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メディアグランプリ

愛のおかげで日が昇り、また朝が来る


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:ケンタリート (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
「あなたは本当の愛を知っていますか?」
 
どれだけの人間がこの問に自信をもって「はい」と答えられるだろうか?

愛という言葉はもともと日本にはなく、外から入ってきたものだという様なことを聞いたことがある。

もちろん、今となっては「愛」という言葉を知らない人はいないだろう。

世界中の様々な言語で存在するこの愛という言葉。

愛にはいろいろな形が存在すると思う。

家族愛もあれば、兄弟愛もある。我が子への愛、そして恋愛対象や結婚相手といった自分のパートナーに対する愛。そして自分への自己愛もある。

愛とは凄く馴染みのある言葉だが、いざ定義をしようとしてみるとその範囲や対象が広すぎて、一言で言い表すのが難しい言葉である。

ただ、世界中にある多くの歌や物語で愛が語られていることからも分かるように、愛とは人間にとって凄く大事なものであることは間違いないようだ。

僕は特別恋愛をして来た回数が多いわけでもないし、恋愛が得意と思ったこともない。
だから、僕は愛はこうでなければならないという様な意見はもちろん持っていない。

僕は今38歳で、幸運にも僕にはもったいない様な素敵な奥さんをもらうことが出来たが、貯金もなければ、様々な職を転々としていて、履歴書に書ききることもできないありさまだ。

ただ、そんな山あり谷ありの連続の人生を生きてはいるが、人生を振り返ってみると、唯一自分の財産と言えるものがある。

それは素晴らしい人間との出会いである。

人生の要所要所で素晴らしい人と出会えているのだ。

様々な物事に興味があり顔を突っ込む性格の僕は、転職の回数も多いせいもあり、様々な異なる世界に足を突っ込んできた。そして、それぞれの世界で素晴らしい人たちに出会ってきた。

小学校の時に始めたサッカー。そこでスポーツを通じて出会った友人たち。NYの留学中に出会った世界中の友人たち。社会人になってから出会った友人たち。ガーナでボランティアの教師をしている時に出会った生徒たちや先生たち。今働いているスポーツチームで共に日本一を目指す選手やスタッフ陣。

いろいろな世界で素晴らし人間に出会う度に、僕は自分や人々を突き動かす何かを成し遂げたいと思う気持ち、意志について思いを巡らせる機会をもらってきた。

この不思議な力は一体何なのだろう。

人を殺してはいけないとか、小さな赤ちゃんをみると愛しく思うこの気持は、単なる道徳や社会的なルール、生物学的なルール以上の力を持っている様に思えてならない。

それはまるで畑の植物が育ち実をつける力、地球が自転し、公転することで、朝には太陽が昇り、夜には月が現れる現象、星と星が離れながら広がり続ける宇宙の力と同じ力なのではと感じることがある。

愛もこの様な力の一部なのではないかと。

ある人間に何かをしてあげたいと思う気持ち。愛する者の為であれば、あらゆる困難であっても立ち向かうと思う意志。どんな困難があろうと、また立ち上がる。

愛は電池の様なものなのだと思う。人からもらった愛は自分のエネルギーとなり、人を助けたりする力を生む。自分がある人物から受け取った愛は、その人が、その家族や親しいひとから受け取った貴重な愛であり、エネルギーである。愛を与える人は見返りを求めない。自分が進んで、好んで与えているから。

自らの意思で、進んで困難に立ち向かえる力。見返りを全く期待せずに与える力。このどれもが愛の力なのではないかと思う。

愛を受け取り、エネルギーを貯めておくだけでは意味はない。エネルギーとは使うことではじめて意味を成す。充電電池と同じで、使わないエネルギーは徐々に目減りする。正しく使われたエネルギーはまた直ぐ充電されるであろう。エネルギー=愛は受け取るだけで、独り占めすることは出来ないのだと思う。受け取った愛を、人と触れ合い、誰かに与えることで愛は減るのではなく、むしろ増えるのだ。与えることで充電される。そんな魔法の力が愛だと思う。

「あなたは本当の愛を知っていますか?」

本当の愛とは何かの「正しい答え」を僕は知らない。

でも僕は本当の愛を知っていると確信している。

なぜなら僕は人生でそう確信できるだけの素晴らしい人達と出会えてきたから。

僕の人生は失敗の連続だ。それでも決して諦めたくない。もっともっと与え続けられる、与え続けたいと強く思えるのは、家族を含め、これまでの人生で出会った人たちとの出会いがあったからだと思う。

他人の定義する愛を生きる必要はない。
愛を与えることで一番得をしているのは、僕自身だ。与えれば与えるだけ愛が貰えるし、増えるから。

僕はここ数年のうちに10年以上前にボランティアの教師としてサッカーやクリエイティブ・アートを教えていた西アフリカのガーナに出向く計画を立てている。

当時の生徒とは今でも連絡を取り続けてはいるが、皆すっかり大きな大人になった。
僕は自分なりの愛を注ぐことで、逆に本当に多くの愛をもらってきた。

当時眩しいほどの光り輝くキラキラした笑顔をくれた生徒や先生たちとの10年以上ぶりの再会が今からとても楽しみである。

僕の電池は皆と再会することでまた充電されるだろう。受け止めきれない程の愛をショートを起こす前に、また直ぐ多くの人達に与えることができればと思う。

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2018-07-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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