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メディアグランプリ

やっぱりあの話は詐欺だったのかしら?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:眞水純子(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「ご当選おめでとうございます」
現金1000万、金塊、旅行券100万円分、高級車、高級腕時計、生活家電等々お受け取りの手続きがまだのようですのでお急ぎくださいませ。
 
「現金1000万???」
携帯にこんなメールが届いていた。パッと見ただけで怪しさ満載なのだが、こんなメールが一日に何通も届くのだ。3億円をあなたの口座に振り込みたい。とか、遺産を相続したからあなたにも使って欲しいとか、そんな事が書いてあることもあった。
 
一体どういうつもりなのだろう? こんなメール誰が信じるのだろうか? すぐに怪しい事はすぐにわかるではないか。なのに迷惑メールフィルターをくぐりぬけて今日もメールが届いていた。
という事は、このやり方でそれなりの反応があるからやっているという事なのだろうか? 連絡したらお金が貰えると信じる人がいるのだろうか? 大量に送れば、一人くらい騙される人がいるのかも知れない。
 
その一人となりうる候補が我が家にもいる。それは主人だ。今までにもうまい投資話に引っかかったことがある。うまい話を聞くとおかしいとも思わずにすぐに信じてしまうのだ。言われるがまま。よく言えば素直なのだが、全く疑うことを知らないのだ。今でも簡単に騙されてしまうと思う。
 
だから私はうかうかしてられない。その分私が疑い深くなってしまった。その話に怪しいところはないか? 話に矛盾点はないか? その人の動き、話し方、目線、感情をじっと観察しチェックするのだ。
 
先日も、土地を買いたいと電話がかかって来た。20年前に主人の父が千葉の山林に倉庫用として土地を買ったのだ。自宅から2時間以上も離れた場所を結局倉庫にするはずもなく、父の死後、そのまま何年も現地にも行かず、16年も放置されている土地があるのだ。そもそもその土地も、現地価格よりも数倍高く購入していた事が後になってわかった。現在のその土地の価値は購入時の10分の1もない。売りたくても売れないと落胆している人につけ込んだ、うまい話を担当者は持ちかけて来た。
 
その話というのは、老人施設を作りたいので土地が必要になった。相場の5倍で購入したいと。それでも購入時の半分までしか行かないが、少しでも損を取り戻したいという心理につけ込んでくるのだ。そのためには、ある条件を満たさなくてはいけない。国に補助金の申請をするので、手続き等で先に190万円が必要。それが可能ならば、5倍で買うという事なのだ。そのお金はいずれ戻って来るが、念のために、それ相当の土地を担保に渡すから大丈夫とも言って来た。ノーという理由がない。
 
検討させてもらうと、一旦返事を保留した。うまい話だ。主人も義母さんも乗る気だ。だが、話がうますぎる。先にお金を渡すというのがどうも引っかかる。
 
結局この話はどうなったかと言うと、向こうからお断りされた。
説明時の資料が欲しいだの、補助金の申請先はどこなのかだの私が色々と疑問点を質問をしたのだ。すると急に担当者の口調が変わり
「この話はお互いの信用関係で進めるものです。信用関係が結べないようなら、この話はなかった事にしましょう」と電話を切られたのだ。
 
「あの話はサギだったのかしら? 私一人だったらきっと騙されていたわ」と少し残念そうな義母さん。もしかしたら売れるかも知れない。このチャンスを逃したらもう二度と話はないかも知れない。その思いがサギに引っかかってしまうのかも知れない。
 
疑わしいけど、もしかしたら本当かも知れない。
そんな人が、「1000万円振り込みいたします」というメールに反応しているのかも知れない。巧妙な手口でいかに騙すのか? それをいかに騙されないように気をつけなきゃいけないのか、何だか殺伐とした世の中になったものだ。
 
だけど、世の中そんな人ばかりじゃない。ほっこりする話もあるのだ。
コンビニで小学生が一人でアイスを買おうとしていた。支払時にあと20円足らないことがわかった。どうしらたいいのか困ってお母さんに電話していたら「ボクが払うよ」と見ず知らずの青年が全額支払ってくれたというのだ。
何も言わず去っていく姿がカッコよかったと娘が教えてくれた。やるな青年。聞いている私までとても気持ちのいい話だ。もしかしたらその青年も気持ちよく一日を過ごせたかも知れない。
 
人から騙して奪うよりも、気持ちよく与える方がいい。そして与えられた方も喜んで気持ちよく受け取った方がいい。その方が気持ちのいいエネルギーが流れる。
「いいです、大丈夫です」と遠慮してしまうことが多々あると思うが、ありがたく受け取っておこう。その方がきっといい循環が起こると思う。私も与え上手、受け取り上手になりたいものだ。気持ちのいい世の中で心地よく過ごそうではないか。人生100年、まだまだ先は長いのだから。

 
 
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2018-07-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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