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私が、愛してやまない「お節介なおばちゃん達」との決別


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:あさのあきお(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
私は、お節介なおばちゃんが大嫌いだ。
 
「良い子がいるけど会ってみない。結婚なんてタイミングだから」
なんて、縁談を進めてくるお節介なおばちゃん。
大きな声で「私は結婚不適合者です!」と言ってやりたいけど、さすがにそんな事も出来ず、やんわりとお断りをしていた。まぁ本当に結構不適合者かは置いておいて、40歳になるまではお節介なおばちゃんも沢山いたが、40歳を過ぎればお節介なおばちゃんが少なくなり、40歳になると、もうお節介してくれるおばちゃんも居なくなる。こんな状況にホッとしている反面、社会的に認められない存在かと凹む事もある。
 
私はお節介をされることが嫌いだから、人にもお節介をしないようにしている。冷たいと言われればそうかもしれない。立ち入ってほしくない領域は誰しもあると思っているし、自分がされて嫌な事は、他人にしないほうが良いと子供の頃に両親から教わった。
 
でもでも、私には姿形を変え、愛してやまない「お節介なおばちゃん達」がいる。
 
「良いものがあるけど、如何ですか?」
「新しいものが発売されます。如何ですか?」
「以前、これを見ていましたね。お安くなりましたよ、如何ですか?」
「同じものを買った人が、こんな物も買っていますよ、如何ですか?」
お節介なおばちゃん達は、365日時間を問わず私に手紙を送ってくれる。
 
私が愛してやまないお節介なおばちゃんの正体は、ネットショップからのお手紙(メール)なのです。
 
「今日だけですが、このゴルフボールが安くなりますよ!」
と、朝一番にお手紙が届き、「そうだよね。OBを連発するから安い時に買っておこうか」と、クリック。
 
「このゴルフボールは在庫処分です! 本日20時からこの値段で発売! 売り切れたら終わり!」
と、17時ぐらいにお手紙が届き、20時を待ってクリック。
こんなことを繰り返していたら、結果的にゴルフショップか? と思わせるぐらいゴルフボールの箱が自室の棚に並んでしまった。
 
同僚やゴルフ仲間から哀れんだ表情で「またまた、誘惑に引っかかってぇ」と言われるが、当の本人は安く買えた事に満足している。冷静な判断をすれば、必要のない物を数百円安いからと言って、その時にクリックする必要はどこにもない。それは、2年以上も棚に残っているボール達を見れば一目瞭然。それだけじゃない、送料が無料になるよう調整で買ったグローブが1年分も溜まって、ボールと一緒に棚に並んでいる。こんな姿が、ネットショップの思う壺のお客だろうかと思うと、我ながら笑うしかない。
 
元来、コレクター気質であるが故、必要の無い物までついつい買ってしまい。買った行為に満足してしまう典型的な買い物依存症。分かってはいるけど、なかなか止められない。少額だと思ってついついクリックしてしまう。少額も積もれば大した金額になってしまう。
ネットショッピングが、私のストレス解消法になってしまっている。
 
「小さな買い物が出来ないくらい、大きな買い物をしてしまったらどうだろう?」
 
1年前に分不相応の車を買ったが、その時の自分はかなり冷静に判断したと思っていたが、振り返ってみれば、冷静さを失っていたような気がする。いま思えば、これもストレス解消だったかもしれない。結果的に、大きな買い物をしても買い物依存症が改善する事なく、逆にお財布事情が悪化し、少々窮屈な生活を強いられることになった。
 
そこで、買い物依存症の抜本的な解決にはならないと思うが、まずは、買い物をするキッカケとなり得る、いままで愛してやまなかった「お節介なおばちゃん達」からのお手紙=ネットショップからのメールと決別する事にした。
 
いままで、お世話になったヤフーショッピングおばちゃん、ヤフオクおばちゃん、楽天おばちゃん、ゴルフダイジェストおばちゃん、その他、海外も含め多くのおばちゃん達と決別する
 
ネットショップ1店1店に配信停止の変更を進め、1日100通以上届くメールが、ほとんど無くなった。少し寂しい気もするが、キッカケさえ無くなれば、無駄な買い物が減ると期待している。
また、相乗効果か? iPhoneを見る行為すら減って、タイトルだけを見て削除する時間、何となく眺めて削除する時間、無駄に迷う時間が無くなり、ムダな時間が減った気がする。
買い物依存が治った訳ではないけど、これで少々窮屈なお財布事情が少しでも改善すれば、もっと自分への投資に費やしたい。

 
 
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2018-08-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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