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メディアグランプリ

私が戸をたたいたのはラーメン屋ではなく天狼院書店だった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講申込みページ/東京・福岡・全国通信】人生を変える!「天狼院ライティング・ゼミ」《日曜コース》〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
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記事:岡本彩菜 (ライティング・ゼミ)

「締切りまであと5時間……」
いつものカウントダウンが始まった。

これは元をたどれば仕事に悩んでいた頃に目にしたある人の記事のせいだった。
それは数年前、たまたまFacebookで流れてきた。
いまの会社で働く選択は正しかったのか、もっと他に道があったんじゃないか。
そんな、新入社員の悩みを代弁してくれて、最後には「今の場所でもう少し頑張ってみようかな」そんな前向きさをくれた。

記事を読んでいくと
・書いている人物は私と同い年らしい。
・「天狼院書店」という書店の人らしい。
・どうもその書店は池袋のはずれにあるらしい。
ということがわかった。

「天狼院書店……聞いたことない本屋だな」
そう思って名前を検索してみると「こたつのある本屋」としてメディアにも出ているようだ。私はその記事を書いた人がいるらしい、つかみどころのない本屋にとても心惹かれていた。

ある週末、私は池袋の細い通りを歩いていた。iPhoneで地図を見ながら進むけれどなかなか目的地に辿り着かない。1本道だから間違えるはずもないのだが、すこし心細くなってきた。それでも地図を信じて進むと「天狼院書店」と書かれた小さな看板が見えた。
「ホッ」
無事にたどり着けたことに安堵した。
らせん状の階段を上がり、ガラスの戸を押しあけると、こぢんまりとした店内。
でかでかとかかれた「秘本」のPOPに黒いカバーのついた本が積まれている。店の角、一つ上がったところには噂のこたつもあった。
店内ではお客さんが思い思いに気になる本を手に取り、夢中で読んでいた。
私も、さっそく気になる本を数冊手に取って、空いている席についた。
店内はまったりとした空気が流れていてとても居心地がよかった。

暫く経った頃だろうか、こたつを囲んで何かが始まった。
「自分が好きな雑誌を持ってきてください。
その雑誌のどういう所が好きか、おススメしたいかを共有しましょう!」

それぞれが雑誌を持ち寄り、発表が始まってどんどん順番が回っていく。私はミヒャエル・エンデの『モモ』を読みながら、「面白そうなことが始まったな」位に思っていた。ところが、ある人が口を開いたところで強烈に惹きつけられた。
「川代です」
どこかで聞いたことのある名前。
いたのだ、その中に、あの記事を書いた彼女。まさかこんなところで。
思わず凝視してしまった。華奢で、お洒落な雰囲気をまとった彼女は同い年には見えない位大人びて見えた。彼女が『BLUTUS』が好きだと言っていたことは今もハッキリと覚えている。私は大好きな有名人をばったり見かけてしまったファンのように、何もできず、しばらく動けずにいた。

そんな衝撃的な天狼院初体験を終え、それから天狼院が少し身近になったような気がして頻繁に天狼院や天狼院のHPを覗くようになった。イベントにも参加するようになった。

天狼院は私にとって行列のできる黄色いラーメン屋のようだった。
老若男女を問わずさまざまな人が集まってくる。お世辞にもアクセスが良い場所にあるとは言えないけれど、それでもわざわざ訪れる人がいる。1度入ったら人を惹きつけて離さない。ベースとなる味はあるものの、店舗によって少しずつ味の異なるスープ。自分の好きなようにカスタマイズできるトッピング。注文方法や並び方など、通っている人にしかわからない秘密。
天狼院も、同じだ。
同じ天狼院でも各地のスタッフによって個性の異なる店舗。好きなようにカスタマイズできるゼミの数々。そして、それを後押しするプラチナクラス。誰にも明かしてはいけない、秘密だらけの秘本。スープに魅了され、熱狂的なファンが店に弟子入りを申し出るというようなことがよくあるらしいが、それは天狼院でも起きている。
少し異なるのは、「プロとして食べていける」と噂の極意を、店主自らライティング・ゼミで教えてくれることだ。

最近目にする天狼院の記事にはよく以下の注意書きが書いてある。
『この記事は「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加して頂けると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することが出来ます』
私は完全に天狼院に魅了されていた。この注意書きを読むたび、どうしようもなく、ライティング・ゼミで教えてもらえる「極意」を知りたくてしょうがなくなっていた。
寄稿した自分の記事が掲載されていることを妄想して、どうしようもなくワクワクしていた。
「極意を教えて下さい!!」
直感的に、熱狂的にその戸を叩いていたのだった。

戸を開いてみると、12月の日曜コースの弟子たちは競合揃い。
「今回はレベルが高い」スタッフの方々が口を揃えて言うくらいだ。
それは弟子入りしたからといって、そこに居るだけでは簡単に認められるほど甘くない世界だということを物語っている。
大きすぎるプレッシャーを感じながら、今私が作れる最高の一杯を出せるように、ああでもないこうでもないと言いながら今日もPCの前で締切に追われている。

***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2017-01-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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