいように、音のする部分を私たちの前へと移動してくれた。

こうして、京都天狼院ライティング・ゼミの第3回目の講義は無事にスタートした。

「ありがとう、三宅さん!」

 

 

スターウォーズ、ヒーローズジャーニー、ズートピア……

第3講は文章軸の組み立て方や、ストーリーについて主眼をおいた講義であるだろう、と思考は動き始める。

 

「なるほど、ヒーローが困難を乗りこえながら帰還していく流れを人間は気持ちいいと感じるのか……」

スターウォーズをたとえにしたストーリー効果の説明は、いつもながら見事に分かりやすい。

そうした眼で映画を観ているのだと思うと、プロはやはり凄い。

 

そういえば……欧米の映画によくみられる、敵対する男女が困難を乗り越えた末に結ばれる……的な流れも同じような理論があるのだろうか……。

 

そうこうしているうちに、あっという間に1時間半が過ぎ、ワークショップの時間となった。

個人ワークを行ない、全体ワークに入る30分間は、生の声が見える楽しい時間だ。

 

「それじゃあ一回止めますね、皆さんがワークを行なっている間にもう一回トライしてみます!」

果敢にも、三宅さんは再び音声の復旧作業をいそいそとはじめてくれた。

「頑張れ!三宅さん」

 

再び静かになった紫明会館で、自分の先祖やクラスメートに思考をめぐらす時間が始まった。

過去を辿ると、面白い話が出てくるはずだというネタ探しである。

普段書き出すことなんてない家系図やクラスメートの名前を前に、思わず声のない笑いが込み上げてきた。

 

21時5分

「それじゃあ、皆さんどうですか?」

パソコンとの再戦を終えた三宅さんが表情明るくまとめの声を響かせたのを合図に、全体ワークをスタートさせる。う~ん、すごい……辿ってみるとネタは増えていくもので、面白い話というのはひそんでいる。

 

さらにここから福岡へ、東京へ、そして最後に京都へとスクリーンで巡っていくうちにその思いが深まると、時刻は修了の21時30分をまわっていた。

 

「それじゃあ、今日は終わります~」

そういえば、最後の時にはスピーカーつながってたのかな??

三宅さんの頑張った結果を最後まで伝えられないことが心苦しいが、目からうろこだらけの第3講は、三浦さんの言葉と3会場の拍手で幕を閉じた。

 

「今日も楽しい講義だった!」と反芻しながら会場の片づけをはじめるのが習慣になってきた。

いつもこの時に思うのだが、このセッティングを一人でこなしているのかと思うと、ありがたい。

「京都天狼院は順調に進んでますか~??」

今夜で少なくとも3回は格闘したであろうパソコンを片付ける三宅さんに声をかけると、

「はい~!でも町家の中を寒くないように職人さんがすごく丁寧に設計してくれているので、9月から10月にオープンになりそうです~!」

と変わらぬ笑顔で教えてくれた。町家はすきま風が吹くと聞くが、京都天狼院にその心配は無用のようだ。粘り強い彼女がいると思うとますますそんな気がする。

 

 

 

 

わたしは京都天狼院ライティング・ゼミ受講生である。

店舗はまだないが、今年の秋にはできるそうだから楽しみにしておこう。

それまではゼミを紫明会館で行っている。

時折機械の不具合ということも起こるが、おそらくそのたびにネタには困らない稀な場所だ。

そして、パソコンが得意な男性、腕を見せたい時には格好の場所でもある。

不具合が起こった瞬間にさっそうと立ち上がり、さささっと問題を解決したのであれば、

女性の多い会場から喝采をあび、最高の「カタルシス」を感じることができるだろう。

それを記事にして共有してみたいと私は思う。

 

 

 

 

 

翌日…。

出来上がっていた記事を今朝までは修正していたが、あることに気が付き、再び記事を書きはじめた。

「なるほど、英雄が困難を乗り越えて帰還していくのを人間が心地よく感じるというのはこういう事か」

 

 

昨日の三宅さんの様子が、何よりの学びであったことを思い出しながら……。

 

 

 

 

 

【最後に】

書いておきながら、なんですが……ライティング・ゼミは途中参加はできるのでしょうかね?欧米映画の展開にご興味をお持ちの理系男性は、その辺を本部までお問い合わせくださいね。無責任言いますが、何とぞよろしくお願いしますm(__)m

 

<終わり>

***

ミホさん、投稿ありがとうございました!
ライティング・ゼミは途中参加もできますのでご安心を!! 受け逃した回は動画にてご受講いただけます。

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2016-05-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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