メディアグランプリ

主人は元気で<無事です>がいい


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記事;月乃宮千晶(ライテイングゼミ)

<無事です>という札を大掃除をしていたら見つけた。
この札は区から特別に我が家に配られた防災用品の一つになる。

それはわたしたち家族が無事であることを玄関ドアにかけることにより知らせる物である。
その札をその掃除の最中にどこにしまっていいのかわからなくなり、困惑した。
妙に邪魔でもある。
私はこれを有効に活用する方法はないものか、それを考えてみた。
その結果、思いついたのが主人の部屋のドアのプレートにするということである!
これはいい!
最近良くないニュースが多く私としては明るい、笑えるような話題が欲しいなあ、と思っていた。笑えるきっかけのような出来事が欲しかった。それは些細なことでいい。

この<無事です>という札をみたら、主人からのメッセージということにしてみたくなった。というのはいつも主人は話しかけても無反応であることが多いからだ。
この無反応の人に最高に良い、省エネ札!
それが
<無事です>なのだ。

いつも主人の部屋の前を通るたびに目に入る、
<無事です>

トイレに行くときも、ふと主人の部屋に目をやると
<無事です>

これが大きな映像となり浮彫りにされ、視界に入ってくる。
この間はトイレに行くときに主人の部屋の前で思わず大笑い。なんかこれはただ普通に書かれている札であり、プレートの字であるのにも関わらずまるで声でも聞こえてきそうなイメージのメッセージだからなのだ。

「パパ、部屋にこもりきりだよね」と娘が言う。

この暮れの、とんでもなく忙しい時に大きな声で部屋に向かい、いるのを確認するのが非常に疲れる。こんな時にこんなことに労力を割くということももったいない。

私は、だからこそ音声はないが活字で存在を伝えてくれるメッセージに救われた。
あたかも訴えるかのように静かに発信をつづけているこのプレート。
SNSとは違う意味合いの存在感!それが
<無事です>

あ、部屋のドアをみたら大丈夫なのだ、と妙に納得する。

<無事です>、
それはまるで選挙のアナウンスカーのように自分の耳にこだまするかのようだ。
何度も何度もそれは響き渡る。
私にとりこの言葉、このメッセージプレートは非常に安心感があるのだ。
それでも、もとは笑えるな、と思った事がきっかけで始まったこと。
娘とふざけて主人をからかうように始めたのだ。
それがこんな、ユーモラスな、人生に明るい色どりを与えることになるなんて
考えたこともなかった。
「ウケるよね~」と、何度も娘と言ってしまった。

<無事です>

どんなときも無事です。
はじめは、主人はこの札をかけられてること自体に
気づかなかったようだがどうやら深夜に気づいたようでその札は翌朝には跡形もなく外されていた。それには驚いた。

私はこの便利な面白い札はどこに行ったのか、と娘としきりに話していた。
主人は朝、非常に早起きで いつも外に早く出かけてしまうから。それは心細やかなことに眠っている私たちに悪いから静かに早く外に行くらしい。

そして事は大晦日の朝。
またも何も言わずに主人が出てしまっている。
<そして主人がいなくなった>
そんなタイトルがぴったりな朝。

私は主婦探偵にでもなったような面持でいったいあの人はどこへ、と謎解きを始めていた。
「どこにいっただろうね。今日は仕事休みだろうに。」と話した。
そしてまあ、大晦日だからと第九の曲をオーディオから流し始めた。
するとここにいるよ、とベランダから主人。あらまあ、第九の曲の中で
合唱が突然始まる、びっくりする瞬間以上の驚き!
「驚いた、何してるの?」と聞いてみた。
すると返ってきた返答にびっくりだ。
<無事です>このプレートを朝早く隣の老人に渡したというのだ。聞いた話によると毎朝運動不足を解消するために散歩をしている主人だがこの散歩中に隣の老人に会うことが
多いらしい。
隣の老人は声を出すのがたいへんだから
意思を伝えることのできるものが、無事であることを伝えることのできるものを欲しい
と常日ごろから話していたという。

そして、主人が思いついたのが、この夜中に見つけた
<無事です>プレート!
また、世の中にはたくさんの寝たきりの人がいる。その時にその方たちの安否が心配ではないか。だからこの札を持ちたくさんコピーして作りにも行ったというのだ。
普段往診の仕事をしている主人。そのことに頭が直結したらしい。

なんてまあ、熱心な!

常に社会貢献を考えている人の鏡のような人だと私は改めて尊敬。

ついつい人は仕事のことを家で忘れたり、お笑いの方向に頭が行きがちだ。
それなのに この些細なことを仕事関連のことに直結させてしまうということ、これはあまりにすごいことだと思うのである。それでも、まあ何度見てもやはり笑えるのだが。

<無事です>
<無事です>
私の中でこれが何度もこだまする。我が家の昨年内輪ウケ、ナンバーワン!

しかしそれにしてもやはり思う。
主人は家庭では静かで存在感薄くとも仕事関連に熱を入れる、
元気で<無事です>がいいと。

***
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2017-01-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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