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「自分でやった方が早い」を封印して大人の色気を身に付ける方法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:木村なほこ(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
美容院で時間をもてあまし、普段は読まないような雑誌をめくっていたら
「モテる人は、人の良いところを見つけるのが上手」とあった。
うん、確かにそうだろうなあ、と思いながら読んでいると、そういう人は、電車の中などで乗り合わせた知らない人に対しても、「この人の目は素敵だ」とか、いちいち考えたりするらしい。
 
どんな人にも良いところはある。
確かにそうだ。
外見のことだけじゃなく、仕事ぶりや、言葉遣い、気遣い、はたまた歩き方や動き方についてでも、何かひとつくらい、素敵だと思えることはあるだろう。
 
それでも、完璧主義的傾向のある私は、自分にも他人にも厳しくなりがちだ。
完璧主義というのは、こうあるべきだ、こうしなきゃいけない、という自分ルールがたくさんある。そしてそれが出来ない限りは不可である、といった、ゼロか100か、みたいな極端な思考になりがちだ。
こだわりが強いともいえる。
そして自分が完璧を目指しているものだから、人にも自然と厳しくなってしまう。
ちゃんとやっていないように見える人が、許せなくなってしまうのだ。それはあくまで自分から見て、ということなのだけど。
そうなると、人の良い面よりも、悪い面ばかりが目につくようになってしまう。
うーん、良くない。
モテるかどうかは別にしたって、人の悪い面ばかり見て、嫌だなあと思っているより、ここ素敵だなあと思える方が、自分にとっても気分が良いはずだ。
そうは言っても、こういうのはクセのようなもので、意識しないとなかなか直せない。
雑誌に載っていたモテる人のように、電車の中ででも練習していけばよいのだろうか。
もっとふんわりと、柔らかく、優しいまなざしで世の中を見る視線を持ちたい。
 
そんなことを考えている時、知人の女性がSNSで発信しているのを見て驚いた。
「大人の女の色気を学ぶセミナーを開催します!」
 
確かに彼女は笑顔の美しい素敵な大人の女性なのだが、色気って……。
そもそも色気って、セミナーで教えてもらって身につくものなのだろうか。
色気のあるヘアスタイルやメイク、しぐさや服装なんかの指南を受けるのだろうか。
そんなことを思って、ちょっと引き気味だった。
しかし、どうやら彼女のいう「色気」というのは、単純なる外見のことだけではないらしい。
女性と男性では、そもそも役割が違うのだから、女性は女性らしくいればいいのだ、ということなのだけど、それは外見だけではなく、中身、考え方、スタンスのようなもの。
現代の女性は、社会の中で頑張って働いているから、男性と張り合おうとしてしまっているけど、本来の女性の役割は、男性が持ち帰ってきた成果を受け取ってよろこび、男性を「もっと頑張ろう」という気にさせることだと。
 
そのためにはどうするか。
「ほめる」
「甘える」
「感謝する」「喜ぶ」
これが女性の役割だ、という。
 
確かに、きれいにしている女性から、ほめられたり、甘えられたり、そして無邪気に喜んでくれたりしたら、どんな男性だって嬉しいだろうと想像はつく。
しかし、それが「色気」だったとは。
私なんか、別に張り合うつもりはなくても、自分でやった方が早いと思ってしまう性格で、男性に甘えるのはかなり苦手だ。
だいたい自分でやった方がうまく出来るし。
忙しそうだと、やってもらうのも悪いし。
なんていう考えが良くないのだろう。確かに、かわいげがない。
彼女いわく、むしろ
「感謝を伝えられる場面をわざわざ探す」
「教えてもらったら、たとえ自分がすでに知っていることであろうとすごい! とほめる」
くらいやるのだ、と。しかも満面の笑顔で。
電車の中で練習するのと、そう変わらない。
 
後輩に仕事を教えるときにも、「自分でやった方が早い」は禁物。やらせないと育たない。
子どももほめて育てろというし。
そこで思った。
完璧主義とか、自分でやった方が早いから自分でやる、というのは、人を信用してないともいえるな。自分ひとりで世界を回しているわけでもなく、自分ひとりですべてが出来るわけでもないのに。自分で何でもやろうとするのが良いわけじゃないな。
ずっと、自立した強い大人の女性になりたいと思ってきたのだけど、きっと今それは叶えられているのだけど、それは思ったほど良いものではない。
人の良いところを見る視点をもって、それをちゃんと相手に伝える。それはほめるということで、その人を信頼して何かを頼む、甘える。そして、してもらったら喜んで感謝する。
なんだか書いているだけで優しい女性になったみたいだ。
それをしていると、そのうちに、いろんな人のいろんなところを受け入れられる、器の大きな人になれるかもしれない。
それが色気やモテにつながるなら、一石二鳥。
 
女性の色気のことばかり書いているようだけど、もちろん男性も、人をほめて感謝することは有効だと思う。
ほめられたり、感謝されたりしたらうれしいのは女性も同じだから。
 
 
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2018-01-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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