メディアグランプリ

あなたは、あなたが一日中思っていること、でできている

thumbnail


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:スズキ ヤスヒロ (ライティングライブ・東京会場)
 
 
『あなたは、あなたが一日中思っていること、でできている』
これは、19世紀に活躍した作家、『ラルフ・エマーソン』の言葉だ。
 
一日中『どうせ、自分なんてダメだ。何やってもうまくいかない』と考えているならば、きっと『何をやってもうまくいかない』だろう。
だって、何事も『どうせ、うまくいかない』と思い続けているからだ。
その『思い』とは、『あなたの願望』のようなものだ。
 
『どうせ、うまくいかない』と思っているとは、
『何事も、どうか、うまくいきませんように……』と“願い”をかけているようものだ。そんな、あなたの“願い”は、叶ってしまうのだ。
 
シミュレーションをしてみよう。
 
たとえば、気になっていた『あの人』から、週末のランチに誘われたとする。
思いがけずデートのお誘いだ…… 『嬉しい!』
誘われたばかりのときは、有頂天!
『何を着ていこうか、どのレストランにしようか……』、もうワクワクが止まらない。
 
でも、少し時間が経つと、『どうせ、うまくいかないと、思う自分』が現れてくる。
『あの人が私に声をかけてくるなんて……、おかしい。なにかウラがあるはずだ。
あの人が自分に興味なんか、あるはずがない』
そんな、ネガティブな気持ちでいっぱいになってくる。
 
『なに浮かれていたんだろ……』
浮かれていた自分が、だんだんアホらしくなってきたりする。
週末のランチに向かって、テンションはダダ下がり。
 
そんな調子で、ランチの当日を迎えることになったとしたら……、果たして、楽しいランチとなるだろうか?
 
きっとランチデートは大して盛り上がらず、『なんか普通』に終わりそうだ。そうなれば、『次には飲みに行きましょう!』みたいなことにはならない。
『ほら、思った通り。やっぱり、何もなかった』
でも、これって……、 あなたの『うまくいきませんように!』の願いが、見事かなったことになっていないだろうか?
 
これを、相手の立場になってみたらどうだろう?
ランチに誘ってみたら、快諾してくれた。
『よかった! 楽しみ!』
そう思って、週末のランチに行ってみると……
『なんか、あまり楽しそうじゃない……。テンションも低っ!』
相手がそんな調子だったら、なかなか『次にどこか行きましょう!』とは誘えない。
『自分と居ても、あまり楽しそうじゃないな……』
そう感じて、さっさと帰ってくるだろう。
 
ランチが盛り上がらなかったのは、何に原因があったのだろう?
相手が全くあなたに興味がなければ、ランチデートには誘わないだろう。
『どうせ、うまくいかない』との思いが、あなたのテンションを下げた。ランチ当日のあなたの、低いテンションが、相手の態度を引き出したことになる。
 
では……、あなたがもし、一日中どんなことでも、『きっと、うまくいく!』と思っているとしたら、どうなっただろう?
『きっと、うまくいく!』と思うことは、『うまくいきますように……』と“願い”をかけることになる。
 
ふたたび、シミュレーションしてみよう。
 
『気になっていた人』から、ランチに誘われる。
すぐに『きっと、うまくいくと思う自分』が現れて、『きっと、楽しいランチになる!』と思ってワクワクしだす。
『最近人気のレストランは? 当日の天気や気温はどうだろう? 予約したほうがいいかな? ……』、楽しすぎて、リサーチや準備が止まらない。
ランチの当日に向けて、テンションは爆上がり。
そんな調子で迎えるランチ当日、きっと楽しい時間となるだろう。
 
こうして、『うまくいきますように……』との“願い”を、叶えたことになる。
 
相手からすれば、自分とのランチをとても楽しみにしてくれていることがわかる。一緒に居て、とても楽しい。そうなれば、『次は飲みに行きましょう!』と、どんどん展開していくだろう。この相手の態度は、あなたの『楽しそうな雰囲気』が引き出したものだ。
 
この2つの例は、『一日中、思っていること』を変えただけだ。このように、
『一日中思っていること、を変えると、人生が変わってしまうのだろうか?』
 
あなたは、どう思いますか?
 
そんなの、戯言だ!
人生、そんな甘くない!
きっと多くの人々から、『自分は、なりたかった自分になれていない。だから、思っていることを変えたら、人生が変わるなんて、あり得ない』とか、
『思うだけで、自分や将来を変えることができるなら、誰も苦労しない』
などと、言われそうだ。
 
確かに、そうだろう。
 
でも、一日中ずっと『こうなりたい……』と思い続けていたら、その方向に向けて、行動してしまうし、その方向に近づくことができる『選択肢』があったら、それを選んでしまうだろう。なにしろ、ずっと『こうなりたい……』と思い続けているのだから。そして、あなたの『こうなりたい……』との言葉や行動は、周囲も変えていく。
 
私は、社会人になってしばらくしてから、『自分はアートがやりたかった』ことに気づいた。美大にも行っていないし、アート教育もうけていない。でも、私の『こうなりたい自分』とは、アーティストだった。
それに気づいたとき、私はアートとはまったく縁遠い、仕事をしていた。学生の頃に、気づいていたなら、美大に行っただろうし、全く違う人生を歩んでいただろう。
 
私はずっと『アートをやりたい』と思ってきた。ただただ、そう思ってきた。そして、今では、制作した作品を発表したり、企画のプロデュースをしたりするようになった。
『なぜ、自分はこうなったんだろう?』
思い返してみると、私はずっとアーティストへの『小さな選択』を選択しつづけきたからだ。そして、今日も明日も、そんな『小さな選択』をつづけていく。
 
あなたが一日中考えていること、それは何ですか?
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2022-07-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事