【9月1日(火)18:00配信開始】天狼院「お店をつくろう」1DAY講座〜理想から現実まで、生き残る「店舗経営」を学ぶ1日集中コース〜《通信限定/全国100名様限定》
いつもありがとうございます。
天狼院書店スタッフの川代です。
天狼院書店がオープンしてからもうすぐ、はや7年。
そのなかで、たびたび「この企画をやってほしい!」とお客様に言われていたけれども、結局いちども開催にいたらなかったものがございました。
それが、「店づくり」の論点です。
天狼院書店には、「まったく別のお客様それぞれ3人から、同じリクエストをいただいた場合、必ずそのリクエストは達成しなければならない」という社内ルールがあります。
そのルールにしたがうのであれば、私たちはこの講座をやらないわけにはいきませんでした。
けれども、どうしてもふみきれなかった。
なぜなら、この講座は当然のことながら、天狼院書店の「根幹」に関わるものだったからです。
天狼院書店は、2013年9月26日にオープンいたしました。
一号店の「東京天狼院」は、池袋駅から大人の足で小走りで約12分、人通りの少ない閑静な住宅街にできた、たった15坪の小さな本屋でした。
しかも、店があるのはお蕎麦屋さんの2階。看板があっても、上に本屋があるとはなかなか気がつけないようなポジションです。
そんなところからスタートしたので、当然のことながら、「何もせずに」お客様がきてくださるはずがありませんでした。
私もオープン当初からここで働いていますが、まだ天狼院書店が1店舗しかなかったころ、店主の三浦が月末のたびに真っ青になって走り回っているのを、なんども見てきました。
スタッフみんなでひいひい言いながら、集客用の文章を毎日書きました。
ひとりでも多くのお客様にきていただこうと、ありとあらゆる企画を考えました。
「衰退産業」と言われる書店業界で、後ろ盾も何もなかった私たちは、とにかく自分たちの頭でアイデアを捻り出し、月末を乗り越えるしかありませんでした。
そうやって試行錯誤して生まれたアイデアのうちのひとつが、「こたつ」でした。
「本屋にこたつを置く」という突拍子もないアイデアを、お客様は面白がってくださり、「こたつがある本屋さん」として、メディアに取り上げられることも増えてきました。
夏にはその企画をもっと面白くしようと、新たなアイデアを捻り出しました。こたつの中にサーキュレーターを入れ、涼しい風が循環するようにした「冷やしこたつ」を置くようになりました。
これもまた、本当にうまくいくのかどうか、いちかばちかの勝負でしたが、面白がってくださったお客様たちが、「面白い本屋さんがあるよ」と広めてくれました。
また、こんなこともありました。
「ものすごく面白い本を見つけた! でも、あまりに面白すぎて、あんまり広まってほしくない!」と、とある一冊の本を持って、店主の三浦がそう言ったのです。
売りたいけど、売りたくない。
この葛藤を解決するための方法として、2014年にはじめたのが、カバーをかけて、ビニールをかけて、タイトルも著者も秘密で、返品も不可能という、超ドSな売り方の「天狼院秘本」でした。
これも、なんとか店を盛り上げるためにやったアイデアのひとつにすぎませんでしたが、思いがけず爆発的なヒット。
初代天狼院秘本『蔦屋』谷津矢車著は、通算で400冊ほど、二代目の『白菊』山崎まゆみ著も200冊、3代目の『GO GIVER あたえる人があたえられる』(海と月社)も180冊以上。また、番外編的に「糸井重里秘本」として売り出した『骨風』篠原勝之著は、およそ30時間で1,000冊が完売し追加重版が決まるという、驚異的な結果を残しました。
私たちは、一般的な本屋さんらしいことは、あまりしてこなかったように見えるかもしれません。
書店なのに、コーヒーやカレーや豚汁を出しています。
書店なのに、部活があります。フォト部や雑誌編集部、サメ部など、数々の部活を実施してきました。
書店なのに、ゼミをやっています。人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」には、のべ7,700名様以上がご参加され、プロライター・作家としてデビューした方や、書いた記事が100万PVを超えた方もいらっしゃいました。
「衰退産業」と呼ばれている書店なのに、どんどん拡大しています。
<天狼院書店・ショップリスト(2020年8月現在・オープン予定も含む・開店日順)>
・天狼院書店「東京天狼院」(南池袋)
・天狼院書店「福岡天狼院」(福岡)
・天狼院書店「京都天狼院」(京都)
・天狼院書店「STYLE for Biz」(Esola池袋/東京メトロ有楽町線「池袋」駅直結)
・天狼院書店プレイアトレ土浦店(茨城県土浦市)
・シアターカフェ天狼院(WACCA IKEBUKURO店/東池袋)
・天狼院書店「湘南天狼院」(片瀬海岸)
・天狼院カフェSHIBUYA(渋谷・レイヤードミヤシタパーク)
・天狼院書店名古屋店(2020年9月オープン・中区 Hisaya-odori Park)
私たちのお店づくりは、とても「本屋さんらしい」とは言えないかもしれません。
「本当に本屋さんなの?」「いったい天狼院は何屋さんなんですか?」と言われることもたびたびです。
けれども、私たちは何も、突拍子もないことをやりたくて「書店なのに」的なことを続けてきたわけではないのです。
とにかく、このお店を続けるために。
大好きな私たちの居場所を、守り続けるために。
そう、常に生き残り続け、月末を乗り越え続けることだけを考え、私たちはアイデアを捻り出してきました。
そのアイデアに、お客様が、反応してくださいました。
その結果が、今の天狼院書店です。
天狼院書店には「READING LIFEの提供」、本だけでなく、その先の体験も一緒に提供する書店、というコンセプトがあります。
けれども、そのコンセプトと同じくらい、私たちが大切にしているのは、お客様のリクエストに応え続けること。
お客様の求めるものに合わせ、まるでiPS細胞のように、最適な「書店」に変化していきたい。
そう思って、営業を続けてきました。
オープンしてから、もうすぐで7年がたとうとしています。
まさか私も、たったの7年でこれほどまでに拡大するとは、思ってもみませんでした。
先日ふいに、店主三浦がこんなことを言いました。
「お店をつくろう講座、やっちゃおうか」
お客様からのリクエストはいただいていましたが、三浦が決心したのは、はじめてのことでした。
私はちょっと(いや、かなり)驚いて、
「社長、本当に大丈夫ですか?」とたずねました。
すると三浦は、しばらく考えたあと、
「今だからこそ、自分の店をやりたい人はたくさんいるはず。いつか自分の店を開きたい、っていう人も。店舗経営の現実から理想まで、1日で学べる講座、どう?」
そう答えました。
そこまで言われたら、「お客様のリクエストに応え続ける」という天狼院の方針をいやというほど聞かされてきた私に、止められるはずがありません。
ということで、天狼院書店がオープンして以来初の「お店をつくろう」1DAY集中講座、いよいよ開催でございます!
理想から現実まで、みなさまにお伝えいたします。
「いつかお店をやってみたいな」という方。
「生き残る店舗経営について知りたい」という方。
「なんとなく、面白そうだから」という方。
どなたも大歓迎でございます。
ポジティブなこともネガティブなことも、両方きちんとお届けする1日集中講座です。
どうぞ、お楽しみに!
❏講師プロフィール
三浦崇典(Takanori Miura)
1977年宮城県生まれ。株式会社東京プライズエージェンシー代表取締役。天狼院書店店主。小説家・ライター・編集者。雑誌「READING LIFE」編集長。劇団天狼院主宰。2016年4月より大正大学表現学部非常勤講師。2017年11月、『殺し屋のマーケティング』(ポプラ社)を出版。ソニー・イメージング・プロサポート会員。プロカメラマン。秘めフォト専任フォトグラファー。 NHK「おはよう日本」「あさイチ」、テレビ朝日「モーニングバード」、BS11「ウィークリーニュースONZE」、ラジオ文化放送「くにまるジャパン」、テレビ東京「モヤモヤさまぁ〜ず2」、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、J-WAVE、NHKラジオ、日経新聞、日経MJ、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、雑誌『BRUTUS』、雑誌『週刊文春』、雑誌『AERA』、雑誌『日経デザイン』、雑誌『致知』、日経雑誌『商業界』、雑誌『THE21』、雑誌『散歩の達人』など掲載多数。2016年6月には雑誌『AERA』の「現代の肖像」に登場。雑誌『週刊ダイヤモンド』『日経ビジネス』にて書評コーナーを連載。
❏100名様限定!「お店をつくろう」1DAY講座スケジュール
■講座の内容《1日完成》 講義80分×2コマ
■日程:2020年9月1日(火) 18:00 配信開始
*本講座は、動画配信限定となります。生放送配信はございません。8月29日に別途収録した動画を、9月1日(火)18:00に配信いたします。
*時間は多少、オーバーする可能性がございます。あらかじめご了承ください。
*講義内容の詳細はひみつです。配信日をお楽しみに!
■参加条件: Facebookアカウントをお持ちである、もしくはこれから登録予定であること。gmailアドレスをお持ちであること(動画視聴に必要です)。
■会場: 通信受講限定・・・インターネットが整った環境にて、後日アップロードされた動画を視聴しお好きな時間にお好きな場所で受講頂けます。
*不明点などは受講生専用の閉じられたFacebookグループのコメントにてやり取りをすることができます。
*動画は、限定公開のURLを、受講生の方のみに共有する形で、ご視聴いただきます。
■参加費:
一般:10,000円(税別)
会員:5,000円(税別)
■注意事項:
*収録した動画をアップロードし後日共有いたします。また、生中継でも配信をいたします。
*「ファイナルクラブ天狼院」会員の方は半額でご参加いただけます
【お申し込み方法】
こちらのお申し込みページ内のPayPalボタンより決済、または各店舗までお問い合わせください。
お支払いは、店頭ご一括、またはPayPalでの一括および月々払い、銀行振込みをご利用いただけます。
*お問い合わせ
東京天狼院:03-6914-3618
福岡天狼院:092-518-7435
京都天狼院:075-708-3930
■店頭支払い(一括):
全国の天狼院書店各店にて現金またはクレジットカードでお支払い頂けます。店舗スタッフまでお申し付けください。
■PayPal決済(一括・月々払い):
下記のPayPalボタンの中からご希望のコースを選び、決済を行なってください。
■銀行振込み(一括):
メールやお電話にて銀行振込みでのお支払い希望の旨をお知らせください。手続き方法、振込み先口座をご案内させて頂きます。
【Paypal決済】
▼天ポイントでお支払いの方はこちらから
こちらのお問い合わせフォームより、タイトルに「天ポイント使用」と記載の上、
①どのイベント、ゼミをご希望か、②何ポイント使用したいか、を記載いただければ、事務局でポイントの処理をし、お申し込みの手続きをいたします。*ポイントは1ポイントからご利用いただけます。差額分はPayPalもしくは店頭にてお支払いいただきます。
*天ポイントでのお支払いの場合、早期特典は対象外となりますので、ご了承くださいませ。
【加入手続きのガイド】
今すぐ購入/購読ボタンを押しますと、PayPalの決済ページに飛びます。
*一括払いの方はアカウントの作成なしで決済が可能です。月々払いをご利用の際は、アカウントの作成が必須になります。
PayPalのアカウントをお持ちの方は「ログイン」ボタンを押してお進みください。
アカウントをお持ちでない場合は、「クレジットカードまたはデビットカードで支払う」ボタンを押してお進みください。
アカウントを作成せず決済する場合には、「カードで支払う」より、必要事項をご入力ください。
以後、案内に通りにお進みください。
アカウントを作成される方はページ下方の「PayPalアカウントの作成」よりアカウントを作成してください。(月々払いの方はアカウントが必要です)
決済が完了しましたら「自動配信メール」が登録のメールアドレスに配信されます。
そのほか、追って(お申し込みが殺到する場合、2、3日かかる場合もございます)、天狼院書店から登録完了のメールを差し上げます。
【注意事項】
・有料・無料に関わらず、参加者への他のイベント、セミナー、グループ、店、企業、その他への勧誘は固く禁じます。また、勧誘を見かけた場合はスタッフまでご一報ください。
・本イベントの内容の著作権は、天狼院書店に帰属します。本イベントの内容を他で利用することを、あらゆる面で、固く禁じます。
・会およびコミュニティーの運営に支障をきたすと判断した場合、任意かつ一方的に、退会をしていただく場合がございます。
・途中解約は致しかねますので、ご了承の上、決済にお進みください。
【天狼院書店へのお問い合わせ】
天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら
天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
関連記事
-
★まもなく開講★【2024年11月開講】初心者のための「Notion入門講座」〔4ヶ月完成基礎講座〕
-
★11/24(日)まで早割10%OFF!【2025年1月開講】AI初心者のための「Midjourney入門講座」〔4ヶ月完成基礎講座〕
-
【2025年1月開講】新・ライターズ倶楽部〜ABCユニット・リーダビリティ・感動曲線・即興を極める4ヶ月講義《「ライティング・ゼミ」の上級コース/50席限定》
-
【2025年1月開講】本気で小説家を目指す「オーサーズ倶楽部」(小説家養成ゼミ)《残り2席》
-
渋谷・通信【10/31(木)19:00~】後悔なく、40歳を迎えるプロジェクト「30代のうちにやりたいこと101件を書き出すワークショップ」