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メディアグランプリ

天狼院ライティング・ゼミで人生は変えられるのか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:相澤綾子(ライティング・ゼミ日曜コース)

 

4ヶ月前、天狼院ライティング・ゼミの広告をクリックしたときの私は、もう完全に参っていて、ボロボロだった。家にいても仕事のイライラから抜け出せないでいた。なぜこんな自由度の低い事務作業に明け暮れなくてはいけないのだろう。若手が勉強も兼ねてやるべきじゃないか。経験が長いから、特に指示しなくても適当にやってくれるだろうと便利に使われているのだ。誰も評価も感謝もしない。そのうちまとめて休みを取ろうか、もう明日から来るのをやめようか、仕事をやめようか、人生そのものをやめようか。

その裏には、私にはこんな誰でもできる仕事をすべき人間じゃないという思い上がりがあった。「もったいない」と言ってくれる人もいる。「僕ならそんな配置をしない」と言ってくれる人もいる。でもみんな、同じ係で仕事したことのある経験はなく、隣の課だったり、プロジェクトで関わった人達だった。彼らはよく知らないだけで、一緒に仕事すれば、私の本質が分かるということなのか。

 

そんな時に「天狼院ライティング・ゼミ」の広告が、突然、私の目の前に現れた。文字の背景の白が神々しく光っていた。

書くことは好きだった。得意だった。自分なら、課題として提出した文章がすぐに掲載されるのではないかと思った。書くことで自分を取り戻せるのではないか。わくわくすることが待っているのではないか。新しい世界が開けるのではないか。ひょっとして、書くことで生きていけるようになるのではないか?

 

講座が始まり、いざ課題を提出してみると、私の書いたものは掲載されなかった。一度目は、まあ最初だから仕方がないと思った。掲載が決まった他の受講生の投稿を私は一つずつ読み、次は私もそっち側に行けるはずだと自分を奮い立たせた。

でも二度目、三度目と、講義内容や注意されたことに気を付けながら書いているつもりなのに、掲載してもらえない。四回目にはついに「面白かった」というコメントをつけてもらえたのに、凡ミスで掲載を逃した。内容で落とされた時よりも、はるかにショックだった。「もう二度と、掲載してもらえるようなものは書けないのではないか」とリアルに涙が出た。

講義を聞いていてもつらかった。書く姿勢だけでなく、生きる姿勢についても、問題点を指摘された。三浦先生は東京や京都や福岡の天狼院で話をしているのに、千葉の自宅でスマホの動画配信を見ている鬱々とした私を見つけ出して、そんなことではダメだ、と言った。叱った後で、評価されたければどう生きればよいか、というすごい秘密を教えてくれた。それは今の私にはとても難しいことだった。なぜなら、仕事に対する堂々巡りみたい考え方をやめることだったからだ。自分でも抜け出せなくて苦しんでいるのに。

 

だとしたら、どうすればいいのだろう?

 

ただひたすら、書くしかないのだ。

 

三浦先生は写真を例にして、練習の大切さを説いていた。たくさん撮ればその中に数枚いいものが入っていると。私も写真を撮るときには、誰かが目をつぶっているかもしれないからと、2、3枚同じ状況で撮ることが多い。でも書くことは書いて、確認して修正して、一回で終わりにしてしまう。

それだけではない。写真を撮るときには、画面に入ってしまうところにある余計なものを片付ける。暗くてぼんやりとしているなら、明かりをつける。本来の色を見たければ、自然光を取り入れる。伝えたいことが何なのかがはっきりと分かるように、どの角度から撮るかを考える。うまく撮れなかったと思ったら撮り直す。

書くときにそこまでのことを私はやっているだろうか。

 

書こう、写真を撮るように書こう。

 

三浦先生は生きる姿勢に繋がる深い話をしながらも、もちろん、文章をコンテンツにする手法についても、分かりやすく教えてくれた。その手法に従い、写真を撮る感じを意識しながら書いてみた。そして何回か掲載してもらうことができた。嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

 

三浦先生はこうも言っている。2,000字程度の文章をコンテンツにするのは、再現性の高い手法があるので、誰にでもできるようになる。まだ覚束ないけれど、私自身実感できた。でも、5,000字程度、それ以上の長さの文章は誰にでも書けるわけではない。その間には深い断絶があると。

今の書くペースでは、圧倒的に量が足りないことが分かっている。書くスピードも遅く、道のりは長い。でもその断絶を超えたい。この4ヶ月、何度落ち込んでも食らいついていったじゃないか。これが今の本当の私だ。誰にでもできるわけじゃないということに、チャレンジしたい。

 

書こう、書くしかない。

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-11-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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