メディアグランプリ

ライティング・ゼミから学ぶ家造り


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:鈴木 伸幸(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
「こちらのモデルハウスは子育てや家事で大変な方達の家事負担を減らすことを目的として作りました」
先日、お邪魔したモデルルームで聞いた話である。
このように書いていると、家を建てるのかな、と思われるだろうが、実は昨年家を建てたばかりである。
では、なぜ見に行ったかというと、妻のひと言から始まった。
 
「子育て世代のママ達をターゲットにした家が近所に建つんだって。どんな家なのかな」
 
つまり、どんな間取りか気になるので見に行きたいということだ。
既に家を建てた後で、見学に行っていいものか若干気が引けたが、随分と具体的なコンセプトだなと思ったので、多少の興味がわき、見に行くことにした。
 
担当者の出迎えもあり、早速中を見学させてもらったが、正直驚いた。
家事の時間短縮のために考えぬかれた家事動線、特に洗濯をする場所に関しては、洗濯はもちろん、室内干しや衣類の収納もその空間だけで全て完結するものであり、まさしく、家事の時間短縮だ。
色々なモデルルームを見てきたが、ここまで目的をはっきり主張している間取りを見たのは初めてだ。はっきり言って無駄がない。
 
これを見て、「自分が家を建てた目的ってなんだっけ?」ということを考えてしまった。
家を建てたのは、子供が生まれて住んでいたアパートが狭くなってきたこと、同じ金額を払うなら一軒家を持った方がいいということが理由だが、それはきっかけであって、目的ではない。
ここで言っているのは、「どんな家に住みたいか」ということだ。
思い返してみれば、あれが欲しい、これが欲しいという要望は出したが、具体的にどんな家に住みたいかという要望が決定的に欠けていたと思う。
できあがった家に対して不満があるわけでなく、むしろこちらの出す要望に応えてくれた業者に感謝すらしているのだが、この新しい家でどのような生活をしたいのかという目的をはっきり伝えていれば、もっといいものになったかもしれない。
そういえば、このようなことをつい最近学んだような気がする。
 
現在受講している天狼院書店のライティング・ゼミのことだ。その中で教わった、書く目的がはっきりしていないと迷走するということが、そのまま家造りにもあてはまる。
迷走すると、ライティングでは何を伝えたいかわからないまま終わるが、家造りでは間取りの失敗に繋がりかねないため、ただ終わるでは済まされないことがある。これからその家に住み続けなければならないからだ。
例えば、注文住宅で間取りを設計する際に、あこがれで欲しい物があったとする、若しくは流行だからという理由で取り入れたとしよう。
いざ、住んでみると、それが無駄なスペースに成り下がることがある。
理由としては、人間のライフスタイルはそう簡単に変えられるものではないので、せっかく作ったのに、ろくに使用しないという状況が起こりかねないのだ。
つまり、自分の生活にとって必要なものではなかったということであり、無駄なスペースが増えることによって、かえって住みづらくなるという悪循環がおきる。
おそらく、要望が多ければ多いほど、失敗する可能性が高くなるだろう。
なぜなら、間取りは決められた空間の中で完結しなければならないので、目的もなく手当たり次第に要望すれば、そちらが優先されてしまい、水廻りや採光性など生活に必要な部分が置き去りにされてしまうのだ。
 
限られたスペースで完結しなければならないからこそ、目的ははっきりしておく必要がある。
なんとなくかっこいいから、流行だから取り入れよう、ではなく、家事の時間短縮をしたい、荷物が多いので収納を多くとりたい、趣味を充実したい、といった目的を設定すれば、業者もプロなので提案しやすいのではないかと今更ながらに思うようになった。
 
施行担当してくれた業者の皆様、ごめんなさい。要望の範囲内で間取りが無難におさまるよう骨を折ってもらったのでしょうね。個別の要望よりも全体のイメージを伝えるべきでした。
 
これから家を建てようと考えている人は、まず自分のライフスタイルを再確認した方がいいと思う。
その上でどんな暮らしがしたいか、家を建てる目的を明確にしておくことが必要だ。
更に目的を明確にすることは、業者選びにも影響してくる。
これは実際、家を建てようと調べ始めて気付いたことだが、未だに聞いたことのない業者が出てくるほど数が多い。
これだけあると、どの業者がいいのかというのが悩むところではあるが、目的をはっきりしておくということは、その分野に強い業者を絞り込むことができるので、業者選びがしやすくなることにもつながる。
 
もし、自分が今建てるとすれば、子育てに時間を割くことが多いため、家事の時間短縮につながる家、つまり冒頭で挙げたモデルハウスのような家を想像する。
しかし、子供が大きくなれば、ライフスタイルも変化し、必要とする目的も変わってくるだろう。もし、家を建て替える機会があれば、この考えを忘れずに実践していきたい。
この考えに行き着いたのも、ライティング・ゼミで学んだことが影響しているが、家造りの前にこの講座を受けていたら、どうなっていただろうか。
「人生を変える」という触れ込みだったが、まさか家造りを書店から学ぶとは思いもしなかった。
 
恐るべし、天狼院書店。
 
 
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2017-08-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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