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メディアグランプリ

新しい自分を作る魔法のことば


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:なりたいもん(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「今年の目標は未達だ」
年末が近づいたある日、お客様がこうつぶやきました。
この方は、毎年、仕事と私用の目標を立てているそうで、この年は、仕事の目標は達成したけど、使用は未達になったとのことでした。
「あなたの目標はどうだった?」と聞かれて、私はなんとなくの目標しか立ててなかったと気が付きました。
 
会社を辞めて整体サロンを開業しようという時は、かなり細かく目標を作りました。
それが数年たった今は、目標を立てるというよりも、目の前のことばかり追っていて、「目標達成する」という気持ちを忘れていました。
そこで、この会話を機に、毎年の目標を立てることにしました。
 
その後の数年は、目標の8割くらい達成できていて、「まあまあ順調だ」と思っていました。しかし、そう思っていた次の年に何かが崩れた。
「これまでと違う」
 
それまでは、月々の達成に上下はあっても、「最後には達成できるかも」と思えていました。
しかし、この時は下がる一方で、上がる気配がありません。
「これはまずい」と思って、知人に相談したり、悪い点探してみたり、前に「よかった」と思ったことをやってみたりしました。出来ることを色々考えて、手を尽くしてみましたが、成果に繋がりません。
「どうしよう」と、不安が胸の中で黒いシミみたいに広がっていきました。
 
私は自分のことをネガティブな性格だと思っています。
例えば、上手くいっているときは「今がピークであとは下るだけだ」と思い、上手くいっていないときは「ずっと下がったままだったらどうしよう」と思ってしまいます。
だから今回みたいに不安になると、底なしにへこんでしまうのです。
しかし、母は違います。
母は上手くいっているときは「いい時を楽しもう」と言い、上手くいっていないときは「これより下はないから上がるだけね」と言います。
 
そんなポジティブな母に、今回の私の「どうしよう、このままずっと低迷していたら」と話しました。
すると母は、「始めたころに戻ったと思えばいいじゃない」と言いました。
私はその言葉にショックを受けて「じゃ、今までやってきたことは間違っていたのかな。無駄だったのかな」と言いました。
これを聞いた母は、「無駄はわけがないじゃない! 次のステージに上がって、一から始めるってことよ」と言いました。
 
「ステージアップ」という言葉が浮かびました。
ゲームでいうところのレベルアップ。新しい世界へ、それも上のステージの扉が開かれたというイメージが湧きました。
 
「そうか、ステージアップしたのか」
私は整体サロンを始めた時のことを振り返りました。
最初は、リンパセラピーと骨格矯正だけのメニューだった。でも、これだけではお客様の辛い症状を楽にするには足りなくて、いろんな施術を学んできた。
お客様の中には、「この施術じゃだめだ」と思った方がたくさんいたと思います。そういうお客様の顔を思い出して、もっと「辛い症状を楽にする」施術を見つけては学んできました。
そうして、今の「身体の声を聴くオルゴンリンパ整体」ができたのです。
 
この整体に変える時に、お客様に渡したチラシにはこう書きました。
「今までのオルゴンリンパ整体とは違います」
それから数か月たった時に、あるお客様から「施術のやり方も、雰囲気も変わったよね」と言われました。
この時の私はぴんと来ていませんでしたが、「ステージアップ」と「施術も雰囲気が変わった」ことが繋がったように思い出されました。
 
「身体の声を聴く施術に変えました」と説明した時のお客様は「どんなことをするの?」、「なんだかオカルトとかスピリチュアルなこと?」という反応が多くみられました。
そして実際に受けて頂いた時のお客様の反応は「本当に身体としゃべっているみたい」と不思議に感じる方もいますが、「今までよりも、もっと楽だし軽く感じる」とおっしゃって頂けました。
しかし、今までと違うことで離れていくお客様もいました。
 
「ステージアップ」とは、私も周囲も変わること。
このことに気が付き、これを受け入れようと思ったら、「どうしよう」という不安の黒いシミが消えて、「新しい自分をどう見せよう」と思えてきました。
母が言った通り、新しい自分のスタートです。これから、これから……です。
 
新し環境になじめない、最近上手くいかない、将来が不安、昔はよかったな、どうしたらいいか何をやっていいのか分からない……と思った時の魔法のことば「ステージアップ」。
自分を見失って、足元が不安定な時こそ新しい自分を作る「ステージアップ」のタイミングです。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-08-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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