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京都天狼院

Perfumeの曲に合わせて読みたい本 ≪京都天狼院の本棚≫


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京都スタッフの遠藤です! 突然ですが、質問です。

 

Q.世界三大美女といえば誰か。

クレオパトラ・楊貴妃・ヘレネ? もしくは小野小町? あなたの奥様? それともあなた自身?
人それぞれ答えはあるでしょうが、私は迷わずこう回答します。

A.のっち・あ~ちゃん・かしゆか

そう、Perfumeです! 

 

……時は西暦2009年12月31日、祖父母の家で紅白歌合戦を見ていた時のこと。番組が中盤に差し掛かったころ、TVの画面が輝いたのです。いや、もともとTVの画面はひかってるんですけどね? それでも、文字通り輝いていたのです。ブラウン管の中で踊るのは華麗にステージを舞う三人の乙女。TVを横目に祖父と花札に興じていたはずなのに、気づけば画面に釘付けになっているではありませんか!

以来、約7年にわたって私の鼓膜を震わせているPerfume! 今回はPerfume の曲にピッタリな本を本気で選んでみました! それでは、いってみよー!

 

*****

1.Perfume「MY COLOR」(アルバム『JPN』収録)
  +細田守「サマーウォーズ」

サマーウォーズ、みなさん映画はご覧になったことはございますでしょうか? 映画のエンディング曲には山下達郎さんの「僕らの夏の夢」が使われておりますが、もちろんそちらも大好きです!

サマーウォーズの大きなテーマといえば「ネット化社会」と「家族のつながり」ではないでしょうか。そのうちの一つ、「ネット化社会」を表現するのに、Perfumeのエレクトリックで躍動感のある曲がぴったりなんです!!

この「MY COLOR」の冒頭の歌詞が、サマーウォーズのアバター化社会を表現するのに最っ高だと思うのです!!
サマーウォーズでは自身のアバターを使用して生活し、遊び、はたまた危機と立ち向かったり! ディスプレイ上ではアバターが活躍しますが、それを操作するのはもちろん人間です。ケンジが疾走しキングカズマが力戦奮闘するその背景では、健二(ケンジのアバター主)が数式を走らせ佳主馬(キングカズマのアバター主)がキーボードを叩く!! 「指先でつかむ」という歌詞が、この部分を如実に表現していると思えて仕方ない!

また、サビに出てくる「人から人へ つなぐコミュニティ」という部分。これはケンジが訪れる陣内家の人々とのつながり、世界中のユーザーとのつながりと非常にマッチしています!ある出来事を通じて身近な人とつながり、反発し、協力する。そうしてできたコミュニティが、物語の大きなカギを握ります!
サマーウォーズを読んだことがある方も、映画だけの方も、そうでない人も! 是非ともオススメしたい組み合わせです!

 

2.Perfume「575」(アルバム『JPN』収録)
+新海誠「小説 言の葉の庭」

こちらは、新海誠監督のアニメーション映画「言の葉の庭」を新海監督自身が小説化したものです! 映画の美しい画面を言葉に変換して表現され、映画並みに、いやそれ以上に美しく儚い世界が広がっています。

この物語、実は和歌がキーワード(この場合キーソングといった方がいいんですかね?)です。主人公は男子高校生の孝雄、そして雨の日にだけ会える年上の女性・雪野。この二人を結びつける、あるいは事件に巻き込むのが和歌なのです!

Perfumeの「575」という曲、実は歌詞が5・7・5のリズムをベースに作られています!このリズムが和歌を想起させるので、物語と非常にマッチしています。こちらもエレクトリックな曲ですが、低めの音が雨の日の雰囲気と混ざってイイカンジです!

575の歌詞は、片思いの人を思ってメールに打つ文字を考えてケータイの画面とにらめっこしている、そんな悶々とした気持ちを歌ったものです。物語中の孝雄も、雨の降らない日に雪野のことを考え、一方でまた雪野も孝雄のことを考える。曲中のケータイを介してつながっている二人と、物語中の雨の日を介してつながっている孝雄と雪野……。果たして、どんな結末が待っているのでしょうか!

 

3.Perfume「未来のミュージアム」(アルバム『LEVEL3』収録)
 +穂村 弘・パンタグラフ「パラレルワールド御土産帳」

Perfumeの曲にピッタリな本、小説だけじゃありませんよ! こちらの本は写真集です!

パンタグラフ氏の作品、もしかしたら見たことがある方もいらっしゃるのでは? 氏の作品は「日経パソコン」の表紙を飾っていました。この写真集は、その作品を編集したものです。百数十個のユーモア溢れる道具の数々、しかもそのほとんどが「いやいや、いらんやろ(笑)」ってモノばかり! それがいいんですよ!

未来のミュージアムは映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」の主題歌にも採用されました! その影響か、この曲とひみつ道具のイメージが強く結びついています。パンタグラフ氏の作品とドラえもんのひみつ道具、どこか近いものがあると思いません??
もしかしたら未来には、この本のなかのいくつかは実現しているかもしれませんねっ!

 

4.Perfume「心のスポーツ」(アルバム『JPN』収録)
 +恩田陸「夜のピクニック」

2004年に新潮社から発売、また2006年に新潮文庫から発売されたこの小説、「懐かしい!」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 正直に言うと、私が読んだのはつい最近なんです(笑) 記憶に新しいことと、ピッタリな曲があったので取り上げちゃいました!

夜のピクニック、24時間かけて80kmを歩くという行事「歩行祭」を題材とした物語です。高校によっては実際にある行事なんだとか! その行事を通じて、高校生たちの心情・友情・恋心が揺れ動きます! 嗚呼、青春!!

心のスポーツを聞いていると、夜空に星が散らばっている情景が浮かんできます。
たとえば、この歌の中で、星が落ちてきたら、二人で拾いにいこう、的な歌詞があるんですけれども。

喜んで!!

……失礼、取り乱しました。この「星」というのが、チャンスとか勇気とかで、それを「拾いにゆく」ということは、チャンスをつかむ・勇気を出す、みたいな意味になるのかなぁとか考えたり。しかもそれを二人で、なんだから、そりゃ頑張って何が何でも拾わなければ!!

その拾いにゆく光景を想像すると、青春やなぁ……って気持ちになります。夜のピクニックでも、そんな場面が多々あります。頑張ってゴールまで歩くまで、いったいどれほどの星が流れて、誰が誰と拾いに行くんでしょうか? 読んでるだけで、心がキュンキュンしますね! (こんなこと言ってますが私は乙女ではないですよ、はい)

 

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ということで、いかがでしたでしょうか? 皆様が知ってる曲、知ってる本はありましたか?

本と曲の組み合わせ、いざ選ぶ側となるとなかなか難しい…… どの曲もいい曲なんですよ! だからこそどの曲も採用したい! しかし選ばないといけない!

いやぁ、幸せな悩みです、はい。

Perfume好きの方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ、京都スタッフ遠藤にお声がけくださいね!

さてさて、つぎはどんな組み合わせが生まれるのやら!

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2016-05-15 | Posted in 京都天狼院, 記事

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