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メディアグランプリ

自分の言葉で自分の人生を語れる喜び


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:鈴木亮介(スピード・ライティングゼミ)
 
 
昔から文章を書くのが苦手だった。
小学生の夏休みの宿題では、計算ドリルはすぐ終わるのだが、作文は毎年最終日まで残してしまっていた。最終日の夜に母に叱られて、泣きながら作文を書く始末だった。しかも僕が言った「楽しかった」、「面白かった」といった貧弱な表現を、母親がいい感じの表現に直してくれていた。つまるところ、小学生の頃は、母が僕のゴーストライターだった。
 
昔から自分の経験を言葉にするのが苦手だった。
大学入学時の面接試験でも少し苦労した。高校で模擬面接をしたときに、「高校生活で印象に残っていることは何ですか?」と訊かれても、上手く言葉に出来なかった。高校生活が充実していなかったわけではない。しかしながら、頭の中に印象的なシーンが断片的に残っているだけで、僕はまとまった言葉にすることはできなかった。慌てて買った面接対策本を見ながら、自分自身の経験なのに、借り物の言葉で代替していた。
 
僕はいつしか自分を語れないことにコンプレックスを抱くようになった。
中身ない自分を、外から知識やスキルといった、世間的に良いとされるもので埋め合わせするようになった。自分自身を、外から仕入れた知識や能力の集合体としてしか見れない時期もあった。
 
そんな僕が今ライティングゼミに通って毎週自分に関するエッセイを書いていると知ったら、昔の僕は驚くだろう。
しかも、文章を書くのにハマっていると知ったら、ぶったまげてしまうかもしれない。
なぜ今続けられているかといえば、それは自分の言葉で自分の人生を語れる喜びを感じられるからだ。
 
始めたばかりの時はけっこう辛かった。
ライティングゼミでは、毎週2000字の文章を提出する課題がある。
それは、まともに運動をしたこともない人に、急に毎週20kmランニングをさせるようなものだ。
毎週〆切直前に、僕はひいひい言いながら書いていた。
でもなんとか毎週2000字を書いているうちに、おのずと文章を書く習慣がついてきた。
それと同時に、文章を書く中で、自分自身と向き合う姿勢も身についてきた。
日常生活の中で、この瞬間の気持ちを、自分の言葉で書き残そうと自然に思うようになった。
 
そんなライティングゼミ生活に順応していく中で1つ気づいたことがある。
それは、今この瞬間の考えや思いは、まるで生もののように、鮮度を保つのが難しいということだ。
 
自分という存在は、意外にも不確かなものだ。
人はそう簡単には変わらないと思っていても、思った以上に変わっている。
それも数日、数時間のレベルで。
例えば、夜中にネガティブな考えで頭がいっぱいになっても、朝起きて家を出たらそんな考えはすっかりなくなっていることがある。まるでアンパンマンが新しい顔に変えられたみたいに、嘘のように快活になっているから驚きだ。
自分の深いところにある価値観でさえそうだ。
1人の人間との出会い、新しい世界との出会いは、ほんの短期間で人生を変える力がある。
ハリーポッターが魔法に出会って人生が変わったように、この1年で僕も天狼院に出会って人生を変えられつつある。
実際、1年前の僕には、自分が文章を毎週発信しているなんて想像も出来なかった。
内容も、昔SNSにアップしていた意識高い系の文章ではなくて、ありのままを吐露するようなものに変わった。
本当に小さなきっかけで、自分なんて刻一刻と変わっていくものだ。
 
だから、今感じていることを、明日も同じように感じられるわけではない。
でも文章を書くことで、そんな変わりゆく自分を、ある時間軸でとどめておくことができる。そのおかげで、自分というフラジャイルな存在を、確かな存在として残すことができる。
実際、ライティングゼミの期間中に投稿したいくつかの文章は、その時々の自分の思い  をタイムカプセルのように封じ込めたものだ。
経験の中で得た気づき、将来やってみたいこと、自分の過去を清算する文章、家族への感謝など、さまざまな感情を文章の中に封じ込めた。
数年後にこの「タイムカプセル」を掘り返したときに、こんな自分もいたのか、と僕は驚くに違いない。
もちろん将来の自分はどうなっているか分からないし、今僕が歩いてきた延長線上に、未来の自分はいないかもしれない。
でもきっと、このライティングゼミで書いた文章は、未来の僕を安心させてくれるに違いない。たしかに、このとき、こんな自分がいたんだと。
 
ライティングゼミを通して書く習慣が身についたおかげで、昔のように自分で「自分」を語れずに、慌てて聞きかじった言葉ですげ替えたりすることは少なくなった。
今は自分の言葉で、自分の人生の1ページを書けることに喜びを感じている。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2020-03-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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