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メディアグランプリ

悩む時間をムダと感じますか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:斉藤★のり(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「悩む時間ってもったいなくないですか?」
 
今、私は天狼院書店というちょっと変わった本屋が主催しているライティングゼミに通っている。
三浦さんという、その書店の店主と話すときに良く言っていることがそれだ。
 
確かにその通りなんだが、私は何をするにしても、ああじゃないこうじゃないと悩んでしまうたちなのだ。悩む時間がめんどくさいから早く決断したい。そしてゆっくり映画でも観たいと思っているのだが、なかなか決められない。
 
すごく映像を見るのにスマホのデータ容量プランは一番低い7Gだし、洋服だだって駅界隈のほとんどのセレクトショップを見てまわってから、コーヒーショップで一休みして、しまいには選ぶのがめんどくさくなって、まっ来週でいっかとそのまま帰ってしまったりするのである。
 
その場で決めちゃっていいじゃんと思うのだが買えないのだ。どうしても損をしたくないという気持ちが先にたってしまう。
仮に気にいらないモノを買ったとしても、今の時代はメルカリという個人が直接売買できるサービスもあるし、服とか靴とかカバン、アクセサリーまで買い取ってくれるサービスもある。
 
そもそもなんでその場で決められないのだろうか? 損をしたくないというだけなのだろうか? それとも自分の間違いを認めたくない気持ちが強いのだろうか? 会議の席で間違ったら恥ずかしいから、何も発言しないサラリーマンのように。まあ、それは私のことだけど……。
 
「お金なんてあとでいくらでも取り戻せます」
 
こうも三浦さんは言う。
お金を取り戻せるというのは本当だろうか? みんな生活や欲しいモノ、やりたいことのためにお金を稼いでいるのだと思う。長く真面目に仕事をしていれば、ある程度は自動的に給料は増えるし、そんなにすぐ手を出さなくてもいいのではないかとも思う。一方で、そもそもモノが売れない時代に、そして少子化が進んでいる世の中で、満足にお金を稼ぐことができるのだろうか、投資したお金はちゃんと戻ってくるのだろうかとも考えてしまうのである。
 
グルグルグルグル……そうやって悩んでいると、まさに蟻地獄のように、やる気が飲み込まれてしまう。
一瞬、這い上がろうとは思うのだが、途中であーもう無理だなと思ってそのまま飲み込まれてしまう。
 
そういえば昔から、いろいろ好きなものをあきらめていたような気がする。長男なんだから、大人だから、結婚したから、社会人なんだから、管理職なんだからって。
 
このまま意欲や気力が弱くなって、老後を迎えてしまうのだろうか? そもそも老後って何歳からなんだ。 65? 70? いやいや、まだゼッタイ元気だと思う。
 
じゃあ75歳? そういえば最近しきりとテレビや雑誌とかで“人生100年時代”に突入なんて取り上げられている。
 
ほんとに100年も生きられるのだろうか? だって病気になるかもしれないし、これからは年金だけで暮らしていけるとは到底思えない。体力が衰えてからできる仕事なんてたかが知れている……。
 
本当にどうやって生きていけば良いのだろう。
 
そもそも、そんなに長く働きたくないし、他人に気を遣わずにのんびり何も考えずに過ごしていきたい。それでは暮らしていけないかもしれないから、何とかするとしても、面倒くさい人間と一緒に仕事をしたくないしね……。。
 
じゃあどうしたらストレスなく気持ちよく生きていけるのだろうか?
 
「フォトグラファー・オブ・ザ・イヤーになるから!」
 
そう三浦さんは言う。
写真界の屈指の称号を獲る! というのである。80歳でエベレストに登頂した冒険家の三浦さんのように、それは特別な気質をもっている人間だけができて、一般の人間には到底ムリな話なのではないだろうか……。
 
でも、もし、この三浦さんたちのように、
 
写真界屈指の称号を手に入れてロンドンで表彰される!
もう一度エベレストに登って世界記録を更新する! 
 
というくらいの目標が僕にあったなら、そしてそれが叶うと自分で信じることができたらどうだろうか?
 
確かに悩む時間がもったいない。
 
アスリートが表彰台に上がるために毎日練習をするように、最高の景色を見るためのやるべきことにいちいち悩む必要なんてないのだ。
 
自分の好きなこと、得意なこと、心地良いと感じることは何だろう。本当にやりたかったことは? クリエイティブが得意なのか、体を動かすことが好きなのか……。
 
頭を使おうが体を使おうが、長くモチベーションを保てるのは、気の合う仲間と好きなことして過ごすことなんだろうと思う。
 
そうだ、悩む前にいろいろやってみよう。
トムソーヤのように楽しい未来を信じて、好きなことや得意なことを見つけるために……。もしそれが見つけられるのであれば、100歳までワクワクしているはずだ。
 
夢は刺激的で楽しいと思うから。
 
 
今から20年後、
君はやったことよりも、やらなかったことに大きく失望するだろう。
自分を縛っている紐をすぐに解け。
その一歩を前に踏み出せ。
そして自分の可能性を信じろ。
 
探検せよ。
夢を見ろ。
 
そして発見を楽しむのだ。
 
~マーク・トウェイン~

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-05-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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