メディアグランプリ

人は数字が100パーセント


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記事:ちくわ(ライティング・ゼミ 特講)

 
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いつからだろう。
人を数字で判断されるようになったのは。
劣等感を感じずにはいられない・・・・・・そんな時代になってきた。
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先日、自分を「証券化」できるサービスがリリースされた。
特にSNS界隈で賑わっており、インフルエンサーと名高い方たちがこぞって登録しているという。
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どういうサービスかというと、「株式公開による資金調達」は、基本、上場企業しか行われない。たとえば、トヨタやソフトバンクなどだ。それを個人単位で、「上場」し、株式を発行できる。すると、この個人に価値がある判断されれば、一般投資家から広く資金調達ができるという仕組みだ。
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こうすると、クラウドファンディングにも近いようにも聞こえるかもしれない。しかし、クラウドファンディングは、サービスや目的単位ごとであるのに対し、こちらのサービスは自分個人に対して、価値がつけられる。個人として「優待」を株主につけるべく、限定公開コンテンツを見せたり、イベントやグッズを提供したりすることもできるという。だから投資家に「価値がある」と思われなければいけない。
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やりとりは、ビットコイン。そもそもこのシステム外で、ビットコインを保有していないといけないが、それさえクリアすれば、フェイスブックで簡単に新規登録ができる。現在、登録待ちで行列になっている噂も聞くほどの人気ぶりだ。
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このように誰でも、上場、投資家、どちらにもなれて、売買できる「可能性」がある。
そう、これはあくまで「可能性」で、そもそも登録するには、ハードルがある。
そのハードルとは、ツイッターやインスタグラムのフォロワー数、そしてフェイスブックの友達の人数。人数が少なすぎると、お断りされてしまう残酷なシステム。さらに、その人数がお金に換算され、自分の時価総額=価値となる。
自分のことを知らない人からすると、その数字によって、投資判断をされる。
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自分の価値は、SNS上でつながっている人の数が全てではない。だが、このシステムの中では優劣がはっきりつけられてしまう。どんなにリアルな世界で友達がいても、その人がSNSをやっていなければ、この場に限っては無価値になる。お金で判断されてしまうことがまた非情だ。いや、とんでもなく恐ろしい時代になった。
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そんな中、私は耳を疑うような話を聞いた。ツイッターのフォロワーを「買う」手段があるという。フォロワーを増やすことが、自己顕示欲や自己満足になっているだけなら、個人の自由かと思う。ただ、それによって「時価総額」を上げる要因になり得るとしたら、いかがなものだろうか。私は、モヤモヤした気持ちになる。
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なぜなら、私は友達が少ないと認識しているからだ。
そして友達とは多さだけが基準でないと、思っている。濃密さや、結びつきの強さも基準のひとつだろう。人数が少ないことで、今まで悲しいとか、劣等感までを感じることはなかった。自分の顔の知っている人と、フェイスブックやインスタグラム上で、つながることはできて、日々の様子が知れる。それでよいと思っている。
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まるで呼吸をするようにSNSを使う人がいる。自分の意見をバンバン公開して、フォロワーを増やしていく。私はといえば、投稿もあまりしない。友人の出来事にコメントを書き加える程度か、もしくは情報収集として利用している。ツイッターに関しては、ほぼ機能していない。情報収集や、人のタイムラインを見るためだけにアカウントを登録しているだけ、という表現が正しい。
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お断りされると悲しいので、このシステムに登録しようと、今は全く思わない。でもこのように全て数字で可視化され、それがあなたの価値だよ、と言われる世の中は果たして幸せだろうか? 逃げ場がなくなって息苦しくなるだけではないだろうか?
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「友達100人できるかな」と小学校1年生の頃、無邪気に歌っていたが、100人作るのは大変だ。少子化の世、過疎地域であれば、難易度は高い。SNSは誰とでも友達になれる可能性は高いが、つながってもらえるか、信用してもらえるかは、また別の話だ。
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ただ、ふと思い返すと、数字を自分の価値として判断されることは溢れている。
テストの点数、偏差値、身長、体重、年収、年齢、貯金・・・・・・そして今度は、友達の人数をお金に換算される。
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そして、この「自分上場」システムを全否定するわけではない。
上手くつかいこなして、事業をうまく軌道にのせられる人もいるだろう。必要としている人もいるだろう。
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このシステムは、選択肢の中のひとつでしかない。それなのに、目くじらをたてていたのは、私の劣等感でしかなかった。今までが全てではない。
冷静に考え直してみる。
もし、このシステムで価値を見出したかったら、お金で買うようなことをせず、努力すればいい。仕事の能力を高めて人の役にたてるようなことを企画する、積極的にコミュニティに関わっていく。方法は色々ある。
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そして何より大切なのは、自分が幸せと思えるかどうか。お金がたくさんあっても、他人にどういわれても、自分が幸せだと思うなら、それでいいではないか。
数字は100パーセント、自分の幸せを決めるものではない。
これを頭においておけば、数字に振り回されず、自分らしくいれるのではないだろうか。
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2017-06-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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