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メディアグランプリ

あかんこれ、わかっているのに止められないやつや!


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記事:岸★正龍さま(ライティング・ゼミ)

あなたはフェイスブックを使っているだろうか?
使っているとしたら、どれくらいの頻度(依存度)だろうか?

あなたがフェイスブックジャンキーなら、ニュースフィードの上から二番目にあらわれるのは広告だ、ということはよくご存知だと思うが、今回はそれに絡んだお話。

僕は、フェイスブックジャンキーだ。
一日のかなりの時間をフェイスブックと共に過ごしている。
メールの代わりにフェイスブックのメッセージ(メッセンジャーアプリ)を使っているからとか、諸々の仕事の進行管理がフェイスブック上に作られたグループ内で行われているからとか、そういう理由はもちろんある。
あるが実態は、それを言い訳にして一日かなりの時間をフェイスブックとつながって過ごしている、紛れもないジャンキーだ。

どれくらいのジャンキーかここは数字で出すべきだろうって、試しに自分のiPhoneの最近1週間のバッテリー使用状況調べてみた。
もちろんフェイスブックが断トツの1位で25%。
2位がGoogleで14%。
そして3位がメッセンジャーの10%。
つまりフェイスブックで合わせて25%も使っているわけだ。

これを時間に直してみる。
仮に僕が一日に4時間iPhoneを触っているのだとした場合、フェイスブックとつながっているのは1時間20分。ってことは昼飯と晩飯合わせた時間の倍はフェイスブックしているわけで、これはもうどの角度から見ても立派なジャンキーでありアディクトだ、と僕は自分ではそう分析している。

ってことは?
僕はフェイスブックに抜かれまくっているということだ。
一日1時間20分、月で言えば40時間もフェイスブックとつながっている僕は、登録している個人情報はもちろんのこと、アクセス履歴やセッション時間から僕の傾向やら嗜好やら趣味やら属性やらなんやらかんやら大量の情報を抜かれ放題抜かれているということだ。

それが証拠に僕の元に現れ出でる広告の魅力的なことったら!

たとえばいまこの瞬間、僕のフェイスブックの上から二番目のニュースフィードには「イベント管理フォームサービス」の広告がでている。
これね、うん、これ。過去に同じ広告が出てきたときスゲェ魅力的だと思ってしっかりクリックしたよ。なんならブラウザの「お気に入り」に入れもした。

それ以外でも、たとえばデザインに関する広告は80%位の確率でクリックしているし、マーケティングに関する広告は45%位の確率でクリックしているし、九州のおいしい焼酎を飲ませるお店15選なんていう広告はその瞬間にクリックし、載っていたお店の1つにその晩いそいそ出かけていった。

いや、さすがにフェイスブックは僕のことをよく知っている。
抜き放題に抜いた僕の情報をベースに頭のいいフェイスブックが構築した僕は、
周りにいるリアルの人間の誰よりも僕のことを知っているんじゃないかというくらい。
そのフェイスブックが選んで出している広告だ。魅力的じゃないわけがない(何度も何度も現れる知人のセミナー告知にはかなり辟易しているとしてもだ)。
いや、マジで恐るべしフェイスブック。

       *

そんなある日。
とゆうか昨日。

めちゃくちゃ、ものすごく、意地悪なくらいに僕の心を揺さぶる広告が表示された(詳細を書くと広告主が特定できて色々とまずいので、ここからはニュアンスを残しつつ僕が創作した実在しないものとしてお伝えしていく)。

僕が心を揺さぶられた広告。
メインビジュアルは、綺麗なブロンドのお姉さんだ。
コントラストを飛ばしたようなピーキーなカラーの中、そのお姉さんは睨んだようにこちらを見ている。黄色のタンクトップからこぼれそうな巨乳の脇にこんな文字。

「モテる仕事、あります」

いやこれね、僕の趣味とか嗜好とか関係なく、クリックするでしょ。
っていうか、フェイスブックが広告を許可してるんだから変な詐欺じゃないだろうし、であればクリックしても安全だし、であれば普通にクリックするでしょ。いやむしろクリックしない男はいないでしょ。

もちろん僕は。
音速でクリック。
そしたら……

ランディングページが出てきた。
ランディングページとは、ズッとスクロールできる縦に長い1ページで、読んでる人の恐怖心を煽ったり助平心を刺激したりしつつ、メールアドレスを登録させたり無料や安価なセミナーに誘導したりする、あのページのことだ。

タワワなお胸のお姉さんから飛んだ先がそのランディングページ。
それもかなり黒いやつ。

曰く。
「誰にでもできる」
「ほとんど時間はかからない」
「開始から二日で成果を出せる」
「一か月で最低でも100万儲かる」
「巨大市場だからずっと稼げる」
「初期投資不要」
「専門知識不要」
そして、
「クレジットカードのブラックリストに載っていてもOK」

いやいやいやいや、これなんか怖すぎるでしょ。
特に最後の一文。わざわざこれを書くということは、そういう方々に「来て来て」と言っているわけだから、これはもう普通に黒いし、怖い感じも漂っている。っていうか、怖い。

けどね、さすがにフェイスブックは僕のことをよく知っている。
僕がこういう感じのを大好きであり、抗えないことをよく知っている。
危険だってわかっていても、行かない選択をしないことをよく知っている。

知りたい!
それが何だかメッチャ知りたい。
どんなカラクリになっていて、なにが底で牙をむいているのか確かめてみたい。

そんなわけで今月末、僕はこの黒いところに行ってきます。
はたしてなにが出てくるのか、無事に生還できたらこちらでご報告しますので、どうぞたのしみにお待ちください。

追伸
今回こんな感じでフェイスブックのことを書いていたら、無意識のアンテナが働いたのだろうが、フォーブスジャパンが掲載していた以下の記事に目がとまった。

フェイスブックは人生の幸福度を下げる。

アメリカの研究所によると、SNS上で友人らの投稿を目にすることで「自分以外の人たちは幸せで充実した人生を送っている」という歪んだ認識とうらやむ気持ちが生じるらしい。
さらに、SNS上で傍観者でいると「自分は時間を無駄にしている」と感じるようになり、その結果うつ病になるという。実際、一日中SNSを利用していると答えた人は、それ以外の人と比べてうつ病になるリスクが1.7倍という研究結果が載っていた。

うむ、心当たりがありすぎる。
気をつけよう。

 

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2016-06-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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