文書が書けるようになる秘密の魔法を知りました
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:丸尾 知実(ライティング・ゼミ日曜コース)
魔法はあるかもしれない。
魔法ってありえないから素敵と言う話もあるけれど、最近私はコカコーラの魔法にかかっています。「ダイエットしなきゃいけないな!」と思っている私としては、とんだ迷惑な魔法にかかってしまいました。
魔法の世界といえば、ハリーポッターが例のあの人と戦っていた、あの世界が有名です。
杖を使って呪文を唱えたら扉が開き、ホウキを使えば空も飛べます。さらにマントをかぶったら、姿を消すこともできます。
魔法があるからこそ、主人公のハリーポッターは普通じゃ考えられないくらい危ない目にも合いますし、魔法で敵と戦うために奮闘していました。
ハリーポッターはフィクションでありえない世界だと思っていました。
だから、魔法にかけれた私は今、大興奮しています。
同じ魔法といえども、流石にコカコーラで扉は開かないし、空は飛べませんが、私は今コカコーラの魔法にかかっています。
コカコーラを飲むと、文章を書けるようになるという魔法です。
魔法をかけてくれた人は天狼院店主の三浦さん。天狼院書店のスピードライティング講座に出席したときのことです。三浦さんの見かけは一般人と変わらず、私は油断していました。まさかこの日、コカコーラで魔法にかかるとは思ってもいませんでした。
講座の休憩時間にコカコーラを飲んでいた三浦さんは、さりげなくコカコーラで魔法をかけて行きました。
「コカコーラを飲むと文章が書ける」
この内容の話が私にとって文章が書ける魔法になりました。
魔法にかかっただなんて言っていますが、私も実際に魔法なんてないことは知っています。
ただ、魔法にかかったかのようなことって実際に起こり得るんだなって、驚いています。
実際に三浦さんが教えてくれた話はとても科学的な話でした。
文章を書くには頭を使います。
頭はグルコースという糖分しかエネルギー源として使えないので、文章を書くには甘いものを口にするといい。だから編集者はよくコカコーラを飲みながら仕事をしている人が多いという話でした。
同じコカコーラでもカロリーゼロのものは意味がなく、瓶のコカコーラは美味しいと人気だということでした。
ここまでだったら、「へぇーそうなんだ!」って思うだけで終わってしまう内容ではありました。
いつもと違ったのは、このあと講義中にコーラを飲みながら文章を書くという経験をしたことです。その時、私は文章が書けたということを実感してしまったので、コカコーラの魔法が発動したのです。
「文章が書けるようになりたい」と思って受講したスピードライティング講座中に、コーラを飲んだら文章が書けてしまいました。
「コーラを飲めば、私は文章が書ける」という部分だけが私の中に残り、魔法としてインプットされてしまったのです。その後も、文章がかけなくなると三浦さんの言葉を思い出して、コカコーラに手が伸びます。飲むと文章が書けるので、私の中で、「コカコーラを飲むと文章が書ける」とい呪文はだんだんと強い魔法になっています。
もちろんコカコーラを飲んだだけでは文章を書くことはできません。
「タイミング」と「アドバイス」と「成功体験」がうまく揃った条件だから、その後もコカコーラを飲めば文章が書けるという魔法のような体験を経験できているのです。
言葉って不思議です。
今回、コカコーラが文章を書くための魔法になったように、「タイミング」とその後の「経験」次第で、魔法にかけられたようになります。
例えば、母が小さい時に言っていた「痛いの、痛いの、飛んでいけ」です。
こんな言葉だけでは、怪我したり、転んだ時の痛みは治りませんが、言われた時は痛みが無くなったように思えました。
母は怪我をして泣いた私に、よくこの呪文を唱えていたように思います。
小さい子供が転んだ時や怪我した時にお母さんがよく使う呪文なので、同じうような体験をした人も多いのではないでしょうか。
他にも受験の時に「絶対に合格!」と思っている人ほど、合格する割合が高いという話がありますが、これも言葉が魔法になった例だと思います。
こんな言葉の力を知ってしまったからには、利用しないわけには行きません。
文章を書く時には、太ることを覚悟して、コカコーラを飲みますし、他にも自分にいい魔法をかけたいと考えてしまいます。
こんな風に魔法を利用することばかりを考えていると、悪いことが起こるのです。
ハリーポッターが魔法を覚えた時のことを思い出してください。
魔法学校に行って、いろいろな魔法を習って使い出した時、使い方を間違えて、大事件が起きていませんでしたか。
言葉の魔法だって同じことが言えると思うのです。
悪いことが起こる気がすると気になった日ほど、悪いと思うことが起きたりします。
「何んで、こんなにも、自分ってダメなんだろう」
こんな風に落ち込むことは誰でも、よくある話だと思いますが、
自分に対して否定的な言葉を投げかけていたら、本当になってしまいます。
これは魔法の使い方が悪い例ですね。
言葉も魔法と同じようにいい魔法も、悪い魔法もあります。
使い方は本人次第です。
どうせ使うなら自分が素敵になる言葉の魔法をかけてあげたいですね。
あなたも、自分に言葉の魔法をかけてみてはいかがでしょうか。
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