メディアグランプリ

思い出を垂れ流さないために、私たちができること


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:大村沙織(ライティング実践教室)
 
 
ああ、何てもったいないことをしていたんだ!
思わず歯ぎしりした。
スマホに眠っていた写真。
これらを有効活用できていなかったことに気づかされてしまったからだ。
でも、これからは大丈夫。
記憶を色褪せないようにする方法を知ることができたから。
その思い出、もう垂れ流しになんかしないんだからね!
 
あの日パートナーと撮ったツーショット、カフェで食べたパンケーキ、実家に遊びに来た甥っ子や姪っ子、近所に咲いていた小さな花……スマホの中は極彩色の写真達で溢れ返ってるという人も多いのではないだろうか?
スマホやタブレットの中にあるのは何も写真だけではない。推しがライブ配信をしていたときにスクショした画像、神絵師が描いた漫画の推しキャラの画像、ゆるキャラの公式ホームページで配布されていたイラスト。それらはときにあなたを励まし、癒し、人生の糧になってくれる。
 
推しの画像であればホーム画面に設定していてもおかしくはないだろう。その場合は毎日その写真や画像を目にすることになる。しかしそれ以外の写真や画像はどうだろうか? 仮にお気に入りの写真がたくさんあったとしても、カスタマイズで設定できるのはせいぜいロック画面とホーム画面くらいで、お気に入りの写真も泣く泣くカメラロールに封印されてしまっていることはないだろうか? カメラロールを見返すのはSNSに投稿したり、友人達に写真を見せたりするときくらいで、それ以外のときは見ないというケースも往々にしてあるのではないだろうか? スマホの容量がいっぱいになってしまって、初めて見返すという人だっているかもしれない。
 
これはあまりにもったいない。特に写真には、撮ったときの感動や感情がのっていることが多い。写真を撮ったことがある人なら何となく思い当たると思う。
たとえば冬の雪景色の写真を見て、靴に雪がしみ込んだときの冷たさや、かじかんだ手で震えながら撮影したこと、その後家に帰って飲んだホットコーヒーのおいしさまで思い出したりする。たとえ自分が撮った写真でなくても、写っている人の楽しそうな様子やおいしそうな食べ物の写真を見ると、その写真を撮ったときの撮影者の感情に思いを馳せ、感想を言ったりする。1枚の写真には被写体の直接的な情報だけでなく、撮ったときの感情や記憶といった副次的な情報まで引き出す力があるのだ。それらを見ることで懐かしい思い出を蘇らせることができる。たとえネガティブな記憶であっても、そこから今の自分の成長を感じたり、奮起したりもできる。写真があると、不思議なことに時間がかなり経っていても鮮やかに思い出すことができる。まさに写真は記憶のトリガーとなるものなのだ。
 
撮ったときの感情を褪せずに思い出すためにも、写真はなるべく印刷して残しておきたい。最近は家庭用プリンターでスマホの印刷もできるし、カメラ屋で印刷サービスを実施しているところもある。しかし全ての写真を写真用紙に印刷しているとお金もかかるし、プリンターのインク代もかかる。
 
そこでお勧めしたいのが、コンビニでの印刷だ。コンビニだから時間を選ばないし、用事のついでに気軽に立ち寄ることができるのも良い。
特に愛用しているのが「PrintSmash」というアプリを使った「インデックスプリント」という機能だ。ファミリーマートとローソンで対応しているプリントサービスで、A4用紙に24枚写真を選択して印刷することができる。かかる費用は1枚当たり100円! 100円で24枚の写真が印刷できると思えば、お買い得な気もしてくる。一眼レフで撮影した写真の画質や色もきれいに再現してくれるので、カメラマンさんにもお勧めだ。写真用紙での印刷にも対応しており、その場合は料金が変わるのでご注意を。
この写真のミニサイズ感が、手帳に貼るのにはちょうど良いのだ。手帳に写真を貼って、一言文章を書くだけでも簡単な日記になる。余裕のある日は色を塗ったりすれば、あっという間に映える日記の完成だ。お気に入りの風景写真は写真用紙に印刷して、手帳に挟んで栞代わりにしたりしている。推し活をする人は推しの画像を印刷して持ち歩くのにもぴったりだ。
 
スマホの画面をスクロールしなくても、手帳をぱらぱらとめくれば写真が飛び込んでくる。今年の手帳は写真をたくさん貼ったことで程よく膨らみ、ずいぶんにぎやかになった。お気に入りのアーティストのライブや、喫茶店で食べたプリンなどの写真がある一方で、会社に泊まり込んだときに撮った月の写真など、バリエーションが豊富だ。写真があることで、何てことのない日でも特別な1日になるような気がしてくる。写真はカメラロールに溜め込むものではなく、見返せるようにして浸るものだと思う。
まずは「PrintSmash」アプリ(iPhoneにもAndroidにも対応)をスマホにダウンロードするところから始めてみてはいかがだろううか? もしかしたら、あなたの今日という1日がかけがえのないものになるかもしれない。
 
 
 
 
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2022-11-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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