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メディアグランプリ

予想外のところから人生は変わる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:yukari(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「このままじゃだめだ。ここは私がいるところじゃない。こんなの本当の私じゃない」
 
数年前から私はしばしばこの思いにかられ、焦っていた。
フルタイムで仕事をし、夫と仲良く穏やかな毎日を過ごせるだけで十分幸せなはずなのに、「事務職だし、仕事では自分の代わりはいくらでもいるし……」とどこかで物足りなさを感じていた。
ずっと「もっと充実した人生を送りたい」と思い、どこかにもっと自分が輝ける場所があるのだと信じていた。
運動が好きでもないのにマラソンやゴルフを始めたり、本を読んだり、自己啓発や起業セミナーに通ったこともあった。
でも、どれもしっくりこず悶々とした日々を過ごしていた。
 
今、私には、4か月になる娘がいる。
赤ちゃんがいる生活がこんなに幸せだとは、1年前の私には想像もしなかった。
娘がなぜ泣いているのか分からない、なかなか寝ない、夜何度も起きるといったことはもちろん大変であるが、それを上回る喜びがたくさんある。
こちらを見て楽しそうに笑ったり、穏やかな表情で眠ったりといろんな表情を見せてくれる。
むちむちとしてやわらかいほっぺたや手足に触れているときは至福のときである。
また、昨日できなかったことが、今日できるようになるといったすさまじい成長に驚かされることもある。
 
こうして書いているが、元々私は子供が苦手であった。
友達に子供が生まれても礼儀としてかわいいと言うが、それほど興味は持てないし「抱っこしてあげて」と言われても反応に困って作り笑顔でその場をやり過ごしていた。
今も、他人の子供にどう接してよいか分からず戸惑う。
 
子供ができる前、仕事をしており、夫と食べ歩きや旅行をすることを楽しんでいた。
身近に子供がいない人生を楽しんでいる夫婦もおり、「子供がいない人生でもいいのではないか」と思っていた。
でも、「子供が欲しい」と思えず、そのことに対し「人として欠陥があるのではないか」と悩むこともあった。
また、周囲で出産したということを聞くと、どこか胸の奥がチクリとし、「本当にこれでいいのだろうか?」と思う気持ちもなかったわけではない。
 
そんなことを考えているうちに、結婚してから3年が経ち、夫が改めて言った。
「子供が欲しい」
「育てられる自信がない。子供をかわいいと思えないかもしれない。産んでからかわいいと思えなくても責任がとれない」
「子供を育てられないと思ったら、俺が仕事を辞めてもいい。家事は嫌いではないし、家でできる仕事もあるから」
 
夫にそこまで言われてしまったので、私も覚悟して「縁があれば私たちのところにも赤ちゃんが来るか」と思って過ごすことにした。
そうしたら、すぐに子供ができたのある。
「子供をかわいいと思えるだろうか」と心配していたが、目の前のことに一喜一憂しながら手探りで育児をしてきた。
今となっては子供がかわいくてかわいくてしょうがなく、子供のいない人生なんて考えられない。
 
子供ができたことにより私の人生は変わった。
今まで知らなかった幸せを感じることができた。
 
そんな育児の合間にFacebookを見ていたとき、複数の友人が天狼院書店のページへいいねをしており、ライティング・ゼミの告知を目にした。
 
「人生を変えるライティング教室」
 
ちょうど育休中に何か学びたいと思っていた。
文章を書くことに苦手意識があった。
何から書いたらいいのか分からない。
自分の考えを言語化することができない。
そもそも、これまでの人生で周りの顔色を窺っていたので、「自分」というものがよく分からない。
自分など取るに足らない普通のつまらない人間で、人に伝えられる文章を書くような才能や技術もない。
それでも、仕事で文章を書く機会もあるため、文章の書き方の本を読んだのも一度や二度ではない。
そして、いつも自分の何をどう変えたら文章が書けるようになるのか分からず挫折感を抱えていた。
 
「育児で時間もないし、受講料を娘のために使ったほうがよいのではないか」という思いが出て、すぐには申し込めなかった。
でも、心のどこかで気になり、ライティング・ゼミ受講生の文章をいくつも読んだ。
「自分の思いを言語化し、人に伝えたい」と申し込むことにした。
 
第1講を受けてからも、何を書けばいいか分からず、メディアグランプリの文章をいくつも読んだ。
真っ白なパソコン画面を前にため息をつき、「とんでもないものに申し込んでしまった……」と逃げ出したい気持ちになった。
「課題を出すのは任意だし、小さい子がいて時間がないから」と課題を出さない言い訳をすることはいくらでもできる。
それでも、申し込むときは、「課題を1回も出せないかもしれない」と思ったが、まずは、はじめの一歩を踏み出すことができた。
 
「文章の書き方を学んで人生が変わる」ということはまだ想像できないけれど、これから4か月、少しでも自分の人生に変化を起こせるようこの講座に取り組みたい。
 
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-08-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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