メディアグランプリ

ようこそ、ホグワーツ魔法学校へ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
 
記事:成広汐里(ライティングゼミ平日コース)
 
ライティングゼミは、ホグワーツ魔法学校だ。
だってマグルも魔法使いにしてしまう。
自分だけじゃなく、
読んだ人の人生も変えてしまう。
そんな魔法が使える人に。
 
世の中には2種類の人間がいる。
人生を変える人間と、変えられる人間だ。
私はずっと変えられる側だった。
誰かの人生を変えられるほどの力を持った人が羨ましくて、
憧れだった。
自分の人生を変えたいと思ったわけではない。
ただ、出来ることなら、
私も誰かの人生を変える側にいてみたかった。
私にもそんな魔法が使えるようになりたい。
私もそんな武器が欲しい。
それがライティングを受けようと決めた理由だった。
 
思えば、何度も言葉に救われた。
圧倒的に多いのは本だ。
現実がしんどいとき、隣にいてくれたのは本だった。
将来の夢をくれたのも本だった。
患者に寄り添い、家族に寄り添う、そんな医師になりたいという夢。
医師にはなれなかった。
でも立場を変えて、
もしかしたら、寄り添うことは出来るのかもしれないと。
その夢が叶う場所にはいる。
受験の不安も、生きていくことへの不安も、
言葉が小さくしてくれた。
生きていくことも悪くないと、
生きにくいけど生きてみようと思わせてくれた。
何がきっかけか分からないけど
たまたま聞いていた曲の歌詞に泣きそうにもなった。
うつむきがちな顔を前に向かせてくれた。
たくさんの恩がある。
私は、言葉に恩返ししないといけない。
誰かに、届けるための文章を書かなきゃいけない。
そう思っていた。
 
毎週の2000字の文章はまるで大学のレポートだった。
時々本当にレポートと被ったりして大変だった。
途中から言葉への恐怖を感じた。
この書き方だと誰か傷つかないだろうか?
そんなことを考えた。
まるで悪魔との契約だと思ったりもした。
魔法を手に入れる代わりに、人より言葉に敏感になって
その分傷つきやすくなったんじゃないかと。
そのときはちょっとだけ後悔した。
自己肯定感超絶低い期のフィードバックは厳しかった。
それでも題材を探して、必死で書いて、提出して。
掲載されたときは嬉しかった。
「面白かったです!」と言われることがこんなに嬉しいと思わなかった。
 
ライティングゼミは「人生を変える」。
それは書いた本人の人生を変えることも含まれているだろうし、
私は読んだ人の人生も変えると思う。
例えば。
尊敬している友人が、私の書く文章が好きだと言ってくれた。
引用リツイートという形で感想を寄せてくれる人もいた。
「自分の思いを代弁してくれている」
そう言われて、書いて良かったと思った。
自分なりの言葉を添えて紹介してくれた人もいた。
それで変わったのは多分私の人生だ。
 
でも、
ライティングゼミで一番嬉しかったのは、
「救われた」と言われたことだ。
そう言っていただいたのは、学部の教授。
そのゼミ生の卒業研究に参加させていただき、
私は本当によかった、と。
その縁をつないでくれた教授に感謝を込めて、と
記事を書き、URLをツイートしていた。
その教授は返信をくれた。
「こういう研究がいかに人のために役にたつのか、ということをこれ以上雄弁に語ってくれるエッセイはありません」
そして私の記事のURLとともにこのように書いてくれた。
「私こそこのエッセイに救われました」
 
本当に嬉しかった。
誰かに届いて、誰かの救いになったことが、
泣きそうなくらいに嬉しかった。
恩を少しだけ、本当に少しだけ、返せた気がした。
 
誰かに届くように文章を書くのはこれが初めてだった。
これを読んだ誰かが、救われたら。
いつかの私みたいに、前を向けたら。
それには最後まで読んでもらわないとダメだ。
だから「ライティング」の技術が必要だった。
2回生の秋から冬。
思ったより忙しくて、後悔もした。
「いつか書くことが嫌いになるかもしれない」とも思った。
でも、ならなかった。
書いて、その言葉が誰かに届いて、
誰かが「いい」と思ってくれた。
それは今まで
自分の武器を探し続けていた私にとって
誰かに魔法をかけられ続けていた私にとって
やっと自分が使える「武器」を手に入れた瞬間で
誰かに魔法をかけることが出来た瞬間だった。
でもこれから先、私はこの魔法を使い続けると思う。
 
もしライティングゼミを受けるかどうか迷っているのなら
私は迷わずおすすめする。
誰もが、魔法使いになれる。
誰もが、自分の人生を自分の力で変えられるようになる。
誰もが、誰かを救うことが出来る。
そんな嘘みたいな本当の話、ここにしかない。
9と4分の3番線に行かなくたって大丈夫。
 
ようこそ、
「人生を変える」ライティングゼミへ。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 
http://tenro-in.com/zemi/103447
 

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2020-02-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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