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「好きにするよ!」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:田中 真澄(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「やりたい事は何?」と問われると、かなりある。
 
ザッと上げてみると、
起業したい、
家を立ち直したい、
海外旅行に行きたい、
ワーゲンバスが欲しい、
スカイダイビングにチャレンジしたい、
ネコカフェを経営してみたい、
ピラミッドの中に入ってみたい
サックスを習いたい…etc
 
やりたい事はまだまだあるので、この辺で一旦ストップ。
 
子育ても終盤で時間を取られることもなくなり、やりたい事ができるようになった。
ワクワクした気持ちでどれからスタートを切るかと検討中している中、友人Aから電話があった。
 
友人Aは大学で仲良くなり今もよく話す仲だ。
京都の大学で出合い学科で日本史を共に学び共に遊び倒した親友。当時は、互いに一人暮らしだったので、互いの部屋に泊まりあい夜通し話し、笑い楽しい毎日だった。
 
電話の内容は同窓会のお誘いだった。
2〜3年に1回はあるのだが、私はタイミングが合わず
あまり顔を出したことがなかった。同窓会の予定日は1ヵ月後の週末。今回は予定が合う。
 
「暫く顔を出してないし、一緒に行こうよ。
久しぶりにみんなにも会えるよ」と。
 
友人Aの誘いもあり久しぶりに同窓会に行くことにした。
 
同窓会当日までは、みんなに会える楽しみもあり、なんだか、ソワソワした気持ちになりながら、何を着て行こうかなぁ、少しダイエットしようとか、浮かれて楽しみにしていた。
 
いよいよ当日の土曜日、同窓会の開始は17時で場所は梅田のちょっとお洒落なレストランと聞いていた。
 
料理は何が出るのかな?と楽しみにしながら、
友人Aとレストランに向かった。店内は騒がしくもなく、落ち着いた雰囲気。
 
17時を少し過ぎた頃からパラパラと集まった。
集まったのは10名。「久しぶり〜」を合図にお喋りダイムが開催!
 
女の人生色々で、未婚の人もいれば、離婚した人もいたし、社会的に成功している人もいた。
 
話しながら、集まったメンバーの顔を見てみんな変わってないなぁと言いたかったが
残念ながら……時の流れは残酷だった。
 
私にも、みんなにも確実に平等に時間が流れていることを実感しつつ、
楽しい時間が過ごせるはずだった。
 
友人Bとも無事再会した。
友人Bは友人A程仲良くはないけれど、大学のときは程よい距離感がある友人だった。
近況を話しながら、友人Bにこれから時間に余裕が出来るから色々やりたいことを話すと鼻で笑われてしまった。
 
「もう、40代後半なのに今から何か始めるって無理じゃない?
プロになれるわけでもないし、やめた方がいいって」とやたらと否定的に言ってくる。
 
「ただ、色やってみたいだけなんだけとね」と、軽く反論しつつ、
 
この感じ……
どこかで……
 
頭の中でママ友との会話に似ていることを思い出していた。
ママ友との会話は子ども習い事を始めることについて否定的なことを言われ落ち込んだのだ。
 
当日、息子の喘息に悩んでいた私は息子をスイミングに通わせようと思っていた。
スイミングに通わせようと思う事を幼稚園バスのお迎えの時間に何気なく言ってしまった。
言ってから近所の子は殆ど体操教室に通っていることを思い出した。
 
数人のママ友は、「スイミングに行くんだ」と軽く流して終わったが、ママ友のボス的存在の人は軽くは流さなかった。スイミングを止められ体操教室を勧められた。もちろん、ボスママ友の子ども2人も体操教室に通っている。
 
ボスママ曰く
 
「体操教室に行かなかったら仲間外れになるよ。
幼稚園で体操教室に行ってないのはたっくん
だけだし、スイミングはやめておいたら?」
 
心の中で、どこに通わせようが人の勝手や!と思いながらも、喘息で幼稚園を休みがちの息子が仲間外れになることは、とても怖かった。
その怖さに負けてスイミングに通わせることを諦めてしまった。
そして体操教室に通わせたが息子は馴染むことができず、たった3ヵ月で体操教室を辞めてしまった苦い経験がある。
 
子どもが成長するにつれ、近所のママ友との付き合いも少なくなった頃、
何故、人の言葉に従ってしまったのだろうと人の思惑に振り回されてしまったことを
深く後悔した。
 
友人Bとの会話はあの時と凄く似ている。
もう後悔したくなかった私は友人Bの言葉を聞きながら、もう人の言葉にまどわされないぞ!と心に決め更なる反論にでた。
 
友人B
「 新しいことなんて止めて置いた方がいいよ。
若い子の中に馬鹿にされるよ」

「心配ありがとう。プロになりたいわけでは無くて、ただやってみたいのよ。
お金は無いから、勿論働きながらだけど、まだまだ自分に刺激を与えていたいしね」
 
友人B  「のんびりすればいいじゃない?」
 
ああ言えばこう言うなぁ……
暇なのかな?
人のことに首突っ込まなくてもいいやん。
イライラしてきた私は言ってしまった。
 
最後に一言を……
 
「のんびりするのは死んでからにするね。 じっとしているのは勿体ないしね」
 
言った瞬間、しまった!と思ったが
時既に遅く、友人Bの目は釣り上がり
 
「あんたっていつも人の言うこと聞かないよね!」
と語気を強めて言い放ち、友人Bは言い終わると席を離れていってしまった。
 
なんとも後味が悪く、居心地が悪くなってしまったが、周りの雰囲気とは逆に私の気持ちはスッキリしていた。
もう、後悔するのは嫌だったし、これからは、周囲の眼を気にせずどんどん自分の気持ちを出して、やりたいことをやって行こう、時間は有限だしねと強く思った会話だった。
 
スッキリした顔で、友人Aを見るとAは肩を震わし、笑いを堪えるのを我慢していた。
 
同窓会は楽しくもあり、少し居心地が悪くもあったが、別れ際に友人Aから別れ際に言われた一言が忘れられない。
 
「あんたって弱い振りしてやり返すよね。 学生のときから、変わってへんなあ〜」
と笑顔で言われた。
 
 
 
 
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2020-04-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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