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メディアグランプリ

今年を振り返って


山田さん 今年

 

記事:SHOJI THX YAMADA(ライティング・ゼミ)

 

2015年も残り僅かとなり、マスメディアは一斉に今年を振り返る特集をしている。
個人的に今年は、大変革の年であった。なんといっても、30年振りに引っ越しをした位だ。

世間を賑わせたニュースの中では、ラグビー大好き人間として、ラグビー日本代表のワールドカップ・イングランド大会に於ける、対・南アフリカ代表(優勝候補)戦の歴史的勝利並びに、それに続くラグビーブームを、一番に挙げたい。
確かに、今期の日本代表は強かった。フィジカルもメンタルも。
少し専門的にいうと、堀江翔太選手とルーク・トンプソン選手の、決して速くは無いが力強い走りには、目を見張った。力強い走りとは、相手にぶつかりに行っても倒れ無い事である。ラグビーは、コンタクト・スポーツでしかも、立っていないと仕事にならない(プレー出来ない)競技だ。
また、そんな中で特筆すべきは、二人のリーダーシップに集約される。ヘッドー・コーチのエディー・ジョーンズ氏と、キャプテンのマイケル・リーチ選手(ニュージーランド出身。日本国籍取得済み)だ。
大いなる目標(成果)の為に、メンバーに過酷な試練(練習)を課し、外からの中傷・内からの批判を一身に受け止めていた。
これぞまさに、リーダーシップである。

日本には古くから「船頭多くして船山に上る」との諺がある。
一般的には「リーダーが複数居て方向性を失う」と、捉えられている。
しかし、実用的解釈としては「全員が廻りに気を遣う余り、物事が進まない」の方がお勧めだ。

先日、ある舞台を観た。観たというより、若干の裏方手伝いをさせて頂きながら、少しだけ内野席からの観劇となった。

素晴らしい原作と脚色、今世に打って出んとする若手俳優たちによるエナジー漂う演技は、素晴らしいものが有った。
音楽(全てオリジナル)は最高だった。
制作・裏方スタッフは、忙しい年末にもかかわらず一所懸命働いていた。

しかし、残念ながら小生は何とも言えない焦燥感に駆られた。
キャスト・スタッフの誰にも、この舞台を背負って立とうとする、‘気’を感じなかったからだ。それさえ有れば、満席の館内が嗚咽に包まれるはずであった。
結果は逆だった。十分に埋まっていない館内には、爆発寸前ではあるものの、何かの種火不足な感が残っていた。

私的考えである。
キャスト・スタッフの中でせめて一人だけでも、全批判・不満を一身に引き受けようとする覚悟が欲しかった。
当然、成功すれば称賛を独り占めして構わないのだから。その権利を、みすみす放棄した結果と言えよう。
酷い言い方をすれば、この劇団には残念ながらプロ意識が欠けていた。
または、一般大衆が日夜持ち合わせている、仕事に対するモチベーション(時給マインドでは無い)を、理解出来なかったといってもよい。

“良い芝居をすれば、それで良い”は幻想だ。
“良い品を作れば売れる。それでビジネスは成功する”という、昭和中期(高度成長期)的発想と同じだ。
古過ぎる。
今や販売しているものは良品が前提で、粗悪品を探す方が苦労する位だからだ。

それともし、裏での苦労を称賛してもらおうとするならば、これは前時代的と言わざるを得ない。
努力無しの成功なんて、幻想だと皆気付いている。

現代のリーダーにとって、必須の資質はメンバーを外部の批判から守ることにある。ネット社会では、批判の嵐が吹いているからだ。
身を挺して、自らが批判の矢面に立てば良いだけだ。
それが出来てこそ、メンバーからの信頼が得られるのだ。

また、リーダーに頼り切るかの様なメンバーも、問題だ。
当事者意識に欠けるかの様に、なるからだ。
どんなリーダーも生身なのだ。
取って代われる資質は、メンバーの必要条件の一つなのだ。
そうしなければ、リーダーは身を挺してくれないだろう。

メンバーの‘和’を得る為に、そこを目標にするのはアマチュアの集団である。
プロフェッショナル(特にビジネスに於いて)集団とは、勝利(成果)のみにて‘和’するものと考える。

 

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2015-12-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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