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平均年齢65歳超えのゼミ合宿に参加してきた話


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記事:吉田裕子(ライティング・ゼミ)

 

「子どもの頃、〇〇を習いたかったな」

 

「若いうちに□□しておけば……」

 

「あのとき◇◇していなければな〜」

 

そんな嘆き、皆さんにはありますか?

 

私は、あります。

 

しかも、たくさん、あります(苦笑)

 

例えば、ベタですけど、英語の勉強です。

 

もう何年も触れていないので、単語も文法も全然ダメです。そもそも、学生当時、ペーパーテストを乗り切る勉強しかしていなかったので、英会話が全くできないんですよね。

 

この夏、「東京オリンピックのボランティアをやりたい!」と思ったのは良いのですが、英語のハードルを越える自信がありません。

 

あー、学生の頃、もっと意欲的に英語をやっておけば良かった……。

 

そう思わずにはいられません。

 

そんな、「やっておけば良かった」という後悔の中でも、私の中で結構大きかったのが、

 

「ピアノを習っておけば良かった」

 

という後悔でした。

 

小さい頃の習ったのは、そろばんとお習字。

 

ピアノだなんて、オシャレな習い事の機会はありませんでした。

 

ピアノを習っていた近所のお友達がうらやましかったこと!

 

しかも、中学でフルート部に入ると、他の部員よりも、楽譜を読むのが遅くて苦労する羽目になりました。

 

高校では、選択音楽の授業で、自分以外の女子が全員ピアノ経験者だったことに唖然としたこともありました。

 

ピアノを習っておけばなぁ……。

 

もちろん、四六時中そう思っていたわけではありませんが、確かに、胸の奥底にその思いを抱いたまま、私は大学生になりました。

 

その気持ちを強く思い出したのは、塾講師のアルバイトを始めてしばらくした後のことです。

 

ある月、多めにお給料が入ったとき、「せっかくだから何かを買おう」と思ったとき、私は電子ピアノを買おうと思い立ちました。

 

そして、初心者の大人にレッスンをしてくれるピアノ教室を探したのです。

 

お世辞にも上手いとは言えない生徒でしたが、先生は優しく、根気強く、私を指導してくださいました。

 

指の訓練と並行し、私の弾きたい曲を練習させてくださったことが有難くて。

 

なんと、発表会にも出させてもらいました。

 

そのとき、親友と連弾した「戦場のメリークリスマス」は、今でも耳にする機会があると、胸が熱くなります。

 

親友はともかく、私は下手っぴでした(笑)

 

はたから見れば、子どもたちに交じって、20歳過ぎの人間が上手くもないピアノを弾いている様子は、滑稽だったかもしれません。

 

でも、人から見てどうであれ、私にとっては、とっても大事な、素敵な成功体験になりました。

 

長年憧れていたことが、叶ったのです。

 

「ピアノを習っておけば良かった」という、十年越しの後悔が消えたのです。

 

そうか。

 

「~しておけば良かった」と思ったら、ウジウジしていないで、思った瞬間から挑戦すれば良いのだなー、と。

 

× 「~しておけば良かった」

 

〇 「~すれば良いじゃん」

 

という気持ちの切り替えスイッチを手に入れたのです。

 

それから10年。

 

30歳の私を襲ったのが、

 

「大学院に行っておけば良かった」

 

という後悔でした。

 

私はもともと大学院に行こうかと考えていたのですが、自分の通っていた大学の専門課程になじめなくて、勉強・研究への挫折感を覚えてしまったのでした……。

 

結局、そのまま就職の道を選びました。

 

そのときは、その方向で決心を固めたつもりでしたし、特に、迷った感覚はありませんでした。

 

ただ、社会人になって、仕事をしていく中で、もう少し専門的な知識を身につけたいと思う機会が出てきました。

 

「あー、大学院に行っておけば良かったなぁ」

 

そう後悔したとき、ピアノの一件を思い出しました。

 

そうか。

 

今から行けば良いのか。

 

私は働きながら通える大学院を探しました。

 

そして、通信制の大学院を見付け、入試を受けたのです。

 

遅ればせながら、ここから表題の件です。

 

私はこの4月、放送大学大学院に入り、大学院生になりました。

 

通信制ですので、テレビやラジオの授業を参考にしながら、教科書で勉強します。

 

課題レポートを書いて合格すれば、試験を受けられます。

 

今、「受けられます」と書いて気付きましたが、

 

「レポートが通れば、試験を受けることができるんですっっ!!」

 

と言いたいくらい、ちょっとテンションの高い状態で書いています。

 

これは自分でも不思議な感覚なのですが、普通に大学生をやっていた頃には面倒でしかなかったレポートや試験の一つひとつが面白くて、嬉しくて、たまりません。

 

悔いていたことが叶ったからですね。

 

そして、この連休、ゼミ合宿がありました。

 

1泊2日。大学本部のセミナーハウスで、修論の途中経過を発表するものです。

 

この合宿のメンバーを見てみると、31歳の私はダントツに若かったです。

 

先生と参加者をあわせた平均年齢は65歳を超えるような感じです。

 

生涯学習の放送大学ということで、定年退職をされてから通われる方が多いのですね。

 

特に、大学院ということで、学部を出てから院に続けて通っている方もいらっしゃり、70歳を超えている方が何人もいらっしゃいました。

 

そんな学生さん達が、自分が関心を持った修論テーマについて、30分間プレゼンをするわけです。

 

自分の仕事や地域に密接に関わるテーマを選んでいる方も多く、発表には熱がこもります。

 

内容上、私には興味を持てないものもありましたが(すみません)、その発表のお姿を見ているだけで、合宿に行った甲斐があると思いました。

 

このメンバーは皆、

 

「勉強しておけば良かった」

 

という後悔を、

 

「よーし、今から勉強しよう」

 

に切り替えた人間なのです。

 

何年も、あるいは何十年間も抱え続けた後悔を、行動力で吹っ切った人たちの集団なのです。

 

部屋には、おじいさん・おばあさんばかりでしたけど、何てキラキラしているんだ、と。

 

何て青春しているんだ、と。

 

後悔でなく、現在を生きている人たち。

 

そんなメンバーに、人生のエネルギーをもらった気持ちになりました。

 

……私も、負けていられません。

 

ゼミメンバーに負けないよう、大学院の各科目や修論、頑張ろうと思いました。

 

後悔を行動力に変えるぞ、と。

今を生きる人であるぞ、と。

 

……そうだ。

 

英会話も始めないと、ね(苦笑)

***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

 

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2016-09-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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