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メディアグランプリ

気になっていた天狼院書店の門を叩いたら……


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:はるな(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
三週間ぶりの天狼院書店。
いつもは二週間に一回行くこの場所も、たまたま一週間ゼミがないと、何だか不思議な感覚になってきた。
 
私が初めて足を運んだのは、つい8月のこと。
いつの間にか、私の心のオアシスになっていた。
 
「人生を変えるライティング・ゼミ」に通ってから、私の人生も大きく変わっている。
ライティングスキルが高まっているのかは定かでないが、私にとってとても大事な人が突然亡くなり、さらには彼氏と別れるという出来事があった。
ある意味様々な外部環境から、変わらざるを得なくなっているという方が正しいのかもしれない。
 
しかし、正直彼とうまくいっていない中で、天狼院書店の門を叩き、ライティング・ゼミの時間は私にとって夢中になれ、そのことを忘れることができる数少ない場所だった。もちろん帰り道でも家に着く頃には、彼との悩みでいっぱいだった。
 
前回のゼミの時には、すでに別れの方向で話は進んでいたものの、結論が出ず、かなり悶々としていた。
 
その後彼と正式に別れ、直後の課題のテーマはもちろん失恋話。
コンテンツになりやすいテーマと聞いていたが故に、「絶好のチャンス!」と思い心の中でガッツポーズをしながら思いの丈をぶつけた。
 
採用にはならなかった。
指摘をされて気づいたが、全体的に粗かった。
 
さらに落ち込んだとともに、この失恋を親身になって話を聞いてくれる人もいたが、突如襲ってくる悲しさと悔しさと寂しさで、どん底から這い上がれず生きることで精いっぱいだった。
そんなこんなで先週はついに課題を出すことができなかった。
 
だからこそ、何だか足取りも重かった日曜日の午後。
早めに池袋へ行き、スタバへ入り本を読むも、何だか心が落ち着かず、結局スマホでネットサーフィンをして時間を潰すことになった。
 
しかし時間が近づくにつれ、いつの間にか行きたい気持ちが一気に高まり、少し早いかなと思いながら、お店に向かった。
あいにくこの日もその前の時間にイベントを行っており、外で待つことに。
 
まだ半袖でも暑いくらいだった8月から比べると、今やトレンチコートを着ても寒いほどだ。
それでも一緒に並んでいる方やスタッフの方と話すと寒さも忘れる。
 
「どうぞ」と案内をされ、お店へ。
いつもと変わらず、皆さんが笑顔で迎えてくださった。
席へ着き隣の方とおしゃべりをする。
 
ここに集まっている人も、普段は何をされているのかほとんど知らないが、何だか一言二言話しただけで盛り上がる、不思議な方たち。
 
いつの間にか時間になっていて、ゼミがスタート。
三浦さんはスクリーン越しだったが、お話のスピード、面白さともに「あー! この感じ久しぶり!」という一気にスイッチが入る感覚がある。
 
ゼミの内容も頭では「うんうん」と理解し、納得しているのだが、実際に書く時は非常に苦労をするのが、本当に悔しい。
 
あっという間に時間も過ぎたようで、ワークショップの時間になって時計を見ると驚く時間になっているのだ。
 
課題の文章もとても面白く、
「こんな文章、書けたらいいな。楽しいだろうなぁ」
 
まだまだ他人事であることを反省しながら、少しでも盗むことができることはないか、かじりついて読みながら、ディスカッションでも他の人の意見を聞いて、ハッとさせられる。
 
今週もあっという間の2時間だった。
 
「もっとこの時間が続けばいいのに……」
 
仕事でもプライベートも関係なく、こんな気持ちになるのは、直近でいつ思っただろうかと考えると、つい笑ってしまった。
 
帰り道のドアを開けると外の寒さで現実に戻ったが、私の心はまだまだ温まっていた。
これまで彼との関係で悩んだ帰り道も、「また明日から頑張ろう」と気分を新ためることができた。
 
天狼院書店はいつから私の心のオアシスになったのだろうか。
 
もちろんライティング・ゼミがなければ、Facebookでいつも目に止まる、気になる存在として止まっていたと思う。
ライティングのスキルを上げたいと思っていた私が日曜日の夜であれば通うことができそう、と単純な理由でとりあえず叩いた門だった。
 
正直、お店はそこまで広くない。
しかし、他の人に心を開くことが得意でない私も、何故かここでは羽を大きく伸ばすことができるし、お店の方々もそんな私を笑顔で迎えてくれ、話も聞いてくださる。
大好きな温泉に入っているかのごとく、心地いい空間だ。
 
ライティング・ゼミに通うまで、通われていた方の投稿を見て「大袈裟だな」と思っていた私。
しかし、今となってはそんなことを思って本当に申し訳なくなるくらいに、ある意味信者になっている。
 
どんな状態であっても、日々の私をリセットできる場所。
次、ゼミに行く時、私の環境はまた変化しているかもしれない。
「それもまた面白いのかもしれない」と独り身になって初めてのゼミを終えた昨日の帰りふと思った。
 
あっという間に2ヶ月経過した今、残り約1ヶ月半となった終わりを迎えることを考えると今から怖い。
そんな限られた時間、噛み締めながら日々を過ごしていきたい。

 
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-10-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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