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「何者か」になる為には、「禅の修行」の姿勢が必要だと思う


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:高浜 裕太郎(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
あなたは、自分が「何者か」になりたいと思ったことはあるだろうか。
例えば、野球少年が、「将来の夢はプロ野球選手!」なんて夢を語るように、誰しも、今の自分とは違う「何者」かになりたいと思った時はあるのではないだろうか。私も、その1人だ。
 
私は、小さい頃、自分が将来どんな姿になっているのかというイメージが持てずにいた。まるで、霧がかかっているかのように、先が全く見えない状態だった。けれども、漠然と、「将来は、何か好きなことを仕事に出来たらいいな」なんて思っていた。当時は、ゲームが好きだったので、自分も、ゲームを製作する側に立ちたいなと、漠然とだが思っていた。
 
私が、「何者か」になりたいと、明確に意識をし始めたのは、高校生の頃だったと思う。当時、教えを受けていた、世界史の先生がいた。その人に、影響を受け、その人のような先生になりたいと思った。あんなに面白く、世界史を教えられる先生になりたいと思った。それは、憧れに近い感情だった。初めて私が、「何者」かになりたいと意識をした瞬間だったと思う。
 
だから大学でも、歴史を専攻した。好きだった先生に近づく為に、先生のように面白く世界史を教えられる先生になる為に、勉強をした。
しかし、私は大学生活の途中から、憧れの先生になりたいという意識が薄れていってしまった。それは、教育現場の実態を、知ってしまったからという理由が大きい。私の「何者」かになりたいという意識は、現実を知ってしまった事によって、薄れてしまったのだ。私の前に出来ていた道には、またもや濃い霧がかかってしまったようだった。
 
そうして大学生活を過ごしていくうちに、「文章を書くこと」の面白さに、気づいた。元々、専攻の成果発表等で、文章を書く機会はあった。そして、私はその面白さにすっかりハマってしまったのだ。
 
私にとって、文章を書くということは、自己啓発本を読むようなものだった。文章を書いていると、どこか私が高みへ登っていけるような感覚に陥る。自分が成長しているという感覚を得ることが出来る。それは、自己啓発本も同じだ。実際に、私が文章を書くことで、成長していたかどうかはさておき、とにかく、私は文章を書くことによって、自分が成長していると思い込んでいたのだ。そしてそれは、かなり気持ちのいい感覚だった。
 
その感覚を、社会に出てからも味わいたい。文章を書くことを仕事に出来たら、どんなに幸せだろうかと、私は思うようになった。文章を書いていると、私は未知の私に出会えるような気がする。そんなことを考えていた。
 
だから私は、「記者」や「ライター」といった、ペンで食っていけるような仕事を、就職活動の軸にした。
 
しかし、それは上手くいかなかった。私はまた、「何者」にもなれなかったのだ。この時に私は、「自分が何者かになるのは、なんて難しい事なのだろうか」と思った。
 
そんなことを思ってから、2年半が経った。今もまた、私は「何者」かになろうとしている。今回は、確実に叶える為に、ある「姿勢」を大事にしたいと思う。それは、「禅の修行」の姿勢だ。
 
「禅の修行」は、よくテレビでも見るように、煩悩を断ち切ることを目的としている。煩悩を断ち切れていないと判断されると、打たれてしまう。
 
私もそうだが、煩悩を断ち切ることは、極めて難しい。けれども、「何者」かになるのは、この修行の姿勢が大切だと思うのだ。
 
「何者」かになろうと努力をすること、それはつまり、まっすぐに努力をするということだ。「何者」かになった他人を妬んだり、他人を傷つけたりすることなく、自分をひたすらに高めていく姿勢が重要になるのではないかと、私は考えている。
 
そして、もし道を外れそうになってしまったら、修行のような厳しさをもって、自分を律することが必要になるのではないかと思うのだ。
 
私は今年で24歳だ。私の前に続く道は、まだ果てしなく長い。その道を、なるべく迷うことなく進めるように、そして自分が「何者」かになれるように、「禅の修行」の姿勢を大切にして、進んでいきたいと思う。
 
「何者」かになりたくて、けれどもなれなくて悔しい思いをしている人に、私の「姿勢」が、少しでも参考になるのであれば、こんなに嬉しいことはない。私も、彼らと一緒に、「何者」かになれるように、頑張っていこうと思う。
 
 
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2017-09-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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