メディアグランプリ

課題山積みがもたらす心の整え方


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:Minami(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
 
今年は酉年、私は年女だ。
「先手で駆け巡る年にします」と挨拶したのは、会社員時代の仕事初めの日のこと。あれから早いもので12年が経っている。今年、駆け巡りはしなかったが、心にはさまざまな思いが駆けめぐる年になった。
 
今年、「話すこと」「教え方を学ぶこと」「書くこと」の3つをプロから学ぶと年始に決めた。
それぞれ講座に通ったわけだが、この3つに共通しているのは「課題の多さ」だった。期間はそれぞれ3ヵ月、だいたい15週間、3つで45週間、今年は何らかの課題と取っ組み合いながら過ごしていた。
 
一番しんどかったのは、書くことだ。
テーマは自由、毎週2000字の文章を投稿し、添削を受け続ける、そうこのライティングゼミだ。課題提出は自由、提出すれば合否が決まり、合格ならホームページに掲載され、不合格ならダメ出しを受ける。なぜそこまで頑張るのか自分でもわからないが、クリスマス提出期限のこの日もこうして書いている。
 
言葉にならないけど伝えたいメッセージが自分の奥底にあり、「書くこと」で自分の心を整理されていくことを望んでいたのだろう。おかげ様で、人生で大切なことや優先順位も明らかになった。
 
今年、泣き叫びたい出来事があった。
主人の膀胱がんが2月に発覚した。それは突然の出来事だった。夕飯を食べ終わりテレビを見ていると、「血尿が出た」と主人から言われた。翌日、地元の病院に行き、疑いがあると診断され、夫婦でガンセンターに診察に行くと、医師からはパソコンを見ながら「がんですね」といとも簡単に宣告された。どうやって二人そろって帰ってきたのか覚えていないほどだった。
 
この日からすべてが変わっていった。
私は職人気質なので、仕事に妥協を許さなかった。今までスタッフの仕事にもいちいち口を出し、やり直しをしてもらうことが多かった。「だから会社が大きくならないんだよ」と周囲に言われても、こだわりを捨てるなら、会社をたたんだほうがましと思うぐらいの頑固もんだった。
 
主人の命より大切なものなんてない、
すべての優先順位が「主人」に切り替わっていった。
 
スタッフに仕事を任せざるを得ない状況になった。
私のこだわりの根源は劣等感のかたまりからきている。勉強ができなかったコンプレックスが、「人の3倍頑張らないといけない子」という感情が私の中に植え付けられた。その歪んだ思いは「私でもできるのにどうしてあなたたちは努力しないの」に発展し、スタッフたちに腹を立てていたのだ。だから、「もうついていけない」と去ったスタッフもいた。
 
友人に話したら「これからは、人の3倍、人を信じることを頑張ってみれば」と言われた。「そうだ、今の私にはこだわりはない、スタッフを信じる自分を信じることからスタートしてみよう」と素直に思えた。
 
すると、事態は好転していった。
スタッフは私が考えているよりも非常に優秀で、私の心配は杞憂に終わった。むしろ私が口を出さない方が物事がスムーズに運んでいった。拍子抜けした。今までキリキリしていたのは私だけだった。こだわりを捨てたら、歯車が回り出した。
 
私は地方で行われる出張に行くのを止めた。
どうしても行かざるを得ない状況のところだけに絞り、その他はスタッフが手分けして行ってくれた。手術の時、スタッフから「会社にこないでください、今は旦那さんについて励ましてあげてください、こちらは何とかします」という言葉とともにお守りをもらった。主人には病気治癒、私にはこころ守りと書かれていた。主人のがんの手術も成功し、その後の抗がん剤もうまく効いてくれた。
 
もうひとつ、人間関係の断捨離もした。
大変お世話になっていたが、無理難題を言ってくるクライアントがいた。事を進めるときのパワーもある分、その強引さに長年苦しめられてきた。そのクライアントと地方でお会いする約束になっていたが、主人の手術後の予後が芳しくなかった。1週間前、正直に事情を話し、スタッフに行ってもらうことをお願いしたが答えはNOだった。往復10時間かけ、約束を守り、日帰り強行出張で乗り切った。
 
そして今月、今度はスタッフを地方によこしてほしいいう依頼がきた。今月は繁忙期のため、スタッフとて急には行かせられない。しかも宿泊交通費は自腹で。丁重にはっきりとお断りしたところ、「もういい」とのご立腹メールがきた。私にとって大切なのは、スタッフだ。こちらがもういいと思った。
 
年始に決めた3つの講座は、どれも課題が多く私を悩ませ、さらにそこに人生の課題も上乗せされた。
重荷を一人で背負うのは大変だが、主人や家族、スタッフにも背負ってもらい、助けてもらえたのだ。
 
これからの人生、モノも人間関係も質の時代に入っていく。
八方美人で人から良く思われたいという思いも断捨離した。
私が決めたことで失った関係もあったが、自分にとって大切なのは家族であり仲間ということがわかった。
 
書くことを通し、自分の心を整理することができ、
揺れない自分を作るための忘れられない1年になった。

 
 
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2017-12-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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