fbpx
メディアグランプリ

人生初のオフ会で見つけた、AIに打ち勝つヒントが見える鏡


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講申込みページ/東京・福岡・全国通信】人生を変える!「天狼院ライティング・ゼミ」《日曜コース》〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
【東京・福岡・全国通信対応】《日曜コース》

【11月開講】未来を変えるマーケティング教室「天狼院マーケティング・ゼミ」開講!「通信販売」も「集客」も「自社メディア構築」も「PR」も、たったひとつの法則「ABCユニット」で極める!《全国通信受講対応》

15181274_190781301328069_5840200341845945611_n

記事:リコ(ライティングゼミ)

待ち合わせ、ここでいいんだっけ。
駅前のルノワールについた私は、入り口のガラス扉の前で、もう一度スマホを取り出し、待ち合わせの時間と場所を確認しました。
うん、あってる。
開始時間まであと5分。
あんまり早く着いて誰も来ていなかったら困るし、最初から遅れても失礼だし、5分前はちょうど良い頃合いです。
きっと主催者のヨウコさんはもう来ているころでしょう。
ふーっと一息吐いた後、意を決して店内に入ります。
午前10時前だというのに、店内は思いのほか混んでいます。
この中からヨウコさんを探し出せるでしょうか。
ヨウコさんの外見についてわかっていることは、30代の女性であることと、一枚の小さなプロフィール写真のみ。
ドキドキしながら店内を見て歩きます。
一番奥の席に、パソコンを開いた一人の女性が立っているのが見えました。
席が6人分確保されています。
今日の参加人数予定人数と同じ6人。
あの人かな。
よし、声をかけてみよう。
その日は、私にとって、人生初のオフ会でした。
オンラインで知り合った人と実際に会うのは、生まれて初めてでした。
そこで私は不思議な鏡を見ました。それは、これまで見えなかった自分が見える鏡でした。

自分の好きなこととか得意なことって何だっけ?
めでたくアラフォーになった私が、そんな中2みたいな疑問を持ち始めたのは、AIについての記事を読んだことがきっかけでした。
「10年後、AIに奪われる仕事。あなたの仕事は大丈夫?」
その記事には、今後AIが奪ってしまうかもしれない職業の数々が掲載されていました。
医者や弁護士も取り上げられていました。
お医者さんの、症状をみて、膨大な病名の中から患者さんの病名を判断する診断業務。
弁護士さんの、膨大な判例の中から案件に近い判例を引っ張り出してくる仕事。
こういう、「ビックデータの中から最適解を見つける仕事」は、確かにAI君に分がありそうです。
そのほか、記事にはたくさんの職種が列挙されていました。
一昔前は医者や弁護士になることや、良い大学に入って、一部上場企業に入ることは幸せの象徴でした。
10年後、いえ、今すでに、これらの職は安定した幸せのゴールではなくなっているように見えます。
でも、幸せや楽しさが世の中からなくなってしまったわけではありません。
まわりを見渡せば、AIにはできなそうな仕事で、成功している人、しかも楽しそうにしている人はたくさんいます。
天狼院書店の三浦さんもその一人です。
三浦さんの仕事をAIに置き換えることは、まず不可能でしょう。
AI君にはシルクドソレイユ的本屋さんを作ろうなんて、思いつけるはずもありません。
次に思い浮かんだのは私の大好きな書道の先生です。
先生はただ字の形を直してくれるだけではありません。その人その人のよさを必ず見つけて、褒めるところから入るあの指導は、先生オリジナルのやり方です。小学生の男の子からそのお母さん方まで人気があり、生徒はどんどん増えています。
今、実際に身の回りで楽しそうに成功していて、将来もAIにその職を奪われないであろう人は、「医者」とか「弁護士」のように、職業で一般化できません。一部上場企業に勤めているとか、東大卒とかでくくることもできません。
彼らの共通点は、自分の好きなことや得意なことで、オリジナリティを生かして、人の役に立っている人。
そこまで考えて、私はふと思いました。
で、私の好きなこと、得意なことってなんだったっけ。

そんなことを考えていたある日のこと。
私はひょんなきっかけで、とある勉強会のオフ会に参加することになりました。
ドキドキしながら向かった待ち合わせ場所の喫茶店で、主催者のヨウコさんと思しき人に声をかけました。
はたして、その方がヨウコさんでした。
しばらくすると参加者は全員集まり、勉強会がはじましました。
最初に自己紹介をすることになりました。
そこで私は、はたと困りました。
どこから自己紹介すればいいんだろう。
ちょっと困ってから私が話したのは、会社員であること。入社10数年目であること。どんな仕事をしているか。2児の母であること。
すると、私の仕事内容に興味を持った方が、質問してくれました。
簡単にこの10年のキャリアを話すと、へー!と言う声が上がりました。
あれ、このキャリアって珍しいのかな。
チラリ。
一瞬、自分が映った鏡が見えた気がしました。
私は今ごくごく狭い世界で生きています。
毎日会話をする相手は家族と仕事の関係者。以上終了。
たまに大学や高校の友達と連絡をとることはありましたが、それだけ。
家族でもなく、仕事でもなく、大学や高校の同級生でもない人ときちんと話をするのは何年ぶりでしょうか。
そうか、私のリケジョの経歴、実は結構珍しいのか!
それは意外な発見でした。

勉強会はヨウコさんのリードによって順調にすすみ、感想をいいあっているうちに、またハッとすることがありました。
分析することが好きなんだね。
整理して書くのが上手ですね。
私についてされた、何気ないコメントの一つ一つでした。
また、自分が映った鏡が見えました。
それは日常生活では見えない自分の姿が映っていました。

きっと、人は自分1人では自分のことが見えないのだと思います。
好きか嫌いか、得意か不得意かは、他の人と自分を比べてわかることです。
そして、普段とても限られた人間関係の中で生活をしている私。似たような集まり中の人で暮らしている私は、周りと自分を比べっこをしても、なかなか自分が浮かびあがりません。
でも、オフ会で、私は、仕事とか、同じ大学とかそういう属性を離れた人と話ができました。
そうすることで、自分では見ることができない自分の姿が映った鏡を見ることができたのです。

今、参加している天狼院書店のライティングゼミも、私にとって鏡を見る場所の一つです。
参加者は、年齢も、性別も、職業も、実に多様です。
この雑多な中で、みんなの文章に混じって自分の文章を投稿すると、自分が映った鏡を見ることができるのです。

私の好きなこととか得意なことってなんだっけ。
最近わかってきたことは書くことが好きだと言うこと。
じゃあ、私にしか書けないことってなんだろう。
私の得意との組み合わせで何か役に立つことができるだろうか。
私はいろんなコミュニティで鏡を見ながら、AIに負けずに楽しくやっていくための作戦を、練っているところです。

 

 ***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、店主三浦のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

【12月開講申込みページ/東京・福岡・全国通信】人生を変える!「天狼院ライティング・ゼミ」《日曜コース》〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
【東京・福岡・全国通信対応】《日曜コース》

【11月開講】未来を変えるマーケティング教室「天狼院マーケティング・ゼミ」開講!「通信販売」も「集客」も「自社メディア構築」も「PR」も、たったひとつの法則「ABCユニット」で極める!《全国通信受講対応》

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:03-6914-3618

天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F

TEL:03-6914-3618
FAX:03-6914-3619

東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

TEL 092-518-7435 FAX 092-518-4941

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。

【天狼院のメルマガのご登録はこちらから】

メルマガ購読・解除

【有料メルマガのご登録はこちらから】


2016-12-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事